金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 宝塚記念の距離コース変更について(提言)

2020-06-27 08:16:54 | 競馬

 昨年も同じ時期に「宝塚記念(GⅠ)」の距離コースの変更を提言いたしましたが、今年も言わせて頂きます。

 阪神の内回り2200mというコースは、とにかく中途半端で、春のチャンピオンホースを選ぶコースには相応しくありません。しかも、4月の大阪杯(GⅠ)が阪神内回り2000mという舞台ですので、ほぼキャラが被ってしまっています。阪神競馬場には、せっかく外回り2400mという好コースや、ワンターンの外回り1800mがありますので、このどちらかに変更すべきだと、今年も主張したいと思います。

 外回り2400mであれば、雨混じりのこの季節の天候と相まって、秋の凱旋門賞遠征の試金石としての意義が高まります。パリロンシャン競馬場の直線コースはとても長く、しかも凱旋門賞は重馬場か不良馬場になるケースが殆ど。阪神の外回り2400mを、重馬場でも差し脚が鈍らないタフな馬だけが、秋のロンシャンで輝くことができるのです。

 また、外回り1800mを選択すれば、安田記念からのマイル路線組と、大阪杯・天皇賞春(この場合は、天皇賞も3200mから京都2400mへ短縮すべき)からの中距離路線組との決戦の場所として、大変豪華なメンバーが揃うと思います。この距離であればアーモンドアイも出てきたかもしれませんし、3歳陣の中で中距離路線にスコープを絞った馬、例えばサリオスなどの参戦も期待できると思います。

 JRAとしては、京都コースの工事終了を待つ予定なのかもしれませんが、今のままだと、宝塚記念も、暮れの有馬記念も、一番強い馬の出場が期待できないGⅠになりかねません。ドリームレースと呼ぶに相応しいコース変更をお願い致します。


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