のり’s だいありー

のほほんとした私の日常。今日も元気だ、ごはんがうまい!

王子や姫はひとりでいいし

2008-12-10 20:54:53 | Weblog

昨日の夜、たまたまNHKの”プロフェッショナル 仕事の流儀”という
番組をみました。 ボリショイバレエ団でただひとりの日本人ソリストである
岩田守弘さんという方にスポットをあてていました。 

この間も朝テレビをつけたままにしていて、ふとみたら生活ほっとモーニングで
森下洋子さんがでていました。 踊りの部分を最初見逃してしまいがっかり。
バレエ関連の番組は気が付けばとびついてみるんですが、チェックしてない
ので見逃すことが多いです。

さて、岩田さんは日本人としても小柄ですが、ロシア人のなかでやっていくには
ずば抜けて小さいんです。 そのことを克服していく精神的な過程や、
ロシアというバレエの本場のしかもボリショイに日本人が入団することの苦労、
そしてソリストになったものの役をもらえなかった悔しさとか、もらった役が
猿の役だった・・・などなど、逆境を伝えていました。

で、彼には王子の役は絶対に来ない。 
女性が姫の役にあこがれるように男性も王子をやりたいものなのでしょうか。 
出番が多いですしね。
私の少ないバレエ鑑賞経験から言うと、道化や悪役がいいとその舞台
がしまるので、その演目で一番技術的に優れている人がその役につく
ような気がしますけれど。

王子はノーブルでイノセントな雰囲気をもった人ならばそれほどマニアックな
までの技術は披露しなくてもいいような。 だいたいバレエで登場する王子は
白鳥と黒鳥をまちがえちゃったり、婚約者の姫がいるのに、村娘に恋
しちゃったりするような人が多いですよね。 無垢というより、無知?




「人間って、いい時は結果が出るけど成長しない。悪い時に、成長していると思う。
そういうのをへてきた人が、本当に感動させられる踊りをする人。
自分もそう生きたい」

岩田さんの言葉です。