アメリカン・ブルーです。
春の訪れを感じる花の巡り。
里山でもそんな息吹が感じられるようになりました。
今年は、新しい湿原を目指して、
白石市の国立南蔵王青少年野営場に隣接する「水芭蕉の森」へ行ってみました。

思いのほか、山の中へ入ってゆくようで・・・
今月20日以降に、
フィラリアとノミダニ駆除の薬を処方してもらおうと考えていたルナだったので、
その森への侵入が如何なものか?と躊躇され、
少しの時間だろうと車での留守番を頼みました。


初めての場所だったので、駐車場から目的地までの距離も良くわからず、
また、木道も何か所か分岐があるので、
途中で出会った方々から情報を頂きながら、
まずは初回の探索ができたような気がします。
こういう場所は、一度では攻略できず、
何度か通って、初めて最高のポジションを得るものです。



ここは、湿原ではありますが、
今まで見てきた場所から比べると水の量は少なめで、
そのせいなのかどうかはわかりませんが、
花自体はとても大きくまっすぐに伸びています。
まだ、全体の3割ぐらいの開花のようでした。
ここから、また広がりが大きくなって行きそうですが、
あまり遅くなると、天然記念物の私の天敵の繁殖も多くなってきそうなので・・・
静かなこの時期がお気に入りと言うわけです(笑)


水芭蕉の花の時期に合わせて、
もう一つの楽しみが、山野草です。
この日も、この場所までくる間の山道のわきに多くのカタクリの花を見ました。



うつむく花好きの私は、
このカタクリの花も大好きです。
枯葉の中から顔を出して、なにやら、おしゃべりしているような姿に見えます。
秋田で見た、栗林の中に延々と広がるカタクリの群生地は圧巻でしたが、
こんなほのぼのとしたカタクリ達もまた大自然のお土産のようです。

その他にも、この時期ならではの小さな森の住人達に迎えられ、
ひっそりと咲く山野草の魅力を感じます。

山野草と言えば、我が家の翁草・・・
間もなく花が開きそうで、
ほわほわとした繊毛に包まれた蕾がもう少し待ってね~♪と呟いています。
一方、今年はカタクリの方は残念ながら出てきませんでした。
野草たちにも事情があるのだと思います。
気にしないで!!
そんなことを思っています。

今日の画像にはあまり人の姿が映りこんでいませんが、
平日にもかかわらず、そこそこ人出があって、
木道をすれ違うのに気を遣うほどでした。
管理センターに寄ってきた夫の話によれば、
「決して一人歩きはしないでください!」とのこと。



未知との遭遇があるのでしょうか~
そんな心配もないくらい、
多くは、私達よりも少しお兄さんお姉さんなご夫婦やお仲間のようで、
ゆったりとした時間を過ごしておられるようでした。
夫の歩き方が早いので、私もそれについて小走りですが、
「若い人たちは違うわねぇ~」と何度も言われて恐縮でした(笑)
70代の方々から見ると私達もまだ「若い人」
そう言ってもらえる時間が不思議な森です。
80代の方々から見たら70代も「若い人」
先輩方からの有難い一言を元気につなげて、
里山探索が楽しいひと時となりました。
ここからもう少しすると、この場所の奥がドウダンの里になるそうです。
また、次回に楽しみを残して、ルナの待つところへ帰りました。
この後は、ルナのお楽しみが~♪
次回の投稿に続きます。

