昨日の記事内容の真相解明のため、石原講師の過去のセミナーにおける順張り手法による分析過程を追ってみました。
1)2月17日セミナー 2021年2月17日のセミナーでは、次の2個のMT4チャートが掲げられていました。その前の昨年11月18日実施のセミナーでは、未だメガトレンドは登場していませんでしたので、この日にメガトレンド指標が初めてFXプライムのセミナーで公開されたことになります。
上は従来からのチャートでBollinger Bands、ADX、StdDevの3指標による分析にMegaTrendが加わりました。メインチャートにはボリンジャーバンドが描かれていますが、ローソク足には既にメガトレンドの足が使用されています。ボリンジャーの売買シグナルは、ここでは表示されていません。下のチャートでは、MegaTrend(メガトレンド)のみで各通貨ペアが分析されていました。最初のチャートのサブチャート2段目の帯(サイドバー)はオリジナルには存在しなかったのですが、ADXとStdDevがともに上昇する局面で赤と黄色に塗分けられています。筆者作成のインジでは最初から用意されていましたので、オリジナルが後追いしてくれた格好です。
2)5月26日のセミナー下記のチャートに統一されていました。
今から振り返れば、オリジナルとメガトレンドが合体した形となっています。メインチャートには明らかにボリンジャーバンドのσ1のラインが残っています。但し、ローソク足はメガトレンドに代えられています、その分はサブチャート3段目のTrendと名を変えてボリンジャーσ±1突破のシグナルとして残存しています。ここでは、詳しくトレード手法を紹介されていて、MegaTrendによる小ポジションの途転による自動売買に加えて、2段目と3段目のシグネルが出る度に増玉を行うと強調されていました。
3)8月25日のセミナー
昨日のブログで報告の通り、この時にはボリンジャーバンドが分析指標群から外されています。
3)補足事項
以前のセミナーでは、転換点ボラティリティトレードの効力の減衰期には、その補強としてMACDを利用されることがありましたが、過去3回のセミナーでは適正なシグナルが出ないとして排斥されています。また、どのセミナーでもチャートに展開されるインディケータについては、詳しいパラメータの紹介はなくなりました。
4)EA再開発にあたって
利用するインディケータのベース(デフォルト)は、MegaTrend, ADX, StdDevとし、Bollinger Bandsのオリジナル手法もオプションとして残すようにします。なぜなら、講師の分析も相場の場面場面でまだ揺れ動く可能性が残るからです。シグナルが重なった場合の増玉(ピラミッディング)機能も装備させる考えです。ただし、MegaTrendは筆者仕様のものとなります。