トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT4 ペンタゴンチャートのブラックホールに注目

2019-02-28 15:45:54 | 投資

 GBPUSDのペンタゴンチャートである。〇囲った三つの五角形が交差する点で相場が複雑な動きを見せるのは、このチャートの特長である。ブラックホールに吸い込まれるかのように、しばしば、ローソク足が奇妙な回転をしながら交点を通過する不思議な現象である。 

 今後10日ほどすると、再び次のペンタゴンに移る模様であるが、今回もまた複雑な動きを見せる公算が大きい。現在の足は逆正五角形の対角線の一つを上値抵抗線とする線上にあるが、もし、抵抗線で抑えられつつ交点に向かった後、下げを見せるとすれば、ローソク足はすでに描かれている下方のペンタゴンに戻ることとなり、今後の相場は重い足取りが予想される。 

 逆に相場が交点方向に向かい、その後上昇を見せるとなると、右上に新たに描かれるペンタゴンに移ることになり、GBPUSDは引き続き強気相場を続けるであろう。 

 スイング取引指向のトレーダーにはチャンス到来である、10日待てば方向性がはっきりする。また、デイトレーダーにとっても日々の売り買いの基本姿勢を固めることができそうだ。


MT4 知っていると便利な裏テクニック【3】

2019-02-26 11:49:30 | 投資

  MT4のチャートをデフォルトの形で開くと、最新のローソク足はチャートの右枠いっぱいに表示される。一目均衡表の先行スパンを表示したい場合や、筆者のようにチャートの右上コーナーまたは右下コーナーに特殊なインジケータを配置したい場合には、ローソク足を少し左側にずらしてスペースを空けることになる。最新のローソク足のほぼ真上のチャート上辺にある小さな▽をドラッグするとそのスペース幅を広げたり、縮めたりすることができるのはご存知の通りである。 

 ところで、この△印であるが、チャートの下側にもあることは案外知られていない。上図ではその△印は表れていないが、メニューバー中段、左から4番目と5番目のアイコン(自動スクロールとチャートの右端シフト)の選択を外すとチャート左端下コーナーに表れる。 

 この△印はどのように使われるかであるが、過去のチャート分析を行う場合にはかなりの助けとなる。例えば15分足のチャートで過去のチャートを分析していたとする。自分はここで買いエントリーをして損切りさせられてしまったが、その時の日足の形はどうなっていたかを調べようとして日足に切り替えても、容易に該当の日足を見つけることはできない。 

 △が役に立つのはその時である。△を15分足の該当ローソク足までドラッグしてくる。そのままでは△はあまりにも目立たないので、その個所に垂直線を引いておく。その後に、チャートを日足に切り替えると瞬時に該当する日足を見つけることができる。結構、時間セーブとなるので重宝している。

  ついでに、前のブログでペンタゴンチャートのインジケータを紹介したが、読者から質問を頂いた中に、「ひしゃげたペンタゴンしか描けない、正五角形にするにはどうしたらよいか」というのがあった。大変初歩的な作業であるが、カーソルをチャート右端(価格表示のあるところ)までもっていき、左クリックで上下にドラッグして正五角形にしていただきたい。

 

 


MT4 ちょっと便利な裏テクニック【2】

2019-02-19 15:45:09 | 投資

 MT4には、過去のチャートを分析するに際して知っていると大変便利な機能が備わっている。今回は裏テクニックとまではいかないが、過去チャートの操作方法について触れてみたい。

① 過去の指定日時のチャートに瞬間移動

  メニューバー中段右から4番目と5番目のアイコンは現在、押された(選択された)状態になっているが、これらをクリックして押されていない状態にする。そして画面を左クリックのまま右へドラッグすると、過去のチャートに自由に戻ることができる。 

 それでも、5分足を表示していて例えば半年前のチャートに戻ろうとすると、これが結構手間のかかる仕事となる。もちろんFX会社に古いデータが用意されていることが前提であるが、MT4には期日を指定すればその日の5分足に一発でたどり着ける方法が用意されている。 

 チャート左下の日付部分をダブルクリックすると、その部分がダイアログボックスに変化する。その中に2018.10.11と打ち込みENTERで瞬時に指定日の最初のチャートが表示される。 

 このダイアログボックスの機能はこれだけではない。例えばドル円のチャートを表示されているときに、EURUSDと打ち込んでENTERとするとユーロドルのチャートに早変わりする。同じ要領で時間軸(1HからD1等)の変更にも利用できる。

② 一コマ(ローソク足1本)ずつ動かして過去検証

 過去のチャートに例えば移動平均線その他テクニカル指標を表示しておき、ローソク足を1本ずつ動かしてエントリーやエグジットの練習をすることができる。ファンクションキー F12を1回押すごとに新しいローソク足が現れるようになる、→は一度に数本動いてしまうので、F12がア勧めである。


MT4 ペンタゴンチャート【2】

2019-02-16 10:56:25 | 投資

 

  前ブログにてドル円のペンタゴンチャートとそのインジケータを紹介したところ、多くの方が同インジケータをダウンロードされました。

 筆者設定のパラメータで描画したものが、上のチャートです。上段は左から順にUSDJPY, EURJPY, AUDJPY、下段は左から順にEURUSD, GBPUSD, USDCHFのペンタゴンチャートとなります。パラメータのうちEX_P_Hpointsは同じ順に8820, 16180, 12720, 11460, 23820, 8820となっています。382、618等フィボナッチ級数の倍数を利用すると、存外うまくいきますので、他の通貨ペアでも試してみてください。USDCHFでは右から二つ目のペンタゴンでは、一時、時間の逆行が起こっていますが、ぎりぎりのタイミングで元のペンタゴンに戻っています。 

 Astrologyでは日食や月食の情報も入っていますが、最新のデータが欠けています。どなたか詳しい方は追加お願いします。とりあえずは、このパラメータはfalseでよろしいかと。


MT4でペンタゴンチャート

2019-02-14 16:58:23 | 投資

  冒頭に掲げたのは、MT4チャートにMS_Pentagon.mq4というインジケータで描画したドル円日足のペンタゴンチャートである。(2019/2/14 15 15:54) 

 汎用性・拡張性が高いことで知られるMetaTraderではあるが、さすがにペンタゴンチャートやポイントアンドフィギュアを表示するのは無理だろうと思われるが、それは杞憂である。両インジケータは公開されていて、誰でも利用することができる。 

 改めて観察してみると、Fibonacciそのものであるペンタゴンチャートの有用性が見えてくる。1月3日早朝の大暴落の際にも、安値は一段下の抵抗線で止まっているし、その日の終値では元のペンタゴンに戻っている。相場がペンタゴンの中心点の上を通過した場合、相場は直ぐ上のペンタゴンもしくは右隣りのペンタゴンに移るという原則もキチンと守られているのも魔訶不思議というしかない。 

 現在のチャートから今後のありそうな相場展開は;

① 現値の直ぐ上を走る対角線にぶつかって、一旦は辿ってきた36度の対角線に戻る動きを見せる。

② 36度右上がりの対角線を割るようなことがあっても、ペンタゴンの底辺を割ることはないであろう。割り込んだ場合は、既に最下にあるペンタゴンと重なってしまう(ありえないこと)ので改めて全ペンタゴンを書き直さなければならなくなるからである。一時的に底辺を割ったとしても、原則として元の鞘に収まるのが通常である。

③ 2週間程度後に日足はペンタゴンの中心を通過することになるが、その際のローソク足が五角形の中心点より上を通過すれば、次のペンタゴンは上または右横に描画される。ローソク足がペンタゴン中心点の下を通過すれば、次のペンタゴンは右横に追加されることになる。前述のように、下に追加されることは原則ない。

 外為どっとコムのセミナーで川口晃一氏より教わった内容であるが、ずいぶん昔のことなので、記憶違いがあればお許し願いたい。

(追記)MS_Pentagon.mq4がダウンロードしづらくなっているようです。uploaderにUPしました。

https://ux.getuploader.com/FXTrader/download/1