夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

入院日誌その6~退院

2023-12-26 16:13:35 | 健康維持

今日(12月26日)、7泊8日の入院生活から解放され退院して来ました。退院に当たって迎えに来てくれた妻と一緒に主治医の岸先生からこれまでの検査結果と治療内容、今後についての説明を受けましたが、結局判明したことは病名「右滑車神経麻痺」による複視症状ということであり、その原因がどこから来るかは不明だが、治療方法として3日間に渡ってステロイド剤1000mgを点滴したこと、これの効果について今後様子を見ていくということでした。

入院前と入院中にかなりの検査を行ったが、強いて言えば膠原病にかかる一つの値が白でも黒でもなくグレーゾーンという数字が出ただけで残りは問題なし、むしろ実年齢からしたら十分に健康であるというお墨付きをもらい、先生の知り合いで若い時から山やスキーで関節を使い続けて来た結果80代でかなりガタが来ている人がいるからこれからは関節の使い過ぎなどに注意してはどうかというアドバイス?もいただきました。

今朝病室から見た旭川の雪景色

病名が分かったことと効果はともかく治療を施したということで入院体験は終わりました。複視症状は今日の時点で相変わらず続いており、これからステロイド剤の効果がどれだけ現れて来るかは分かりませんが今のところ改善の兆しは感じられず、何か満足感のない印象は拭い得ないものです。

今後のこととして先生にステロイド剤の効果について年明けの1月25日に面会して報告することになりましたが、それでも改善が見られない時は手術も考えた方が良いか尋ねると、先天性ではない事故など後天性の滑車神経麻痺での手術はあまり行っておらず、むしろ自然治癒に期待した方が良いと言われ、また神経への栄養素供給としてビタミンの欠乏は良くないので特に視神経にはビタミンB12が良いからこれらは市販薬でも買えるので試してはどうかということでした。

ネットで見た情報として「滑車神経は切れてしまって回復しないということはないので一般的には自然治癒するものだ」ということもあるので、今はこの消化不良のまましばらく時を過ごしていくほかないと思っています。あ~うっとうしい!

最後の朝食

今日は、朝最後の病院食を食べ、この1週間で質素な食事とあまり間食をしない生活で体重がどうなったか測って見たところ1㎏減少していました。しかし、退院がちょうどランチタイムに当たったので、今日のためにわざわざ車を出して迎えに来てくれた美瑛っ子の友人穐田さんと妻と3人で医療センター近くの「釜炊き銀くま」でお腹いっぱい食べてしまったので、もう減量分は取り返されてしまったことでしょう。ここでも何も得られたものがない印象が強調されてしまった1日となってしまいました。

茶碗2膳分ある釜炊きご飯と牡蠣フライ

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まさかの一人クリスマス

2023-12-25 08:19:51 | 日記

いつも気にも留めずにクリスマスを迎えて来ました。それが初めての一人クリスマスになろうとは!そういうわけで妙にクリスマスが気になります。私の美瑛の友人達も夫さんが骨折入院ですから皆さん同じような気持ちでしょうね。

高島屋から送った息子ファミリーへのケーキ 無事届いて良かった

昨日の朝は今季一番の冷え込みとやらでマイナス17度でした。マイナス20度になったらダイアモンドダストが現れる確率が高いので出かけてみようねと夫と話しています。サンピラーと言われている空気中のダイヤモンドダストが太陽の光に反射して柱状の光の塊になる現象ですが、それもよく晴れている日の出か日の入りの頃に見られるとの事でこの冬は是非出会ってみたいと思っています。

フリー写真集から

私のぱれっとの会での初絵画はぜひサンピラーにしたいと先生に伝えてあります。光に反射した雪の結晶が色んな色彩を帯びてまるで幻想的な氷のクリスマスツリーのように見えるんです。上手に描ける自信はないですが先ずはトライです。一人クリスマスは時間が沢山あるので良い機会かな。

先日の山友と出かけた担々麺の「ちゃい」でのランチですが、寒い日の鉄板の美味しさで小籠包もつけてもらい大満足でした。

あの大泉洋も番組で来店したみたいで色紙があるのを発見しました。彼のお兄さんは先日の選挙で函館市長に初当選し、二人とも函館生まれかと思ったら、私達がこの夏別海町に訪ねた夫の従妹達がかつて住んでいた江別市と聞いてますます親近感が湧いています。

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入院日誌その5~朗報

2023-12-24 10:17:12 | 健康維持

入院日誌その4で書いたルームメイトの困ったちゃんCさんがこの部屋に戻って来ないことが決まりました。どこへ行ったのでしょうか?夜中に連れ出されたから家族と連絡も取ってないでしょうけど個室に入れられたのでしょうか?個室は1日3850円の差額負担です。彼がこの部屋にいるなら私が個室に移ろうかと思ったくらいですから助かりました。朗報の1です。

向かいの彼のベッドは片付けられた

もう一つ、Wifiはデイエリアだけでしか繋がらないと説明されていたので、病室内でスマホを使っている時は契約しているデータサービスを使っていたのですが、試しに病室で繋いで見たら使えました。昨日これが分かって、それからは病室で寝ながらにYoutubeもNetflixも見られるし、こうしてブログも書けるのでこれはありがたいです。朗報2つ目でした。

今朝の朝食

さて、今日はこれまでの検査と昨日から始まった生まれて初めての点滴によって今の時点で考える私の複視症状の今後を自分なりに整理しておきたいと思います。

入院前に行ったMRIや血液検査の結果からは異常が見られず病名すらはっきりしなかったのですが、入院して変わった前よりも若い主治医は私の眼の動きを念入りに診た結果脳内の眼の動きを司る3つの神経の内の一つ「滑車神経の麻痺」と診断しました。

ただ、それがどういう原因で起こったのかは分からず、彼の指示で行った髄液検査はまだ結果が出てはいませんが、主には脳腫瘍や癌の脳や脊髄への転移を調べるものですから私の複視症状には関係ないものと思っています。また一昨日行ったテンシロンテストというものも、難病に指定されている重症筋無力症にかかっているかを調べるもので、もしそれにかかって複視症状が起きているならばこのテンシロンという薬で一時的に改善するというものでしたが、何の変化もなかったので重症筋無力症でもないということが判明しました。

そうなると依然として原因は分かりません。20年ほど前ですが、兵庫医科大学のチームが複視の患者341例を7年間に渡って調べた結果がネットで得られました。それによると滑車神経は63例と多いものではなく、その内事故などの外傷が20例、血管障害が19例、次いで原因不明が18例と3割は原因不明だということで、私の場合も原因不明の可能性が大きいのではないかと思っています。

実は外傷でちょっと気になったことがあり先生に尋ねたことがあります。それは10か月以上も前ですがクロカンスキーの練習をしていた時に思い切り後頭部を打つように転んだことがあったことでした。先生はそれほど時間が経つ間何の症状もなくMRIにも出血の様子もないから関係はないでしょうということでした。また稀にコロナワクチンが悪作用することもあるとのことであり、しかし私の場合は7回目を10月25日に接種して複視は11月17日の発症なのでこれも可能性としては考えられないということでした。

このように原因は不明でも治療方法としては限られていて、それが昨日から始まったステロイド剤の点滴、他にステロイド剤を混合したビタミン剤の内服、手術くらいです。手術までには薬での観察期間が半年、1年とおき、その間に自然治癒してしまうこともあるそうです。

兵庫医科大学チームの報告では、ステロイド剤点滴での治癒が8例中5例、ビタミン剤などでの治癒が41例中20例、手術が20例中19例ということで、薬では50~60%の治癒、手術で90~95%の治癒ということです。私は今ステロイド剤の点滴を行っているので、これで治る確率は60%ですから果たしてどうでしょう。多分ビタミン剤などを処方してもらい来週退院してしばらく様子を見ることになるのではないかと今は想像しています。

プリズムレンズ眼鏡だけではやはり不便なので、どこかでは手術と言うことも考えることになるかも知れません。今まで風邪などは犬のようにじっとしていて自然治癒力で直してきた私なので、そういう奇跡もあるのではないかと密かに期待しています。

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入院日誌その4~ルームメイト

2023-12-23 09:15:59 | 健康維持

病室は4人部屋です。初日から2日間は3人でしたが一昨日4人目が現れて満室です。私以外をAさん、Bさん、Cさんとして、私の印象を書いてみます。

各自にテレビと冷蔵庫がある(ただし有料)

Aさんは見た目80代で多分脳梗塞を患い、特に言語機能や食事が困難な重症患者です。ただ、身体の機能はゆっくりてですが動かせるのでトイレなどは看護師さんの付き添いで歩いて出かけています。ほとんど音を出すことがないため静かなルームメイトであることは良いのですが、トイレや食事補助で看護師さんが頻繁に現れ、特に夜中でも30分おき位にナースコールでトイレに立つのでこちらの目が覚めてしまうこともしばしばあります。

Wifiが繋がるデイエリア

Bさんは70歳という普通のおじさんです。腰から足の痛みと痺れで住まいのある富良野の整形外科に行ったところ医療センターを紹介されて来て即入院となったと驚いています。原因は脳神経から来るもののようで、ステロイド剤やリハビリで徐々に回復しているようです。多少いびきをかきますがルームメイトとしては合格です。

デイエリアから見たナースステーション

一昨日入って来たCさんは困ったちゃんです。80代と思われ心臓その他が悪いようで寝たきり状態ですからひっきりなしに看護師さんが現れますが、意識と言葉は普通だけど他人への配慮などなく夜中でも大声で話します。医療センターへの入退院を繰り返しているベテランのようですが彼の流儀なのかナースコールを使わず夜中に看護師さんを大声で呼ぶことにも閉口しました。

昨夜はその彼が暴れ出しいよいよ別室に連れていかれたので、前夜の寝不足を補ってゆっくり眠ることが出来ました。また戻って来るのか戦々恐々です。

希望の光は、昨日行ったテンシロンテストという検査の際先生が「明日からステロイドの点滴を始め、週明けにその他の検査結果を見ながら27日か28日に退院ということになる」と言ったくれたことでした。入院しているのだから、原因を究明し適切な治療で完治することこそ重要なのですが、困ったちゃんと離れることが希望とは情けなくなります。

この4日間看護師さんの仕事ぶりを見ていますが、AさんやCさんのような患者さんを看護することがいかに大変か良く分かりました。食事の世話、トイレの付き添い、体を拭き、下の世話までしています。昔現役時代に県立病院の看護師さん達と話していて夜勤がつらいと聞かされましたが、夜中に少ない人員体制でAさんやCさんのひっきりなしの要望に応えている様子にその言葉を思い出していました。

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夫の留守中友人達とランチ

2023-12-22 15:02:06 | グルメ

夫が検査入院中なので初めてのお一人様お留守番となり寂しい日々が続いているのですが、有難いことにシニアダンスの友人や山友の友人がランチに誘ってくれて寂しさを紛らわせてくれています。それはそれで楽しい時間ですね。今頃夫は超寂しい病院食で可哀そうに~と頭をよぎることはありますが、今までの野菜嫌いの夫がこの際何でも食べられるようになればいいなとも思ってます。

先日は、お絵描きの「ぱれっとの会」の方がお勧めだという美瑛駅直ぐ近くの「Unicafe(ウニカフェ)」にシニアダンスの友人と行ってみました。以前からいつか一緒にランチでもと話していたので良い機会でした。

このお店は、外観はまぁまぁなのですが、中に入ってみると成程ちょっと雰囲気がありました。トルコ料理のケバブがお薦めというのもユニークです。他にもチリコンカンやスイーツも充実です。こちらのお店の2階は3部屋のプチホテルとなっていて、オーナーがスペインに3年ほど住んでいたこともあるとかで全体的にエキゾチックなムードがあります。小さなお店ですが落ち着いておしゃべりに花を咲かせる事ができ、女性に人気なのが分かりました。美瑛にはこういったお店が何気なくあることに驚きますね。

明日は山友の友人と一緒にランチです。こちらは久々に担々麺で有名なミシュラン一つ星のチャイに行こうということになっています。実は、彼女の夫さんも今骨折で入院中であり、更に驚くことにまた別な友人夫妻の夫さんも先日の大雪の際に転んで骨折して入院しているのだそうです。雪で転ぶのに男も女もありませんから私も注意しなければいけませんね。

 

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