金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【速報】 日本ダービーに、牝馬サトノレイナスの参戦決定!

2021-04-22 07:13:07 | 競馬

 昨日の当Blogで、「もしも、ソダシが日本ダービーに出てきたら‥」というお話をさせて頂きましたが、桜花賞2着のサトノレイナス陣営から、同馬の日本ダービー参戦が発表されました。桜花賞2着からのダービー参戦は、あのウオッカと同じです。

 昨日も申し上げたとおり、皐月賞のレースレベルをはじめ、この世代の牡馬クラシック戦線のレベルをクールに診断した結果、勝算有りと判断したのだと思います。特に、歴史的ハイレベルであった、今年の桜花賞の上位4頭であれば、オークスでも、NHKマイルCでも、日本ダービーでも、十分に勝負になると思います。

 今回の判断に至るプロセスとして、サトノレイナスの主戦ジョッキーであるルメール騎手から、国枝栄調教師へ提言があった模様。ルメール騎手には、3歳牡馬にオーソクレースという有力馬がいるにも関わらず、それよりもサトノレイナスの末脚や総合力の方が勝るという実感があるのでしょう。もちろん、この背景には里見オーナーの強い希望があったことは間違いありませんが、定年まであと4年の国枝栄調教師としても、宿願である日本ダービー制覇を、このサトノレイナスで実現したいという判断に至ったのだと思います。

 実は3年前、国枝栄調教師は、あのアーモンドアイで、日本ダービー参戦か、オークスかで、迷った経験があります。あの時は、同年代の牡馬陣に、ダノンプレミアム、ワグネリアン、ステルヴィオといった強力メンバーが揃っていたため、敢えてリスクを冒す判断には至りませんでした。しかし、今回は冷静に分析して、勝負をかけてきたものと思われます。

 ちなみに、オークスの方は、僚馬であるアカイトリノムスメで、同じくルメール騎手を鞍上に狙っていこうという方針

 

 さてそうなると、ここからの注目は、無敗の桜花賞馬ソダシの動向。ソダシは、そのままオークスへ向かうのか、それとも最大のライバルであるサトノレイナス同様、日本ダービーへ参戦するのか? ここ1週間で判明すると思います!


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【競馬】 もしも、日本ダービーにソダシが出てきたら‥

2021-04-21 07:42:00 | 競馬

 先週の日曜日に皐月賞が終わって、エフフォーリアが圧勝した段階で、私を含めて、多くの競馬ファンは「日本ダービーは、もう1強。頭固定を決めて、あとはどこの穴に流そうか?」などと、気の早い予想を思い巡らせたことと思います。

 しかし、月曜日になって、グリーンチャンネルの「タイム分析」を見てみると、皐月賞のタイムレベルはDメンバーレベルはC。前週の桜花賞のタイムレベルがAメンバーレベルがBだったことと較べても、今年の3歳牡馬陣のレベルの低さを冷静に考えざるを得ないと思い至りました。

 もちろん、エフフォーリアが3歳牡馬第1位であることは間違いないと思います。皐月賞組との勝負付けは終わっていますし、ダービー直行組の中の最有力馬のシャフルアールも、共同通信杯で負かしているので、男馬の中にはほぼ敵はいません。

 しかし、ソダシをはじめ、桜花賞の上位4頭のどれかが、もしオークスでなく、日本ダービーに向かってきたとしたら‥。

 少なくともNHKマイルCならば、間違いなく1番人気になりますし、もし、ソダシかサトノレイナスがダービーに出てきたら、私は牝馬を本命にしてしまう気が致します。やはり、タイムの裏付けがない馬を、ダービーなどのスーパーGⅠレースでは本命に指名できないからです。

 ウオッカとダイワスカーレットがいた年に似ています。ウオッカの本質はマイラーでしたが、ダービーでは3馬身差の圧勝で、のちの菊花賞馬アサクサキングス以下を退けています。

 

 もしも、ソダシが日本ダービーに出てきたら‥。

 世界初、白毛のダービー馬誕生になると、自分は考えております。


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【次のスーパー種牡馬は?】 2018年生まれ 世代別サイヤーランキング ②

2021-04-20 06:53:05 | 競馬

 ディープインパクトのあとを継承するスーパー種牡馬は誰か?

 それを占う上で、最も注目されている指標が「2018年生まれ 世代別サイヤーランキング」。これは、今年のダービーの週が終わった時点で当面の最終結果が出る訳ですが、皐月賞が終わった段階での中間経過を見てみたいと思います。

 ちなみに、この「世代別サイヤーランキング」という指標は、既に実績が出ているベテラン種牡馬でも、まだ2年目や初年度で、産駒の世代が少ない新人の種牡馬でも、同じモノサシで測ることが出来る種牡馬のモニタリングデータです。一般には「2歳サイヤーランキング」が、まず手始めに使われる指標ですが、これは2歳の年末までの数字しか反映されていないため、データとしては不十分。やはり「1年前のダービーの翌週から、今年のダービーの週まで」の世代別の獲得賞金額を比べる方が客観的と言えます。その中間経過が以下のとおり。

 

第1位 ディープインパクト 勝利数67勝 AEI 2.32 賞金9億8千万円

第2位 モーリス      勝利数57勝 AEI 1.53 賞金7億8千万円

第3位 ドゥラメンテ    勝利数57勝 AEI 1.36 賞金7億4千万円

第4位 キズナ       勝利数56勝 AEI 1.68 賞金7億3千万円

第5位 エピファネイア   勝利数42勝 AEI 1.61 賞金7億3千万円

第6位 ロードカナロア   勝利数45勝 AEI 1.19 賞金6億1千万円

 

 ディープインパクトが抜け出したのは想定どおりとして、第2位から第5位は大接戦になっています。特に、2017年生まれ世代で、牝馬三冠のデアリングタクトと菊花賞2着のアリストテレスを出したエピファネイアは、2018年生まれ世代でも、エフフォーリアが皐月賞を勝って、ダービーの大本命になりましたので、5頭の中でも実質的に頭一つ抜け出した存在であると言えるでしょう。あのアーモンドアイの最初のお婿さんに決まったのも頷けますよね。

 来週以降、オークストライアルダービートライアルが続きますし、3歳世代のGⅠとして、NHKマイルCオークスダービーが残されています。その結果次第で、上記の順位が大いに変動することでしょう。

 この中から、ディープやキンカメのようなスーパー種牡馬が生まれてくることを期待したいと思います。


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【GⅠ回顧】 皐月賞・中山グランドJ・アーリントンC・アンタレスS

2021-04-19 07:22:15 | 競馬

 まずは阪神のアーリントンC勝ったのはキングカメハメハ産駒ホウオウアマゾン。好位2番手から、そのまま押し切る狙い通りの勝利。本番のNHKマイルCへ有力馬として進むことになります。2着のリッケンバッカー、3着のレイモンドバローズは、この重馬場を活かした入着だと思いますので、本番がパンパンになった時には、ちょっと厳しいと思います。なお、シンザン記念を勝ったピクシーナイトは思ったとおりの逃げができましたが、勝ち馬とは重馬場への適性の差が出た感じ。

 

 次は中山グランドJ勝ったのはメイショウダッサイ。暮れの中山大障害に続いてJGⅠを2連勝となりました。これで、新しい名実ともに新しい障害チャンピオンが誕生いたしました。オジュウチョウサンは、前半から先頭に立とうというレース振りでしたが、最後は力尽きた感じ。一言「お疲れ様でした」と申し上げたいですし、もうこのまま引退させてあげたい気持ちになりました。

 

 次はアンタレスS勝ったのは、1番人気に押されたテーオーケインズ。好位5番手から直線鮮やかに抜け出して完勝。嬉しい重賞初勝利です。まだ4歳春ですので、ダートの世界ではこれからの逸材として楽しみ。2着はまたしてもヒストリーメイカー。そして3着はロードブレスで、この馬も地方重賞だけでなくJRAでも力を示す存在になってきました。

 

 そしてGⅠ皐月賞勝ったのは、最終は2番人気だったエフフォーリア。好位から直線内が空いたところを抜け出して、3馬身差の完勝。結果的には、前々に付けていた馬が有利だったレースですが、そこから上りタイムNO.2で締めたのは、この馬の実力。ダービーでも同じレースが出来れば最有力ですので、戦国クラシックは1強時代へ変わったと言えます。

 2着のタイトルホルダーも、地力をつけていることを証明。この馬もダービーでは有力馬の1頭と見るべき。3着ステラヴェローチェ4着アドマイヤハダルは、中団から差してきた組ですので、直線の長いダービーでは逆転を狙える存在。

 さらに言えば、後方から差してきた5着ヨーホーレイクと7着ディープモンスターは、それこそダービーでの巻き返しを期待するところ。しかし、相手がエフフォーリアである以上、ダービーでは、もう少し前の位置を取っていかないと、勝ち負けには持ち込めないと思います。

 心配なのは、1番人気で15着に敗れたダノンザキッド。故障でなければ良いのですが。故障でないとすれば、馬場適性ということになりますが、気性のことを考えると、もう少し短い距離の方がよいのかもしれません。ダービーに向かうのであれば、「危険な人気馬」ということになります。


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【3歳戦回顧】 4月17日~18日

2021-04-18 12:53:44 | 競馬

 まずは土曜日の阪神4R芝2000mを勝ったキングカメハメハ産駒タガノパッション重馬場の阪神2000mを前々から押し切りました。ここまで悪くなると後方から差すのは難しい状況に見えます。新潟5Rダート1800mを逃げ切ったエイシンヒカリ産駒エイシンリヒト。1分52秒8の好タイムで7馬身差の圧勝。初ダートだったが、脚抜けの良い稍重の砂が合っていたと思います。エイシンヒカリ産駒はダートでも雨が降れば要注意阪神5R芝2200mを勝ったキズナ産駒ハギノピリナ。馬場が悪く後方から差すのは難しいと言った傍から、この馬は後方から差し切り勝ち。他の馬が前残りの中なので、相当重馬場上手ということ。キズナ産駒は、厳しい条件になると力を発揮するタイプが多いので注意です。中山5R芝1600mを勝ったナサニエル産駒ロングボウマン先行して厳しい競り合いとゴール前の叩き合いを制して勝利英国産馬のロングボウマン、勝負根性の塊だと覚えておきましょう新潟6R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒セイウンゴールド。前々から押し切る競馬で、何とか勝ち切る内容。新潟の芝は、少しの雨でも悪化スピードが速い

 阪神6Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったディープブリランテ産駒ペプチドサンライズ好位5番手から大外を回して、逃げるミッキーアイル産駒スターリングワースを競り落としました。ディープブリランテ産駒は、芝ダートを問わず、時々短距離得意の馬を出します。この馬はダート1400mも大丈夫

 中山6R芝1200m(3歳1勝クラス)を勝ったダイワメジャー産駒メインターゲット中段に控えて、直線では外を回して先頭に立ち、その後の叩き合いを制して勝利。今日の中山は内が悪いので、馬場の良い中央を選ぶ余裕もありました。NHKマイルよりも葵Sへ向かうと思います。

 中山9R芝2000m山藤賞(3歳1勝クラス)を勝ったクロフネ産駒プレイイットサム好位5番手から外に出して直線では先頭、そのまま追走するゲンパチリベロとカレンレベンティスを抑え切りました。馬場が少し荒れてきたのも向いていたと思いますが、逃げるだけではなく、競馬に幅が出てきたのは良し。次はダービートライアルでしょう。

 新潟10R芝1200m雪うさぎ賞(3歳1勝クラス)を勝ったロードカナロア産駒レイハリア好位2番手から、直線で先頭に立って、そのまま押し切る強い勝ち方。悪い馬場も気にせず、スピードの違いを見せました。こちらも、NHKマイルよりも葵Sに行くと思います。

 

 日曜日は阪神3R芝1600mを勝ったパゴ産駒スズカトップパゴ後方待機からs直線は馬群をかき分けてゴール前で差し切り勝ち稍重の馬場ですが、阪神の芝はかなり回復している印象。中山4R芝2200mを勝ったノヴェリスト産駒ブレークアップスタート良く、そのまま逃げて、直線でも後続を突き放す強い勝ち方横山武騎手は、馬場の状況を確認するように馬場の内側を走り続けました。それ程、内側も傷んでいない様子。新潟6R芝1400mを勝ったスクリーンヒーロー産駒サンライズシューズ逃げるショウナンナビを追走して差し切ったところがゴールそれにしても、暴風雨の中で競馬を開催して、新潟の芝コースは夏まで持つのでしょうか?

 阪神5Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったジャスタウェイ産駒ベルヴォーグ直線での壮絶な叩き合いをハナ差抑えて勝ち切りました。ただ、1勝クラスにしてはタイムは平凡。次は苦しいと思います。

 中山5Rダート1800m(3歳1勝クラス)を勝ったスクリーンヒーロー産駒スクリーンプロセススタート出遅れも、マクって前に取り付いて、こちらも直線の激しい叩き合いを制して勝利横山武騎手、また勝ちました。GⅠ前にあまり勝ち運を使い過ぎない方が良いと思うのですが‥。

 阪神6R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったドゥラメンテ産駒ヴァリアメンテ中団から直線で前を追走、そのまま差し切りました。馬場が重かったことも味方。次はダービートライアルでしょう。1番人気のレイオブウォーターは馬場が合わず。外回りの良馬場で見直し


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