トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT4 Trap Trade System(トラリピ等)について

2021-07-04 00:07:12 | 投資

旧メタジェニックFX社にて展示していましたTrapRepeat IFDを含む一連のトラップ取引システム(EA)に関するお問い合わせが届いております。同商品は、新規の独自店舗開設と同時にMT Stdidio21.com社にて展示をいたしております。旧募集型ネット店舗(B社)にて取り扱っていました他製品も同じく新店舗(下記)にて移管しております。製品に対するご質問等は、下記サイトの「お問い合わせ」欄からお知らせください。

新店舗:https://mtstudio21.com/

 ご照会の多いトラリピEAに関しまして、その概略と特徴を述べさせていただきます。

① TrapTradeSystem

 店舗での展示は 「Expert Advisor トラピピEA」となっておりますが、主役はその名の通り「TapTradeIFD(トラリピ)ですが、トラップ取引を含むTrapTrade一般として活用することができます。

② 順張り型トラリピに対応

 一般的なトラリピ手法は買いトラリピであれば、相場が逆行した場合には「ナンピン買い下がり」となり、ともすると含み損を抱えた多数のポジションを持つ羽目に陥ることがあります。MT Studio21社のEAは相場が逆行した場合には、ポジションを持つ確率が相当低い順張り手法(Stop Orders Only)を選択することができます。例えば現在のドル円相場が110.00として50pips間隔で買いトラップを張る場合、通常のトラリピであれば100円のポジションと110.50の逆指値買い注文及び109.50の指値買い注文が出されます。(他のトラップは省略)ところが、「Stop Orders Only」を選択し同時にStop Order 幅を例えば10pipsとしておくと、100.00のポジションは未だ発生することがなく、109.50の指値注文もこの段階で発出されることがありません。100.00の注文は相場が109.90になった段階で初めて100.00の逆指値買い注文として発注されます。同様に109.50の注文は、相場が109.40まで下がった段階で逆指値注文として出されることになります。上記のように相場が逆行すれば途中の多くのトラップは逆指値注文として残るのみで、含み損を持つポジションとはならない仕組みになっています。そして、相場が順行に戻れば逆指値注文が次々と制約し順張り取引として利益を取り込んでいくことになります。最初から相場が思惑通りの上げ相場であれば、110.50以上のトラップは通常のトラリピと何ら変わるところはありません。このことはバックテストで検証されると、十分納得していただけること疑いありません。

③ トレイリングストップを装備

 トレイリングストップ装備型と非装備型の製品があります。ここぞという場面や単なるトラップ取引には威力を発揮します。

④ 半自動取引

 EAを本格的に運用するためには、外部のコンピュータ(VPS)を賃借りしてフルの自動取引とする必要がありますが、トラリピに限り自前のパソコンのみでほぼ自動取引をすることができます(半自動)。トレーダーの中には、手動でトラリピをする方がいます。でも、取引ペア数が多いと、途中で入力ミス等が多発します。また、上に述べた「Stop Orders Only」の選択はパソコンを常時開いていない限り発注することはほぼ不可能です。

 本EAをお使いになれば、パソコンは日に3~4回開けるだけで十分です。但し、トラップ幅が狭小の場合には取りこぼしが発生します。ATR(1日の変動幅が100pipsであれば、トラップ幅を40pips程度以上としておけば、ほぼ取りこぼしは発生しません。トラリピはIFDの連続ですから、利確を終えたIFDは再注文しなければなりません。一旦閉じたパソコンのスイッチをオンにした途端、眠っていたEAは覚醒し欠けたIFD注文を直ちに修復することになります。複数通貨ペアを運用していても注文ミス等で失敗することはありません。

⑤ 仕掛けの注意事項

 「買いのトラリピはどこで仕掛けるか」ですが、いろいろな考え方がありますが、基本的には各注文は少額で且つレバレッジは小さくというところでしょうか。順張りトラリピを選択すれば、更に安全という訳ですが、それでもできるだけ相場が底の段階にあることが理想です。それと運用期間が長くなる場合には、スワップにも気を配りたい。スプレッドは狭小でもその分スワップでは結構なコストになる場合もあります。主要通貨買い日本円売りでは、今のところマイナスになるのはEURJPY(筆者運用口座)ですね。相場の天井近くでの売り候補でしょうか。

⑥ 仕掛け例の報告

 本EAにてコンスタントに利益を確保しているとの報告は多く届いています。「例えば、週足のオシレータ指標で底値圏に達した場合、そこから買いトラリピを仕掛ける。通常の単一取引であれば、なお下げ相場が続いて損切りになるケースが多々生じる。トラリピであれば、気長に反転を待つことができる。しかも、順張り(Stop Orders Only)を選択すれば、含み損を極小に抑えることができる。」また、「トラリピを覚えることにより、通常取引の技術も向上した」等々うれしい声も聴かれるようになりました。

 以上、MT Studio21.com社(旧メタジェニックFX)に届いた、Trap Trade SystemEAのご照会の多い点を中心に概略説明させていただきました。

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