金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 ラジオNIKKEI賞・北九州記念

2024-07-01 02:12:14 | 競馬

 

 まずは小倉の北九州記念勝ったのは、アジアエクスプレス産駒の3歳牝馬ピューロマジック。フライング気味の好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは32秒2とかなり速い流れに。直線に入ってもスピードは緩まず、2番手からルーラーシップ産駒ヨシノイースターが追いすがりますが、これに1/2馬身差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分7秒9。2着ヨシノイースターから1馬身3/4差の3着には、中団から差してきたリアルインパクト産駒モズメイメイ

 勝ったピューロマジックは、これで3歳限定の葵Sに続いて重賞2連勝スピードの絶対値が高いのと、渋った馬場への適性が勝因でありました。秋のスプリンターズSでも、中山の馬場が渋った場合は、ピューロマジックが大本命に指名されるかも。今から秋が楽しみであります。

 2着ヨシノイースターも、ハイペースの2番手からラストまでよく走っています。この馬は、流れる展開の中で前々から粘り込むレースが向いているようです。3着のモズメイメイは、久しぶりの快走となりました。これをきっかけに輝きが戻ることを期待しています。

 

 

 そして福島のラジオNIKKEI賞勝ったのは、ファー産駒オフトレイル。最後方待機で脚を溜めます。逃げたグレーターロンドン産駒メイショウヨゾラの前半1000mのラップは58秒4とかなりのハイペースに。直線に入ると、逃げ粘るメイショウヨゾラの横からマクフィ産駒シリウスコルトが先頭に立ちます。そのままシリウスコルトが押し切るかと思われた瞬間、大外からオフトレイルが一気に交わしてアタマ差で勝利。良の勝ちタイムは1分45秒3のレースレコード。2着シリウスコルトから1馬身1/4差の3着には、4番手から差してきたノヴェリスト産駒ヤマニンアドホック、さらにクビ差の4着には逃げたメイショウヨゾラ

 勝ったオフトレイルは、嬉しい重賞初勝利最後方待機から大外を回してのレースレコード勝ちですから、地力の高さを見せてくれました。秋はマイルから2000mまでの距離で活躍できると思います。

 2着シリウスコルトは、最内の経済コースを通って上手いレースが出来ました。勝ちに等しい2着でしたが、今回は勝った馬が強かっただけ。3着ヤマニンアドホックも、速い流れに耐えながら、好位からキッチリ差し込んできましたので能力は高いと思います。この馬は、もっと距離があっても大丈夫なので、夏の成績次第では菊花賞への挑戦も有りだと思います。

 最後に、ハイペースで逃げて4着に粘った牝馬メイショウヨゾラ。51㎏も活きたと思いますが、この馬のスピードは魅力的マイルまでならばハイペースでも押し切れるタイプなので、アエロリットのようなマイルの名牝に化けるかもしれません。

 

 


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