ツレが脳出血してから２４０日目（四年前の出来事）

通所リハにツレが出掛けた

ツレが居ない時間に何か楽しもうと思うのに
結局バタバタと用事を済ませてしまう事に使い
未だ思うようには楽しめてない
しかし
ツレの心配をしないで済むだけで有り難い

掃除してから買い物に出る

電気屋さんのDMで安い血圧計が載っていたので買うついでに
食器洗い機を見た
工事代金も含めるとかなり高額

時間は貴重
今は介護疲れが溜まっているので
誰かがお皿を洗ってくれるだけでも夢のような気がする・・・

この一年間、私は一生懸命働いたのだ
そんな私が、社長に頂いたボーナスで
自分を甘やかしても、いいじゃんと
思い切って買うことにする

（この食洗機を買ったことを今、思い返すと
当時の私はとても疲れていたんだな・・・と思う
同時に、人生で最大の無駄遣いをしたとも思っている

何故なら
買ってみたものの、いざとなると
自分で洗ったほうが直ぐに洗い終わるし
電気も水ももったいなくないと思い
食洗機のお世話になるチャンスが滅多にないのだ）



夕飯の時にお隣さんが見えて
先日の夜に娘さんの治療をしたお礼と言って
お嬢さんが買ってくれたケーキを持って来てくれる

治療代をチャンと頂いたのでお礼なんて要らないのにと言ったのだが
「あんなに遅い時間にやって下さって有り難かったからね
娘は私と違って義理堅いのよ」と仰る
有り難く頂く

今日のツレは疲れたのだろうか？
黙りがちで食もユックリだ
私がサッサと食事を終えてもまだ食べている
私はそんな時間が勿体なくて早く仕事をしたくなる

我慢してテーブルに座っているが
ツレが見たい番組にチャンネルを変えてしまうので益々時間を持て余し
読みたい記事があった新聞を手にして読み始めてしまうと
ツレに「新聞読むの止めたら？」と言われてしまう

やっと「ご馳走様」と言ったのに
また箸を取り上げて
「ご飯のお代わり頂戴」と言う
お粥はそれしかないから買ったお粥を温めようか？と聞くと
「それなら要らない」と言うので
お隣さんから頂いたケーキを一緒に食べる

お茶を飲んでいる時に気管にうっかり入れてしまったツレは
激しくむせる
咳をする際に
「肩を痛めた」と曲げたままの左手を差し出すので
固まってしまったんだね
じゃ久しぶりに指圧しようか？と聞くと
「今夜は嫌だ」と言うので明日することに決める

２階にあがったツレの
着替えをしている所を見ると
「体中が痒い・・・薬を塗ってくれ」と言う

靴下を脱いだツレの左足首周辺に赤い湿疹がビッシリと出来ている
ビックリして
「何時から出来ていたの？」と聞くと
「此処２～３日だよ」と言う
薬疹だろうか・・・
ルイボスドリンクを２本飲ませてみる

なんにしても肝臓が疲れていると思うから
当分禁酒だよと言うと益々悄げてしまう

かゆみ止めを塗り終わっても背中を丸めてしまって
年寄りそのものになっている

ツレにそう言うと
「仕方がないだろう・・・
年寄りばかりの所に行かせているんだから～」と怒り出す
「初めての所に行って周りに気を遣って疲れて帰って来たんだ」
「全部年寄りなんだから、俺がジジイになっても当然だよ」と言う

手の指圧をしてからも
まだベッドに座ったまま背中を丸めているので
横になって肩の訓練をしようと言うと
「今夜はもういいよ」と言う

「やりたくないならいいけれど
訓練しないともっとジジイになってしまうよ！」と言って
ツレの部屋を出てしまう

ツレの為には通所リハを止めてあげた方が良いのだろうか・・・
凄く悩んでしまう・・・