トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

日本株魅力度は世界一、日本経済デフレ完全脱却へ熱視線!

2023-05-29 19:56:32 | 投資

 宮田直彦氏のエリオット波動分析は今回も的中! 昨年6月以降、氏の分析に従ったドル円、日経225の買いトラリピは極めて好調に推移しています。

 

マネースクエア提供マーケットビュー、掲題の公開録画:

https://www.youtube.com/watch?v=ZxkNqhShlpM

 


及川圭哉氏のガチ速FXに学ぶ【8】追加でTrade Panel作ってみた

2023-05-05 01:44:59 | 投資

 スキャルピングに近いデイトレでは、売買注文を瞬発的に行う必要がある。MT4標準仕様のオーダーパネルではStop LossとTake Profitの入力には結構時間のかかる作業であるために、せっかくの売買チャンスを逃がすこともにも繋がる。

 及川氏のトレードではほんの数秒の間に、3個以上の注文をポンポンと出しておられる。しかも、利確・損切りもピップ数できちんと設定されている。ビデオでは出てこないが、画面の片隅にはオーダーパネルがあって、ボタンをクリックするだけで1トレード30ロットの注文を立て続けに出されていることが窺われる。氏の主催されるFX倶楽部会員には、この種のツールが提供されているのかもしれない。

 ロシア人と思われる方が作成したトレードパネルがある。内容は大変優れているが、設定ダイアログボックスがロシア語になっていて、とても日本人には使いにくい。また、同パネルはMT4チャートの右上から右下にかけて固定されてしまっている。及川式チャート利用者には他のインジと重なることもあって、そのままではむしろ邪魔な存在となる。幸い、ロシア語混じりではあるが、EAのソースコードが公開されていたので、興味本位でこれを改造してみた。

 先ず、設定画面のロシア語を英語(本体)と日本語(メモ部分)に替えた。次に、MT4チャート上のパネルの配置は画面右隅から左隅までの間で、自由に設定できるようにした。このパネル仕様は高機能そのもの。クリック一つで、利確・損切り付き(ピップス)の成行き注文と待機注文(指値・逆指値)、そして決済注文に対応している。また、一定の含み益のあるポジションに対してはストップの位置を元の買値や売値の位置に変更する機能、加えるにトレーリングストップ機能まである。最も優れているのは、右上の「-」印をクリックするとパネルが消え、あとには「+」印のみが残る。この「+」をもう一度クリックするとパネルが再表示される。

 これで及川氏チャート組一式と発注ツールはすべて揃ったことになる。さらなる付加機能として最も難題とされる通貨相互間の強弱判断(最適通貨ペアの選択)の可視化も加わったので、日頃超短期取引を行わない筆者にもかなり取り組み意欲が湧いてきた。

 引き続き友人仲間やMT Studio21社スタッフにも試してもらっている。FXの基本をマスターしていれば、及川式プチトレードが味わえるのではないかと期待している。


及川圭哉氏のガチ速FXに学ぶ【7】最後にPipsBarを開発

2023-04-30 21:58:12 | 投資

 過去数回にわたり及川式FX戦略を学んできた。ガチ速と自称されるエントリーとエグジットのタイミングの取り方や、必勝チャートパターンは事例学習を重ねるしかないが、少なくとも及川式で最も重要かつ難題とされる最適通貨ペア選択の可視化には成功した。また、氏が利用しているテクニカルについては、一つを除きすべて同じものの再現することができた。氏が通貨強弱判定において風見鶏的に利用されるEURGBPの週末のチャート(5分足)に基づいて見てみよう。

 通貨強弱判断を可視化したサブチャートのDaily OPSでは5通貨間の強弱関係がほぼ直感的に把握できる。メインチャート左上のHeatMapもDaily OPSの補助として使うことができる。

 開発に手間取ったのは、メインチャートの右側空白部分の20ピップスを高さで示すバー(PipsBar)であった。Object関数が苦手であるため、こんな簡単なバー作成に随分と時間がかかってしまった。

(注) このブログ(及川圭哉ガチ速FXにに学ぶ)に長らくに付き合っていただいた方々へお礼の印として、このPipsBar(ShowPipsBar.ex4)をuploaderにアップしておきました。無償でダウンロードできます。ご試用してみてください。

ダウンロードはこちら


及川圭哉氏のガチ速FXに学ぶ【6】通貨選択も師匠クラスに

2023-04-27 12:08:18 | 投資

 ガチ速FXでは避けて通れない最適通貨ペア選択パズルであるが、ようやくその可視化に漕ぎつけた。FX仲間やMT Studio21社のスタッフに先週からテストしてもらっているが、ほぼ瞬間的に5通貨間の強弱関係が捉えられることができるようになった。下記のチャートはGBDUSDの5分足チャートであるが、昨日(4月26日)のアジア時間から米国時間までの大部分をカバーしている。

 日本のマーケットの締まる前の午後2時、及川氏が通常トレードを開始する午後4時、そしてニューヨーク勢が市場に入ってくる午後9時に縦ラインが引いている。

 下段のサブチャートに描かれている赤と青の太線はGBDとUSDの強弱関係を示している。青のGBDラインは午後に入ってゼロラインを上回る一方、赤のUSDは反対にゼロラインを割れてきている。このグラフからGBDはニューヨーク勢参入までは、ほぼ一貫してUSDよりも強かったことが分かる。分かるのはそれだけではない。実は青のラインのさらに上には、EURが、また赤のUSDのさらに下にはAUDのラインが細く描かれているのが分かる。結論的に大部分の時間帯では、EUR > GBD > JPY > USD > AUD であったことが読み取れる。及川師匠よろしく、EURAUD, EURUSD,GBDUSD, GBDAUDのいずれも買い選択を迷わず選択できることになる。チャート場面を次々と切り替えることなく一瞥して判断を下すことができる。ちなみに、EURAUDをハイライトさせたものは次のようになる。

 

 EURとAUDの相関関係はニューヨーク市場に入ると、拡大縮小を繰り返すようになり、トレンドが長期に続く傾向は弱くなった。

 強弱関係の始点はチャートの0時がデフォルトとなるが、パラメータを変更してこれを日本時間午後2時にすると、欧州時間スタート後の強弱関係がさらに判読しやすくなる。

 スタッフとともにさらに検討を続けている。


MT4 EAではできて裁量ではできないこと

2023-04-26 02:25:03 | 投資

 「EAではできて裁量ではできないこと」というと、それ逆じゃないのと問い返されることがある。EAはあらかじめ決められたプロセス(プログラム)によって作動するに過ぎないが、裁量取引の方は自由がきいて環境に応じた柔軟な取引ができるように感じてしまう。

 例えば、現在のドル円が130.00である場面で、125.00の逆指値の買い注文を出したいと言えば、この人相場のことをあまり知らない人だなと思われるに違いない。しかし、本人はいたって真面目である。もし、指値注文を出して、相場が125円ちょうどになったら、買いポジションが発生してしまう。そこから相場が反転して126円方向に戻ってくれば問題はないが、往々にしてその逆になることが多い。120.00まで下落すれば、大きな含み損を抱えてしまう。過大なレバレッジを掛けていれば、強制退場を喰う恐れすらある。

 MT4のEAをプログラムすれば、上記の問題は一挙に解決する。プログラムに次の1行を書いておくだけでよい。「もし、現値が124.00になったら、125.00の逆指値買い注文をだせ」と命令を挿入しておくだけである。その場合、相場が引き続き暴落を続けて120円になったとしても。逆指値注文は待機注文として残るだけで、ポジションは発生することはない。待機注文が不要であれば取り消せばよいだけである。

 逆指値注文が威力を発するのはトラリピ(Trap Repeat IFD)を運用する場合に実感する。ドル円120.00~140.00のレンジで、注文幅50pipsの買いトラリピを行っているとする。順調に利確を重ねてきて、現値が135.00に達しているとしよう。その状況で、週末に予期せぬ大事件があり、翌月曜日早朝のマーケットで125円まで大暴落が発生した場合、業者依存トラリピを含めた通常のトラリピその他多くの日本人買いポジションは大損害を受ける。

 逆指値EAによるMT4運用では、各トラップの注文はほぼすべてが逆指値注文として残るだけで、ポジションとして買い持ちになることはない。下げの途中で、50pips程度の反転上昇はあるから、その場合にはトラップの1~2本はポジションとして発生することはありえるが、ほとんどのトラップは待機注文として残るだけである。海外ファンド等による、日本人の買いポジションのストップ狩りが行われることが週末から休み明けには多い。彼らが利確後には急速に相場が回復することがある。そのような場合には、残っている逆指値注文が次々と実現し、面白いように利確が実行される。通常のトラリピを含めた多くの人が泣きを見る中、逆指値トラリピのみが生き残った例は過去には何度も起こっているのである。

 このブログを始めた契機には、広スプレッドの業者トラリピと指値トラリピの破綻を避ける目的で、逆指値トラリピを広報することがあった。多くの方が、筆者開発のTrapTradeSystemを利用していただいている。筆者提携のMT Studio21.com社にて公開されているので、ぜひ参照していただきたい。

MT Studio21.comはこちら

追記:トラリピに限りEA運用には必ずしも外部コンピュータ(VPS)のレンタルは必要としない。自己のパソコン上でもほぼ完ぺきに作動させることができる。詳しくはMT Studio.21の説明欄参照。