夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

入院日誌その5~朗報

2023-12-24 10:17:12 | 健康維持

入院日誌その4で書いたルームメイトの困ったちゃんCさんがこの部屋に戻って来ないことが決まりました。どこへ行ったのでしょうか?夜中に連れ出されたから家族と連絡も取ってないでしょうけど個室に入れられたのでしょうか?個室は1日3850円の差額負担です。彼がこの部屋にいるなら私が個室に移ろうかと思ったくらいですから助かりました。朗報の1です。

向かいの彼のベッドは片付けられた

もう一つ、Wifiはデイエリアだけでしか繋がらないと説明されていたので、病室内でスマホを使っている時は契約しているデータサービスを使っていたのですが、試しに病室で繋いで見たら使えました。昨日これが分かって、それからは病室で寝ながらにYoutubeもNetflixも見られるし、こうしてブログも書けるのでこれはありがたいです。朗報2つ目でした。

今朝の朝食

さて、今日はこれまでの検査と昨日から始まった生まれて初めての点滴によって今の時点で考える私の複視症状の今後を自分なりに整理しておきたいと思います。

入院前に行ったMRIや血液検査の結果からは異常が見られず病名すらはっきりしなかったのですが、入院して変わった前よりも若い主治医は私の眼の動きを念入りに診た結果脳内の眼の動きを司る3つの神経の内の一つ「滑車神経の麻痺」と診断しました。

ただ、それがどういう原因で起こったのかは分からず、彼の指示で行った髄液検査はまだ結果が出てはいませんが、主には脳腫瘍や癌の脳や脊髄への転移を調べるものですから私の複視症状には関係ないものと思っています。また一昨日行ったテンシロンテストというものも、難病に指定されている重症筋無力症にかかっているかを調べるもので、もしそれにかかって複視症状が起きているならばこのテンシロンという薬で一時的に改善するというものでしたが、何の変化もなかったので重症筋無力症でもないということが判明しました。

そうなると依然として原因は分かりません。20年ほど前ですが、兵庫医科大学のチームが複視の患者341例を7年間に渡って調べた結果がネットで得られました。それによると滑車神経は63例と多いものではなく、その内事故などの外傷が20例、血管障害が19例、次いで原因不明が18例と3割は原因不明だということで、私の場合も原因不明の可能性が大きいのではないかと思っています。

実は外傷でちょっと気になったことがあり先生に尋ねたことがあります。それは10か月以上も前ですがクロカンスキーの練習をしていた時に思い切り後頭部を打つように転んだことがあったことでした。先生はそれほど時間が経つ間何の症状もなくMRIにも出血の様子もないから関係はないでしょうということでした。また稀にコロナワクチンが悪作用することもあるとのことであり、しかし私の場合は7回目を10月25日に接種して複視は11月17日の発症なのでこれも可能性としては考えられないということでした。

このように原因は不明でも治療方法としては限られていて、それが昨日から始まったステロイド剤の点滴、他にステロイド剤を混合したビタミン剤の内服、手術くらいです。手術までには薬での観察期間が半年、1年とおき、その間に自然治癒してしまうこともあるそうです。

兵庫医科大学チームの報告では、ステロイド剤点滴での治癒が8例中5例、ビタミン剤などでの治癒が41例中20例、手術が20例中19例ということで、薬では50~60%の治癒、手術で90~95%の治癒ということです。私は今ステロイド剤の点滴を行っているので、これで治る確率は60%ですから果たしてどうでしょう。多分ビタミン剤などを処方してもらい来週退院してしばらく様子を見ることになるのではないかと今は想像しています。

プリズムレンズ眼鏡だけではやはり不便なので、どこかでは手術と言うことも考えることになるかも知れません。今まで風邪などは犬のようにじっとしていて自然治癒力で直してきた私なので、そういう奇跡もあるのではないかと密かに期待しています。

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