トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

日銀金融緩和を修正、円高・株安

2022-12-21 01:12:33 | 投資

 昨12月20日正午過ぎ、日銀は金融政策会議終了後「金融緩和策の修正」を発表、これまで続けてきた10年債金利の変動幅(YCC)を±0.25%から±0.5%に拡大した。午後の為替・株式相場は直ちに反応し、大幅な円高・株安を示現、海外市場にもその影響が引き継がれている。

 このニュースを耳にするや否や、宮田直彦氏による前日のエリオット波動分析を思い起こして背筋が寒くなるのを感じた。ずばり、今週中にもドル円は下落を予想、年末・年始にかけて120円台に向かうとの分析であった。

 日本の株式市場については、今週は買い場との分析、現在の波動は下げのE波の途中にあり、目先大底を確認した後は新たな上昇波に向かい、8月高値30,800を抜けた後、来年は日本株式が世界をリードするであろうとの予測である。

 今回も、数か月前からの分析がまずドル円で実現した。株式市場も予測通りになるのではと期待せざるを得ない。フィボナッチやエリオット波動分析では、世の中の森羅万象までもカバーしてしまうという不可思議な力を間々感じる。


MT4で高級コンピュータ言語を習得する【2】

2022-12-16 14:24:46 | 投資

 前項ではMT4でインディケータや自動売買プログラムを作成しているうちに、高級言語であるCやC++の基礎を自然と覚えてしまうことについて述べた。そして、ひいては現在最も身近に感じているネットやスマホのWebページ作成もそう難しくはないことにも触れた。当ブログサイトの主題であるFXやMT4とは少し離れるが、乗り掛かった舟でもあり、しばしWebサイト作成にも触れておこうと思う。

 2011年5月の統計では、パソコンやスマホで見るネットページの41%がWordPress(ワードプレス)という簡易ツールによって作成されているという事実。WordPressの他にはWix、Jimdo等が存在するが、これらを総称してCMS(Content Management Systems)という。そのなかでもWordPressのシェアーは64%と2位以下を大きく引き離している。

 さて、ネットページ(ブログ、企業サイト)作成の動機は大きく分けて二つの目的に分類される。

1)とにかく個人ブログや会社のサイトを手軽にいち早く作成したい。

2)Webページ作成の専門(デザイナー)とする職業につきたい。

 大多数の人は、①の目的であろうから、その場合はWordPressが最もおすすめとなる。こちらは、プログラム言語を知らなくてもノーコードでWebサイトの作成・管理ができる。WordPressにはブログ用、企業サイト用、商業店舗用と数千のテンプレートが提供されているから目的に応じて選択すればよい。うれしいことには、WordPress自体がオープンソースで無料かつ自由に使えるCMSであるということ、そして提供されているテンプレートやプラグイン(追加機能)も原則無償で利用することができる。これらの機能のほとんどはWordPressではない第三者(利用者)によって作成・公開されているものであり、もしこの種機能を一般デザイン会社に別途発注するとすれば、数十万、数百万円を要する代物である。WordPressが世界標準となっている理由が分かる。

① WordPressの始め方について;

 WordPressをいきなり本番で始めるには、相当なエネルギーが要る。なぜなら、ページ公開にはレンタルサーバーを契約して独自ドメイン(URL)を事前に取得しておく必要があるからである。幸い、「ふる」さんという方がYouTubeで基礎講座(全5回)を公開されているので、そちらを視聴されることをお勧めする。そこでは「Local」という練習用WordPressを自己のパソコン内に構築し、レンタルサーバーなしでWordPressを実体験することができるからである。

https://www.youtube.com/watch?v=5DEMxjDM5PE&list=PLpKVBA4GNtwLes80issZUcGkBfwvvVJg0

 また、WordPressとの基本概念については、下記サイトが参考になる。

https://www.youtube.com/watch?v=3GMxKZiFkNQ&list=PLq6xPiO1Kcew-ZtRt0LJMbri1PJ8UDwWA

② Web作成の言語から学びたい

 こちらは2)のWebページ作成を職業としたい方、あるいはC言語の基礎を学び終えたので、Webページ作成言語から勉強をしたいという方向けである。そもそも、CMSたるWordPressもWeb作成言語であるHTML、CSS、PHPという3個(Java Scriptsを加えると4個)の言語で構成されているから、それらを一つひとつ学んでいくことになる。つまり、これらの言語を学んでおけば、WordPressをより快適に使いこなすことができる。三つの言語は、いわば手続書といった感があるから、自分で地道にエディターを使って書いて覚える必要がある。学ぶ順序としては、「HTML/CSSを作りながら学ぶ」 → 「WordPressテーマ(WordPress用テンプレート)を自作する」がよい。「作りながら学ぶ」でHTMLとCSSの基礎を覚え、「テーマを自作する」でPHPの基礎を習得する。こちらにも結構なYouTubeの公開講座(webサイトチャンネル)がある。筆者も大いにここのお世話になっており、現在も勉強中である。「作り方を学ぶ」と「テーマを自作する」の最初のURLを示しておく。「作り方を学ぶ」は第一弾から第四弾まであり、サイトでは順不同になっているので順を追って視聴されたい。

「作り方を学ぶ」: https://www.youtube.com/watch?v=rwMzmPYEBrs&t=1s

「テーマを自作する」: https://www.youtube.com/watch?v=Zn7q9MwBqhU&list=PLq6xPiO1Kcewu0eYbzfZBD8rwqJb-05zf

 


MetaTrader (MT4)はコンピュータ言語習得の一里塚

2022-12-14 13:52:15 | 投資

 「好きこそものの上手なれ」という格言はコンピュータ言語を学ぶ際にもそのまま当てはまる。

 高級言語の基礎と言われるCやC++の教科書を買ってきて勉学を志す人は多い。しかし、大方はものの数ページ読み始めたところでお手上げ状態となり、そのうちその本は書棚の奥深くにしまい込まれる運命となる。文科系出身者の筆者においても同様で、全ての試みは徒労に終わってしまった。

 職場では財務に所属していた経験から、FXトレードには取引自由化と同時に参入、週日の夜はFX取引に明け暮れていた。当時は、日本にもFX業者が次々と誕生し、各社は積極的にセミナーを開催し顧客獲得に精出していたものだ。

 FX取引を行っていると世界の政治・経済の動きが為替レートの動きに刻一刻と反映される。政治経済音痴はたちどころに解消されることとなる。たとえ、職場を離れ年金生活に入った人でもFXに携わっていると、まだまだ現役感覚は抜けきらない。脳若返り止メリットNo.1である。

 海外業者の情報も入ってくる。海外での取引プラットフォーム(取引システム)をみると、大方の業者がMetaTrader4 (MT4)というシステムを採用していることを知ることになる。都合の良いことに、そのシステムは無料でデモ口座を一般に開放しており、ありとあらゆる分析指標をそのチャート上に描画させることができる。日本の業者では、各業者が提供する分析指標は区々かつ限定的であるため不便極まりなかったものが、一つの画面であらゆる分析ができるので、大いに助かったものだ。加えて、MT4が提供するエディター上でプログラムを書くことができれば、チャート上で相場分析指標はおろか自動売買プログラムまで作成・運用できるといった代物である。当時は、理解していなかったが、MT4のプログラム言語(MQL4)はC++の子供のようなもので、分析指標や自動売買のプログラム(EA)を自作することができれば、CやC++の基礎は自然にマスターしてしまうことになる。

 EAを自作したい一心で、豊嶋久道先生の「メタトレーダー入門」を買ってきて挌闘を始めたものだ。五里霧中、でも好きこそものの上手を目指して必死に食らいついていた。最初の「移動平均線の指標作成」例を突破するまでに6ケ月近くかかっている。コンピュータの得意とする条件分岐(if構文)や繰り返し(ループ)を習得するまで漕ぎつければしめたものだ。分からないところは、豊嶋先生のサイトに質問を入れると丁寧にお答えをいただいた。ネットには多くの分析指標(インジケータ)や自動売買プログラム(EA)が公開されているから、それを少しいじって自分なりに改良することもできる。豊嶋先生はそのブログで、「MT4のプログラム作成には、C言語の基礎を弁えている方が良い」と述べられていたが、筆者の考えはその逆である。全くの素人には、EAを作成している間に自然とC言語の基礎が身につく方がより現実的でありがたい。

 そのあとは弾みがついてどんどん前に進むことができる。中級クラスになると、自分で関数の作成も可能となり、その先には独自のライブラリー作成も視野に入ってくる。

 近所の書店に立ち寄るとおびただしい数のコンピュータ言語教本が目に入る。C以外の書物を手に取ってページをめくっていても以前のような違和感はなくなっている。CやC++と似通ったところが多いので、必要とあればいつでも利用できそうな感覚である。必要に駆られてMT4(MQL4)から学び始めた副次的効果である。

 現在、最も身近に感じるのはパソコンやスマホで使われているコンピュータ言語だ。こちらは、見てくれはとても複雑であるが、中身は高級言語に比較してとてもシンプルである。つまり、職人的に決まり事を覚えていくプロセスの連続である。ウェブデザイナーに美的感覚を有しかつ忍耐力のある女性が多いのもうなずける。

 Web Designの勉強方法にも工夫を要する。自前のブログサイトや企業サイトを立ち上げたいとの思いで、書籍を購入することは当初は避けた方がよい。自分の手を動かしつつ学ぶプロセスを経ることが避けられない。筆者も重宝した動画サイトがあるので、これについては稿を改める。


MT4 ゼロスワップ Exness社からの警告、スプレッド等

2022-12-01 14:07:23 | 投資

 本年8月末以来、Exness MT4 円建て口座にて試験運用を続けてきた。本ブログ読者からの情報で、E社のゼロスワップ制の試みに大変興味をそそられたからであった。レバレッジも高いことから、¥100,000をbitwalletを通じて入金、その間トラリピを中心に運用、現在の有効証拠金は¥135,030となっている。

 ゼロスワップについては、主要通貨ペアや株式指数CFDには売り買いともにスワップゼロが貫かれている。ただし、2週間ほど前に次のような警告を受けた。その趣旨は、「あなたの口座運用を分析した結果、翌日に持ち越される残高が多い。今後はできるだけ当日にポジションを手仕舞うとともに、取引回数を増大させるように、さもないと、スワップゼロの資格を失うことになるかもしれない」とのことであった。

 トラリピの運用は、宮田直彦氏のエリオット波動分析にそのまま従っている。ドル円は10月21日の151円台で最高値を付け、円高方向に向かうとの予測が発表されると同時に、ドル円の売りトラリピに切り替え、結果としては大成功と言ってよい。ところが、本日朝、EA運用には不都合な事態が発生した。日本時間、午前9時台であるにもかかわらず、スプレッドが10~12pipsにまで拡大しているのだ。2個のポジションを有していたが、全体では利益状態であったので、EAを停止し、両ポジションを決済したところである。上記の¥135,030は現時点でのネット証拠金である。

 ポジションを閉じて1時間経過した時点では、スプレッド「は通常の1.1pipsに戻っていた。今回の経過が偶然のものなのか、それとも特定の口座を狙った広スプレッドなのか実態は不明。

 これに類する情報をお持ちの方、コメントいただけると幸甚です。

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