昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の講義の日で、恒例のお正月向け工芸教室が開かれました。講義は、正月飾り、チーズ、陶芸の3つに分かれ、学生の希望でそれぞれを選択しましたが、私達は2人とも正月飾りのコースでした。我が家の分が一つと友人にあげる分を一つ作る予定でした。
生まれて初めての経験で、一体どのように作るのか全くノーアイデアで臨みましたが、やってみれば出来栄えはともかく意外と簡単なものでした。
講師の先生の挨拶の中で、使う稲わらは先生宅で栽培したものだが北海道産の米わらは丈が短いので、持参したわらは本州の苗を取り寄せて栽培したものだという説明がありました。多分ササニシキとかコシヒカリの稲わらということで、ゆめぴりかとななつぼしではないということでした。
あらかじめ学生のところには稲わらを2つ束にしたものが配られており、作業としてはまず2つ束の内1つを更に2つに分けわらを3回転させて縄状にしたものを組み合わせて行きました。その作業が終わったら2つ束の残っていた方を3回転させて縄状にして前の作業で組み合わせていた縄の間に組み込ませ、3つ網状にしました。それがいわゆる神社などに飾っているしめ縄の小さなものです。
これを輪のように丸め、紐で縛り、余計なわらはハサミで切り取って原型は完成。ここに飾り物の稲穂、松、梅、扇子を糊で接着しました。こうなるとかなりお飾りらしくなりました。更に仕上げとしてそれぞれ3本の白と銀の細い紐を丸めて水引を作り、それを飾り付けて出来上がりでした。
どうでしょう?店で売っているものと遜色ないものが作れたような気がしますが、妻は私のものをセンスがないと評しています。どちらが誰の作成か分かりますか?