金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【トレンド】 Official 髭男 dism 「Pretender」!

2021-04-07 07:06:33 | トレンド

 さて、YOASOBI「夜に駆ける」King Gnu 「飛行艇」に続いて、今度は、Official 髭男 dism 「Pretender」です。

 YOASOBIの時にも申し上げましたが、この曲も、軽快なリズム感と独特の変調技巧が目立ちますが、本質的な魅力は「どうにもならない、切ない心情を謳った歌詞」と、それを聴いた者のハートに、しっかりと刻みつける「韻の踏み方」にあると思います。

 

グッバイ

君の運命のヒトは僕じゃない 辛いけど否めない でも離れ難いのさ

その髪に触れただけで痛いや いやでも 甘いな いやいや

グッバイ

それじゃ僕にとって君は何? 答えは分からない 分かりたくもないのさ

たったひとつ確かなことがあるとするのならば

「君は綺麗だ」

 

 YOASOBI「夜を駆ける」の歌詞も同じでしたが、どうして、男子の切ない恋歌というのは、このように「どうやっても届かない10代20代の頃の心情」を謳ったものばかりなんでしょうかね。リアルな恋愛というより、妄想に近い風景描写が特長です。

 その点、女子の切ない恋歌は違います。もっと、年齢を重ねてから、過去を振り返りながら、切々と謳うものが、聴いた者のハートを打つことが多い。リアルな手触り感があるからこそ、切ない気持ちが溢れてくるのです。次回は、その代表例をお話いたします。


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