アメリカン・ブルーです。
4月20日に「群生…翁草」と言う表題で翁草の話をしました。
今日はその転身した姿をお知らせします。



5月下旬には綿毛の翁草が見られると聞いて、
その頃にまた足を運んでみたいと思っていましたが、
「少し早い?」
そう思いつつ、みちのく公園へ出かけたので、
北区にある自然共生園にも足を延ばしてみました。
前回との変化は、翁草だけにあらず、
遠くの山の雪もだいぶ減って、
何よりも緑色の広がりに驚かされます。
桜草の小路も期待していましたが、
群生感が無く、少し残念でした。
待ち受けていたのはキジ。
声がするなぁ~と思ってはいましたが、
そこここから飛び立ち・・・飛ぶんだぁ~(笑)
駆けるキジにはよく会いますが、
空を飛ぶキジはさすがにこの広がりでしか会えませんね。



いま、綿毛の一歩手前のふさふさの白髪頭のような姿が、
翁草を一番表現しているように思えます。
それでも、陽の光に輝く一本一本がつややかで、
決して、私の髪に見える白いものとは別物でした(笑)
風に揺れて、流れるようなその横顔は、
遠い日を想ってふんわり笑う・・・
これから描きたい物語の始まりのよう。。。


そして、綿毛。。。

5月11日に友人二人と一緒に島川美術館を訪れました。
写実会の巨匠と言われる「森本草介」展と、
島川コレクションを見てきました。
絵画の鑑賞は久しぶりでした。
しかも、写実絵画をここまで印象的に見たのは初めてだったかもしれません。
女性の髪の毛一本一本を描いたようであり、
布の質感まで伝わるようで、
花芯に至っては、
森本草介氏は目の中にマクロレンズを持っている?
そう思ってしまうほど緻密で繊細でした。
誘ってくれたのは大学時代の友人で、
実は40年ぶりの再会でした。
この美術館へ足を運びたいので仙台へ行く・・・
その時、もし会えたら・・・
福島県の郡山市から来るとのことで、
名取市のもう一人の友人と3人で会う約束を3月にしていました。
待ち合わせは三越前に12時。
同じ研究室で、この前のクラス会には来られなかったので、
私一人だったことが寂しく、
名取の友人が連絡先を知っていたので繋いでもらいました。
本町に美術館があるとのことで、
三越から裏通りを歩いて、
その近くにある「かに政宗」でランチ。
40年ぶり・・・・(笑)
でも、違和感なし。
それぞれが持ち続けていた記憶は少しずつ違っている面白さや、
懐かしい友人のあだ名だったり、
住んでいた下宿や寮の話も楽しくて、
ランチも2時間滞在でもあっという間。
美術館は5階建てで、各階のコレクションを見て、
そこを出たのがもう4時半を回り、
昼間の暑さとは打って変わって風がもう冷たくなっていました。
3人でゆっくり仙台駅まで歩いて別れました。
二人はまだ現役でお仕事中だそうで、
仕事を辞めた後にどう時間を過ごしたらいいかが不安だとのこと。
また会って楽しい時間が過ごせますように・・・

綿毛が美しくなるように、
私達も時を駆けて、
還暦を越えてもそこに見いだせるものを共有しつつ、
あの頃・・・
それとはもうひとつ違った感覚で、
こんな集い方もこれからより一層必要な時間になってゆくかもしれない・・・
遠くから会いに来てくれてありがとう~♪
繋いでくれてありがとう~☆