金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 大阪杯とダービー卿CT

2020-04-06 07:03:01 | 競馬

 まずは土曜日のダービー卿CTから。中山は久々の良馬場ながら、やはりベースの重さは変わらず。レースは前半から淀みなく流れたので、先行馬には苦しい展開でしたが、4・5番手からクルーガーが押し切りました。2000m前後のレースで鍛えたスピードの持続力が活きたと言えます。2着のボンセルヴィーソも勝ち馬とほぼ同じ位置から粘りました。本番の安田記念は、同じような淀みのない展開になりやすいので、クルーガー、ボンセルヴィーソともに、印を忘れないようにした方が良いと思います。

 5着に敗れたプリモシーンは、やはり安田記念よりは、途中で息が入りやすいヴィクトリアマイル向き。これで人気を落とすようならば、本番ではむしろ狙い目だと思います。

 

 そして大阪杯GⅠ勝ったラッキーライラックは、3・4番手で脚を溜めて直線で前を捉えるという完璧なレースでした。これでGⅠ3勝目ですので、昨年のリスグラシューの匂いを感じます。同期のアーモンドアイとあらためて雌雄を決する闘いを見たいと思います。それから2着のクロノジェネシスも、同じ位置から理想のレースをしました。この馬にも天下取りのチャンスを感じます

 問題はダノンキングリー。逃げますかね? 1コーナーで隣からジナンボーが出てくるのが見えましたから、ルメール騎手だったら2番手に控えたと思います。であれば、勝ち馬はダノンで、ライラックが2着だったはず横山典騎手の良さは、早い段階での割り切りですが、ここで逃げを選択するのは、横山騎手の悪い方の癖が出たと思います。

 やはり、ルメールがいないと、ミルコの良さが目立ちます。来週はルメールが戻ってくるので、騎手の要素はあらためて大事にしないといけませんね。


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