まずは土曜日のダービー卿CT。勝ったのは、ディープインパクト産駒の4歳牝馬、テルツェット。2歳新馬に勝ったあと、2戦目の芝2000mのミモザ賞は先週の日経賞を勝ったウインマリリンの3着。休みを挟んで、昨年の8月新潟から特別3連勝で、この重賞レースに挑戦。出遅れの後方5番手から直線だけで差し切りの完勝。これでマイルは4連勝ですので、マイル界にニューヒロイン誕生の予感です。
明日の大阪杯に参戦するグランアレグリアの次戦は安田記念の可能性が高いので、5月のヴィクトリアマイルでは、一躍主役級の扱いになりそう。重馬場にならない限り、次も狙える気が致します。
そしてGⅠ大阪杯。こちらも、勝ったのはディープインパクト産駒の無敗の4歳牝馬、レイパパレ。不良馬場に近い重馬場を見事な逃げ切り勝ち。前半1000mが59秒8 ですから、重としてはハイペースの逃げで、後ろから追いかけてくる馬の脚を使わせて、そのまま馬場の良いところを通って完勝。2着には、同じく重の鬼、モズベッロが後方から差し込んできました。
大本命のコントレイルと2番人気グランアレグリアは、3コーナー過ぎから外を追いかけてきましたが、先行していたサリオスともども、直線半ばで力尽きてしまい、コントレイル、グランアレグリア、サリオスの順番で3~5着。3頭とも重すぎる馬場に泣きました。
レイパパレは、レース間隔を空ける必要がある馬なので、この結果を受けて、ヴィクトリアマイルや安田記念を避けて、やはり次走は宝塚記念になるのではないでしょうか。クロノジェネシスや同期の三冠馬デアリングタクトとの対決が楽しみですね。
グランアレグリアとサリオスは、安田記念で出直しということだと思いますが、コントレイルはこのまま宝塚記念まで放牧なのでしょうか。宝塚記念は、まず馬場が悪いのが決まっていますので、ワザワザそれを目標にするのか。また、すでに発表したように、本当に今年いっぱいで引退してしまうのか。少し、議論が有りそうな気がします‥。コントレイルの今後のローテに注目が集まります。