迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

要はアタマの運動会。

2019-05-18 20:35:55 | 浮世見聞記
三日間の実習を終へたその道の卵が、挨拶に訪れる。私にもさういふ時があったな──これから自分が飛び込まんとしてゐる世界の空気に触れて、気持ちが高揚したものだ。その卵に、これからは会ふこともないだらう。大ひに、問題にぶち当たるべし!人は、悩むことが生涯のシゴトだ。あの頃の、活字化された自分の文章を読み返すと、さういふことを真剣に悩むおのれの姿が直情で綴られゐて、その“若さ”が懐かしく、お . . . 本文を読む
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