アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

季節はずれの秋の増水

2011-10-22 | 四万十川 秋

のち 最高気温26度。

 22日正午。四万十川は、約4メーター増水、カフェオレ色の速い水の流れ。

両ダム(津賀&家地川)あわせてのダム放流量は、240㌧

 

 週末の四万十は、季節はずれの大雨になりました。

台風顔負けの低気圧が九州の北東に進み、

その西にあたる四万十に、あたたかい南風がジャンジャン流れ込んだのです。

 21日の朝から降り出した雨は、時間が経つにつれそのイキオイを増した。

午後から夜遅くにかけて、ときおり空は

—まるで雨粒を弾丸にした機関銃をぶっ放すかのように— 激しい雨を屋根や家に叩きつけていきました。

そして水は水を集め、川の流れはグングン太くなり、夜中には近所の沈下橋が泥水に沈みました。

そのときのダム放流量は、た・し・か・約600㌧(寝ぼけ頭で聞いてたので)。

総雨量は、約300㍉(流域の最も雨量が多かった観測地点で)。

 

 今回の増水、ダムの放流量のわりに下流に水量が多いのは(江川崎より東側~ダム上流域と比べ)、

江川崎より西の地域や、その下流の地域で大量の雨が降ったからです。

つまり、四万十川上流域よりも、中流域~下流域の西側でより雨量が多かった。

黒尊山塊や目黒川上流の滑床渓谷では、時間雨量80㍉降ったそうです。

今年、沈下橋が増水に浸かったのは、これで3回目です。



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