アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

10月25日(火)のつぶやき

2022-10-25 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

今朝の川は、北寄りのひやい風が、びゅうびゅうと強く吹いてます。

止めた自転車が吹き倒されてしまうほどの。

もうすぐ冬か・・・。

空と川は、一風?ごとにじこじこと青が深くなってゆきます。

今日の最低気温は、8、8度(今季最低)。

秋の川辺に。

*クサギの実は、古くから「常山の実」と言われて、青色の染料材料に使用されていました。

実は深い青ですが、布を染めると淡い青色になり、赤紫色のガクは灰色へと染め上がります。

 

 最高気温21、1度。午後も晴れ。

陽のあたる風裏の川原で、ごろり横になって、淹れたコーヒーを飲みながら本(詩)を読む。

聞えてくるのは、木々のざわめき、瀬音、鳥の歌。

「川が大きな河に流れこむ場所や 河が海と合流する広い河口。

水と水とが出会うところ。

そんな場所は僕の中でいわば 聖域のように際立っている。

でも海をまさに目前にした河の素晴らしさったらないな。

僕はそういう河を、他の男たちが馬やら魅惑的な肉体の女を愛すように愛している。

僕はこの冷たくて速い水の流れにひきつけられるのだ」

詩集「水と水とが出会うところ」レイモンド・カーヴァー

 

秋の午後の川は、陽が山に入るのがはやい。日陰になった川原は、ひやい。家にもどろう。

帰路、道脇の草むらの日だまりに、一匹の野良ネコが、じっとまるくなって目をとじていた。

なんともシアワセそうなネコの表情に、思わずたちどまって見とれてしまう。

おだやかな秋の陽ざしに、ほんのつかの間、憂き世をわすれる旅の途上です。ネコも人も。