金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】最も危険なGⅠの大本命馬! サートゥルナーリア

2019-03-17 08:03:33 | 競馬
 昨日のフラワーカップは三連複1点で的中できました。本日はリッジマンとゲバラに頑張ってほしいものです。

 さて、今年の3歳牡馬路線が混沌としてきました。
 昨年末の2つのGⅠレースで好走していた勢力が、年明けの重賞路線で新興勢力にことごとく敗れ去っており、レベルがそれ程でもなかったことを露呈しています。

 しかし、現在でも3歳世代牡馬のトップ評価を守っているのが、ホープフルS勝ち馬のサートゥルナーリア。3戦3勝の戦績は素晴らしいのですが、旧勢力の代表格であり、一緒に走った馬たちの評価がかなり下がりつつある中にあって、サートゥルナーリアについては、生産界や評論家の見解が「圧倒的NO.1!」ということで一致しており、全く評価がブレないのです。

 サートゥルナーリアは名牝シーザリオの子、エピファネイアやリオンディーズの半弟で、牧場時代から評判の馬でした。しかも、この馬の評価は、今の生産界の今後の方向性を左右するほど重要なものだと言えるのです。
 すなわち、新しい生産界の星であるロードカナロア産駒であり、この馬の評価が、今年の当歳セールのカナロア産駒の相場を左右することになるのです。すでに1年目からはアーモンドアイというスーパーホースが出ていますが、アーモンドアイ以外は1200~1600mが得意なスプリンターやマイラー中心の産駒が多い状況。もしサートゥルナーリアが日本ダービーを勝つようであれば、ディープインパクトの次の時代を牽引する大種牡馬の道が開けることになります。単なるスプリンター血統ではなく、チャンピオンディスタンスの中心となる種牡馬として君臨できれば、ロードカナロア産駒は軒並み1億円以上の値をつけることになるでしょう。

 少なくとも、今の時期に評判を落とす訳にはいかない事情が、サートゥルナーリアの周辺(特に生産界)には見え隠れしています。自分の経験では、こういう訳アリの本命馬というのは、最も危険な本命馬だと感じてしまいます。

 皐月賞では、C.ルメール騎乗のサートゥルナーリアが間違いなく圧倒的な1番人気に押されると思いますが、自分はこの馬を外した馬券を買おうと思っております。
 今から宣言しておきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする