トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT5で仮想通貨のトラリピ?

2021-08-10 00:06:11 | 投資

 最近MT Studio21のお問い合わせにMT5のトラリピEAに関する質問が多くなっている。内容を確認すると、真意はBTCUSD(ドル建てビットコイン)のトラリピを海外業者のMT5で行いたいとのこと。

 数日前には3万ドル切れまで下落していたBTCUSDが、あれよあれよという間に4.5万ドル超えの値を付けている。筆者は仮想通貨のトラリピなど試したことはないが、なるほど、これほどのボラティリティがあれば、トラリピをやっていれば大儲けと考える人がいるのも頷ける。但し、相場が逆行すれば、大損につながりかねないので、やるとすれば逆指値トラリピに徹底した方がよさそうだ。

 ところで、MT Studio21社のトラリピEAには、MT4用とMT5用と2個のEAが同梱されているので、MT5のBTCUSD取引にも対応しているのは当然である。但し、本来はFXの通貨ペアを対象にしているので、BTCUSDのEA設定には、次の点に留意する必要がある。

  • トラップ幅、利確幅

 取り扱い業者に共通と考えられるが、アルパリ社のBTCUSDのプライス表示は、$45,983.8のように、小数点以下一桁表示となっている。例えば、BTCUSDを各取引単位1、$40,000.0を最底値、トラップ幅$5000.0、利確幅$7,000.0、トラップ数10本とする買いトラリピEA設定画面とMT5チャート展開は下記のようになる。発注範囲も100,000.0程度に広げておく必要がある。

  • その他

 FXとは、取引単位、設定幅、スワップ等が異なるので、取引会社のデモ口座で十分な事前確認が必要。また、レバレッジか過大となりやすいことにも留意を要する。その点、海外口座利用も考慮されよう。

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シカゴIMM ポジションをFXチャートに表示

2021-08-09 02:23:04 | 投資

 日足ベースでスイング取引を行うトレーダーにとっては、シカゴ通貨先物市場における投機筋ポジションの動向は最も重要視されるデータの一つである。前週末の対ドルポジションを翌週火曜日に公表される。上記は8月3日(金)までの数値をエクセル上でグラフ化されたものであるが、そのボリュームの変化がドル円相場に如実に反映されているのが分かる。

 大変貴重な資料ではあるが、残念なことにこのグラフを例えばトレード用のチャートに直接取り込むことができない。FX業者によっては、エクセルによるデータをホームページ上で別途公開してくれているので、トレードのたびにその資料を参照するしかなかった。

 TradingViewというチャートシステムがあり、そのシステムには通貨チャートにIMMポジションをインディケータとして表示することができることを最近知ることとなった。日本の業者ではOanda社がTradingView社と提携した結果、TradingViewチャートを介してOandaの通貨チャート上でIMMのポジションをインディケータとして同期できることとなった。

TradingViewの無料チャートのURLはhttps://jp.tradingview.com/。インディケータはCOTとなっているので、検索にて容易に見つけることができる。通貨ペアの中から、例えばOandaのUSDJPYを開くと上記のようなチャートを得ることができる。ここからOandaの取引を行うことができるそうだが、確認はしていない。見慣れないスステムなのでまごつきやすいが、ネット上説明もあるので、筆者としては何とかそれらしいチャートを作成することができた。

 なお、IMMからデータを取り込んでMT4にインポートすれば、MT4チャートにも描画できるとあるが、データは有料で更新が面倒なので、トライはしていない。