金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 マイラーズC・フローラS・福島牝馬S

2023-04-25 05:27:57 | 競馬

 まずは福島牝馬S勝ったのは、キズナ産駒の5歳牝馬ステラリア7番手追走で脚を溜めます。逃げたストゥーティの前半1000mのラップは1分1秒3と平均ペースに直線に入るとまず、4番手からオルフェーヴル産駒クリノプレミアムが先頭に立ちます。ここに外から、ステラリアとルーラーシップ産駒ビッグリボンの2頭が襲い掛かって、ステラリアがハナ差だけ前に出てゴール。良の勝ちタイムは1分47秒9。2着にはビッグリボン、アタマ差の3着にはクリノプレミアム

 勝ったステラリアは、11か月ぶりの復帰戦で初重賞制覇となりました。もともとエリザベス女王杯2着の実績馬で、今後の活躍が楽しみになりました。距離は2000m以上の方が合いそう。2着のビッグリボンも、ここへ来て地力アップの晩成型。この馬も今後の注目株です。

 それにしても、福島牝馬Sが府中のヴィクトリアMのトライアルって、少し変だと思います。むしろ、秋の府中牝馬Sやエリザベス女王杯に繋がるレースであります。

 

 次は京都のマイラーズC勝ったのは、キングマン産駒の5歳牡馬シュネルマイスター後方待機で脚を溜めます。逃げたシャイニーロックの前半3ハロンのラップは34秒4と少しスローに直線に入ると、逃げ粘るシャイニーロックを目掛けて、シュネルマイスターとキタサンブラック産駒ガイアフォース、ルーラーシップ産駒ソウルラッシュの3頭が外から襲い掛かり、シュネルマイスターがクビ差だけ前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分31秒5。2着にはガイアフォース、クビ差3着にはソウルラッシュ、アタマ差の4着には逃げたシャイニーロック、クビ差の5着にマテンロウオリオン

 勝ったシュネルマイスターは、1年ぶりに本来の走りを見せてくれました。これで安田記念の絶対的本命となるでしょう。2着のガイアフォースも、見事にマイル適性を見せてくれました。マイルから2000mまで、主役を張れる素材であることを証明。3着ソウルラッシュは本番に向けて良い試走が出来ました。

 

 そしてオークストライアル、府中のフローラS勝ったのは、ゴールドシップ産駒ゴールデンハインド好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分0秒8と淀みない流れに直線に入るとスピードを加速、ハーツクライ産駒ソーダズリングとエピファネイア産駒ブライトジュエリーの2頭がゴールデンハインドを追いかけますが差は詰まらず、そのまま1馬身1/4差で快勝。良の勝ちタイムは1分58秒9。2着にはソーダズリング、1馬身1/4差の3着にはブライトジュエリー、クビ差の4着は最後方から追い込んできたキングマン産駒イングランドアイズ、クビ差の5着には後方から差してきたサトノダイヤモンド産駒ドゥムーラン

 勝ったゴールデンハインドは、前半1000mを1分0秒8、後半1000mは58秒1。こういう逃げをされると、後ろから追い込む馬たちには追いつけません。本番のオークスでも、こんな逃げが出来ると有力馬たちは慌てることになります。楽しみな存在になりました。2着ソーダズリング、3着ブライトジュエリーは、好位にいたのが上位に入った理由。後方組にはチャンスなしのレースでした。

 

 


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