こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

訓練エリアメール

2013-06-10 20:19:32 | 東日本大震災

ルナです。


昨日は、ルナのお誕生日に、たくさんのお祝いメッセージをありがとう。
4歳になったルナとして、
また、パパさん、ママさん、時々お兄ちゃんの元気の素になって、
みんなが遊びに来てくれて、ホット出来るお庭に居るルナでありたいなぁ~
これからもよろしくね







さて、話は変わるけど・・・・
ちょうど、ルナの誕生会をしようとしていた日のことだった。
パパさんとママさんのスマホにこんなメールが届いたよ。





エリアメール  大津波警報


最初に気付いたのはパパさん。
「エリアメールが来たけど、大津波警報だって
大きな地震の揺れも無かったのに?  どうしたんだろう?
ママさんが、よ~く見てみると「訓練」の文字が入っている。
名取市の訓練エリアメールだった。
ルナのおうちは名取市に隣接しているからエリアメールが届いたんだろうけど、
ちょっとビックリ。
名取市では、事前の訓練の広報があったのだろうか・・・・・?
緊急地震速報より、アラームは穏やかで、鈴を鳴らしたような音。
でも、慌ててこれを訓練と思えなかった人も居ただろうなぁ~

それから、44分後に訓練解除のエリアメールが再び届いた。






ところで、この風景を覚えている?
南三陸町の防災庁舎。
24歳の女性職員さんが、最後まで、津波が来るから避難して!!って叫んでいた所だよ。
残念ながら、その直後の大津波に流されて、尊い命を失った。
大地震の直前に、ママさんの所へズボンのお直しに来られた仙台市のある消防署の所長さん。
同期の方が、この防災庁舎の所長さんだった・・・・・と、
ようやく仕事が落ち着いた半年ほど経って、
お直しを引き取りに来られた時、
その方からママさんが聞いた話。
その日のうちに、ヘリで上空から視察したけれど、どうしようもなかった。。。
もちろん所長さんも、共に、津波の被害に遭われて、お亡くなりになったそうだ。
お葬式用の黒の礼服のズボンもお預かりしたままだったからね。


この写真は、この前、気仙沼の徳仙丈山へツツジを見に行った時、
帰り道を、南三陸町の方から回って帰って来た時に撮影したもの。
パパさんは、何度か訪れたようだけれど、
ルナとママさんは南三陸町へ来たのは、今回が初めて。。。


思ったより、庁舎の建物が小さく感じた。
これでは、巨大津波から逃れる高さではなかったのかもしれない。
ママさんは、手をあわせて、ご冥福を祈った。





しばらく、被災地の写真を投稿していなかったこと・・・・
地元では、毎日、何度も何らかの形で「東日本大震災」の報道が続き、
未だに何も終わっていないけれど、
もしかしたら、遠くの地方では、その扱いは、かなり小さなものになったに違いないよね。


今回、ママさんが見た中で、「おや?」っと思ったのは、
この標識。





ここから過去の津波浸水区間

しばらく走ると、ここで終了の標識が出て、また、少し走ると、この標識が新たにでる。
何ヵ所かの区間がこうして表示されて、海抜29メートルもあるところにもかかわらず、
津波の被害を受けているんだよ。











鉄道は、未だに手つかず・・・・
と言うよりも、もう、復旧は無いのかも。。。。






積み上げられた小型船。





驚くほど多くの仮設店舗。


地形や、町の大きさや、自分とのかかわり合いによっても、印象はいろいろかもしれない。
福島から岩手まで、海岸線の被災地のほとんどを見て来たパパさん。
確か、高田松原が有名だった陸前高田が一番悲しく感じたって言っていた気がするけど、
ママさんは、名取市閖上地区と同じくらい、南三陸町のこの景色に悲しみを感じた。







もし・・・・・
どこかへ旅行を考えている方がおられたら、
一度、訪れてみませんか。。。

東北の緑豊かな自然ともうひとつの世界を直に見てもらいたい。
1000年に一度の大災害なら、その時代に生きた者として、ここに立って見ませんか。

ママさんがそう言っているよ。






電車ごっこして遊んでるルナ。
昨日、ママさんったら、RUNAの「N」の文字、
反対に付けちゃって・・・・違和感あったでしょ。
今日はちゃんと直してリベンジ~♪
う~ん、やっぱり、スッキリするね。


コメント (8)
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