トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT4を新しく購入したPCにそっくり引っ越しする方法

2022-02-10 18:49:33 | 投資

 使い慣れたパソコンでも旧いCPU、メモリー、HDDでは、最新のアプリを作動させるには力不足、何年かに一度は新しいPCに買い替えざるを得ない。

 MT4トレーダーにとっては、旧パソコンに蓄積したインジケータやスクリプト、EAその他を、逐一新PCに引っ越すのは結構骨の折れる仕事となる。ブローカーのサイトから再度システムをダウンロードするのも面倒である。

 そこで、旧PCのデータを丸々新PCに引っ越しする方法を述べてみたい。

1)用意するもの

旧データを一時保管するためのUSBメモリーもしくはPortable HDD

対象となるMT4のログインIDとPW及びサーバー名を書き留めておく。

2)旧PCのシステム本体をコピペで用意したメモリーに一時保管

ほとんどのMT4はProgram Files(x86)に保管されているので、その中から対象となるMT4ファイルをコピペで一時保管する(ファイル名はそのまま維持)

3)旧PCのデータファイルを用意したメモリーに一時保管

旧MT4の「ファイル」 → 「データフォルダを開く」でそこに存在するcinfigからoriginまでの全部(8個)のファイルをコピペにて一時保管する。

4)2で一時保管したMT4本体を新PCのProgram Files(x86)にコピペで移す。

Program Files(x86)の対象となるMT4ファイルを開き、その中のterminalをダブルクリックするとログイン前のMT4が立ち上がる。

5)4で立ち上げたMT4の「ファイル」→ 「データフォルダを開く」

そこにあるconfigからoriginまでの全8個のファイルを削除する。それと入れ替えに3で一時保管した8個のファイルをコピペで同所に保管する。

6)最後に立ち上げたMT4に1で書き留めたID、PW、サーバー名でログインすれば完了。


超安全マーチンゲール組込み MT4 EA Centurion Smart Grid 公開

2022-02-04 23:22:18 | 投資

 

 懸案のマーチンゲール組込みEAの公開がようやく決定しました。安全性の角度から徹底したテストを重ねた結果、当初の目的通りに仕上がったことが確認されています。

 本EAには詳細な取扱説明書が添付されていますが、安全第一という趣旨が貫かれています。その冒頭部分のみ紹介させていただきます。全文はuploaderにアップしておきますので、ダウンロードの上参照ください。

 本製品は数年来研究を重ねてきたマーチンゲール手法をMT4システムに組み込んだ画期的な自動売買プログラムです。マーチンゲールの持つリスクファクターを数々の手段で制御しつつ、その長所をふんだんに取り入れて勝ちトレードを続けるべく緻密にプログラムされております。あたかもローマの百人部隊(Centurion)に護られた安全最重視のプロダクトに仕上っており、今回自信をもって世に問うこととなりました。

 安全性について詳しくは後述しますが、その要点は次のとおりです。

① マーチンゲールによる失敗例は、誤った通貨ペアの選択と仕掛ける取引価格帯の値幅の狭さ、そして無制限なナンピン売買に起因します。本手法では、通貨ペアは主要米ドルストレート通貨ペアを選択すること、取引価格帯はその通貨ペアの日足ATRから計算された安全値幅であること、そして倍々と繰り返すステップは6までとします。これは1000通貨単位で始めた場合には、2の5乗まで即ち16,000通貨単位までの発注に止めることを意味します。

② 相場が逆行した場合には、反対方向のヘッジ取引を間断なく実行することにより、ポジショジのヘッジと実現益を同時に満たすようにプログラムされています。(ヘッジ兼利益目的)

③ マーチンゲールには5Stepsまで(前述の例では、最大16,000通貨単位までとし、それ以上のステップには進みません。6 Step目の価格に達すると全ポジションの決済及び残存注文の取り消しがなされます。ここに至るまでには、多くのマーチンゲール注文(主注文)の利益確定を経ていること、またリピートされるヘッジ取引による確定利益が積算されているため、損切りとなってもネット損失は極めて限定的となります。(詳細は本文にて)

④ 最後の注文が発出される状況は、各注文の値幅を100ピップスとした場合、既に500ピップスの暴騰・暴落が一挙に起こったことになります。事前の4ケ月間の過去検証では、最大の暴騰・暴落の際にも300ピップスの騰落範囲(第4step)に終わっており、十分余裕を持ったトレード幅の設定になっています。

 マーチンゲールという言葉を耳にすると一瞬構える向きが多い中、そのような想いは杞憂に過ぎないことを明らかにするため、先ず、Centurion Smart Gridの仕組みを説明いたしました。詳しく後述する取扱いのルールを守っていただければまさしく超安全なトレードの成果を享受していただけることとなります。

 今回は、数量期間限定の特別価格にて提供させていただきます。

(注)その後EAは更新しております。最新版説明書は下記よりダウンロードすることができます。

以上

Centurion Smart Grid 取扱説明書

公開提携会社 MT Studio21.com

 

  


MT4 超安全マーチンゲールEA 完成

2022-02-01 20:03:23 | FX

 既報の通り、企図したEAが完成し、いよいよ提携先に引き渡す直前になってFRBによる基準金利の引き上げ及びバランスシート縮小という一連のテーパリング計画が発表された。

 超弩級ニュースを受けて市為替市場も震撼、主要通貨の対ドル相場は大幅に下落を続けることになった。おりしも、EAのフォワードテストを行っている最中でもあり、超安全と宣言したマーチンゲールがこの暴落にも耐えることができるのかという一抹の不安とともに、もし、この荒波を乗り越えることができたなら、その堅牢性が半ば保証されたことにも繋がるのではないかという期待もあった。

 先週には、GBDUSDは1.37台の高値から1.33台まで最大400ピップスの暴落を見せた。マーチンゲールは第5ステップ24(£8,000)に達した。最初のエントリーから300ピップス下げた地点である。いまだ200ピップスの余裕はあるが油断はできない。フォワードテストは週をまたぐこととなった。

 そして週明けの月曜日2022.02.01 21:54 @1.63745と戻したところで利確、懸案のフォワードテストを終えることができた。すぐさま、昨年10月から本年2月1日までの正確なバックテストを実施してみた。

① ヘッジモード Trailing Stopあり

② ヘッジモード Trailing Stop なし

③ ヘッジなし(従来からある有名なマーチンゲール)

以上の3ケースのテスト結果をまとめると次のようになる。

バックテスト

純利益

P/F

① TS あり

24,553

1.91

② TS なし

30,648

2.14

③ ヘッジなし

17,834

1.82

(総括)

1)TS pips 5にてのトレイリングストップは、途中で浅い利益で決済になるケースが多く、②による利確50 pips(RangePipsの半分)とするほうが勝っていた。

2)③はヘッジ取引なしの通常のマーチンゲール、②と③の差、約13,000円が本ヘッジ手法の優位性を示す。

3)4ケ月の期間中の最大ステップは5(2、£8,000)まで、最初の注文価格から300ピップス下落した地点となった。あと200ピップスの余裕があった。

4)マーチンゲールは6ステップまで、万一第7ステップに差し掛かることがあれば、その瞬間完全にポジションはスクエアにされることになる。

その時点で決済してもヘッジの利益と相殺されるので、損失額は限定的である。

5)フォワードテストも終わったので、公開の手続きに入ることになった。当初はトレイリングストップありをデフォルトとしていたが、今回のテストにより「なし」をデフォルトとすることになる。