アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

さよなら真夏の日々

2006-08-19 | アークツアー 真夏

 最高気温32度。

 「いつの間にか眠ってしまっていたようだ・・・」

夜明けの空は、まだぐずついてキゲンが悪そうです。

なまり色の雲の群れが、静かにスバヤク北の空に流れて行きます。

 

 約11メーター四万十川を増水させた、足の遅い台風10号。

増水が警戒水位をこえた昨夜、僕はまず車を高い橋のうえに逃がしました。

そして、水が庭下まできたら、

1階艇庫のカヌー&装備をすぐ2階に運べるように、夜通しおきているつもりでした。

でも、夜中に雨の降りかたが小康状態になったところで、ダウン・・・。

幸いなことに四万十川はあふれず、村は水に浸からずにすみました。ほっ。

 

 翌朝。

車を置いた橋の上から、増水しカフェオレ色になった川を、僕はボンヤリとながめました。

この台風騒ぎで、おとといからツアーは中止。

しつこく予報とにらめっこしたあげくの、残念無念な「ツアー中止」の判断です。

ゲストの皆さんや各方面へ連絡。その後は大増水への警戒。

心の中で・焦燥・無念・諦観・希望・楽観がフクザツに渦を巻いた2日間。

 

 「レット イット ビー?ケ セラ セラ?」

自然が与えてくれる素晴らしさ(光)と残酷さ(影)を僕はしみじみと感じました。

そしてあらためて「僕らはいつも風の中で暮らしている」のだと思うのでした。

(心地よい風もあれば、暴風雨もありますね)

 

 今年の真夏のarkツアーは終了です(もちろん夏もツアーもまだまだ続きます)。

最高気温33~37度。川面の水温29~30度。

ツアーに参加されたゲストの皆さん、ありがとうございました!!

Thank You! kazu君