トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

Centurion Smart Grid(マーチンゲールEA)試練のとき

2022-04-29 14:27:44 | 投資

 超安全マーチンゲールEAにも試練の時がやってきました。露ウ戦争で核の使用も辞さないとの構えを見せるに至って、往年の有事のドル買い現象が再現してきました。折からのドル金利上昇のさなかドル買いに拍車がかかっています。

 さすがのCenturion Smart Grid EAも防御態勢に入り、4月以降にEAを稼働させたとしても、4月27日には第5ステップ半ばでオールスクエアとなりました。FX業者によって詳細は異なるかと思われますが、現在のポジションの詳細は概ね下記のようになっていると思います。

マーチンゲール買い

ロット エントリー価格  評価損(ドル)

0.01     1.29716           45.00

0.02     1.28716           70.00

0.04     1.27716          100.00

0.08     1.26716          120.00

0.16     1.25716           80.00

小計           415.00(53,130.79@128.026)

ヘッジ売り

0.31     1.25216             0.00

 平衡操作に入った時点のUSDJPY=128.026で換算すると平衡操作時点での含み損は53,130.79円、4月1日から100万円で始めた前日までの残高は1,010,281,98となっていますから、平衡操作時点でのネット損益は次のようになっています。

4月26日残高 1,010,281.98

4月27日含み損   53,130.79

ネット残高     957,151.19

これからの処置

 本ブログ執筆時、GBPUSDは1.24台に入っています。今すぐにすべき処置は、ヘッジ売りポジション0.31にストップ注文を入れておくことです。エントリー価格と同じ1.25216にストップを入れておきます。この価格以上になれば、再び通常のEA稼働に戻ります。戻りが十分でなく、またも下降を続ける場合でも最後のヘッジ注文が自動で発せられるため状況は変わりません。FX業者のストップレベルの関係で、万が一にも再度のヘッジ注文が入らない場合は、手動(スポット)にて対処することになります。


最近の海外FX取引事情(High Leverage & Wallet)

2022-04-29 11:35:10 | 投資

 ブログの読者からはMT Studio21社を通じて多くのご要望やご質問が届くようになった。少々驚いていることは、それらは照会の中身ではなく、多数の方が海外のFXブローカーにてトレードをなさっているという事実であった。レバレッジ25に制限される国内では、資金効率に劣るというのが、その背景にあるのであろう。

 筆者自身も数年前には海外2~3社に口座を有していたが、時を経て日本国内にもMT4を採用するFX会社が増えてきたため、それら業者との取引は行わなくなっていた。当時、海外取引を行うにあたっては、資金移動の煩雑さに加えて国内では考えられないようなトラブルが頻発した。その度に電話やメールによる果てしない交渉が続く、正しい英語を勉強している日本人には、訛りのある英語にはとても耐えられないものであった。

 最近ではどうやら事情が異なってきたようだ。リアルタイムで資金の入出金ができるということである。連絡を頂くトレーダーの方々も資金移動の労苦はほとんど感じられていない様子である。これまでは、銀行送金やクレカ入金が中心であったが、現在では〇〇ウォレットというオンラインWalletによる資金のやり取りにとってかわられつつあるようだ。日本国内の銀行間円振込によって、ほぼリアルタイムでWalletに入金することができ、Wallet採用FX会社への入金もこれまたリアルタイムとなっている。そして、手数料も比較にならないほど低い。

 筆者もCenturion Smart Grid EAの更なるレベルアップのために、個人的に海外ハイレバ口座で取引を行ってみることにした。ウォレットはbitwalletを選択、こちらは業界最大手というから問題ないであろう。円を始め主要通貨別複数口座を同一アカウント内で持つことができる。FX会社は、ブログ読者から紹介を受けたExnessとした。Exnessは初めてテストするブローカーなので、真似しないでいただきたい。なぜこの会社にしたのかというと、レバレッジ無制限、そして条件によってスワップフリー、VPSフリーとある。EAをより過酷な条件に晒してみたかったのである。

 口座開設はどちらも一般的な手続きで審査を経て開設することができた。bitwalletへは日本にある同社口座に100,000円送金、トレーダー別の専用口座ではないため、リアルタイムとはいかなかったが、1時間以内に自己のウォレットに入金された。次は、bitwalletからExnessへの資金移動である。Exnessの入金タブからbitwalletを選択するといきなり筆者bitwalletのページが開き80,000円と打ち込むと、一瞬のうちに筆者のMT4チャートに入金が反映された。その間の手数料は、日本国内の送金手数料のみでbitwallet, Exness側では一切手数料はかからなかった。

 準備は完了したので、5月の連休明けから本格始動としたい。いきなりVPSのサービスは受けられないそうだから、こちらは従来から利用しているお名前ドットコム社のものを継続利用する。

 後で気づいた点であるが、bitwalletもExnessも優秀な日本人スタッフをそろえているので、コミュニケーションはスムーズに進む。また、bitwalletは海外FXブローカー大手10社程度がすでに導入、資金移動には従来の煩わしさはなくなっている。

bitwallet: https://bitwallet.com/ja/

Exness: https://www.exness.com/ja/

 


超安全マーチンゲール組込みEA(Centurion Smart Grid_Ver4)更新

2022-04-24 01:30:31 | 投資

 本年2月に公開したマーチンゲール組込みEAがご使用者から高い評価を頂戴しています。ご利用中に発見された小さなバグや多くの要望がMT Studio21社に寄せられた結果、すでに3回の更新を行っており、その都度、ご利用者には更新版をお届けしてまいりました。今回のアップデートは4回目のVersion 4となりますが、その概要は次の通りです。

  過去には多くのマーチンゲール組込みEAが発表されてきましたが、大方の評価としては、「マーチンゲールで大勝ちする人もいるが、年に一度や二度の大暴落や大暴騰に遭遇するとみじめな敗北を味わう」というのが一般的で、リスクの高い取引手法とされています。筆者としては、両建てヘッジ取引を含む数々の防御策をめぐらし、まさしくCenturionに守られた安全なEAを構築に挑みました。今回の改訂はさらにこれを補強するものです。

 マーチンゲールが不首尾に終わるケースを調べてみると、その多くが週末から週明けにかけての海外での市場の大変動によるところが多いように見受けられます。ヘッジ筋等の投機家による罠に日本人トレーダーがはまってしまうことになりかねません。そのため、今回の更新では、「金曜日には新たなトレードは行わない」とのオプションを加えました。ただし、祭日には対応できておりませんので、日本の祭日に取引を避けたい場合には、手動での処理をすることにはなります。いずれの際にも、すでにポジションが発生している場合には、EAを一時停止させて、残存する待機注文(指値、逆指値注文)をキャンセルしておけば、週明け(祭日明け)の窓明けにも対処することができます。デフォルトでは市場が開いている限り取引を続ける「false」に設定していますが、それでも金曜日午後にはEAを停止させて、待機注文を手動でキャンセルしておくのは、賢明な措置と言えるでしょう。休み明けに窓が開いていてもいなくてもEAを再稼働するだけで安全性は数倍高まるはずです。

 加えて、EA設定画面にパラメータ選定に誤りがないよう、メモ欄を設けるとともにこれまで指摘された小さなバグにも対処しております。旧バージョンを使用されていても、当面支障はありませんが、ポジションがゼロとなった段階で、アップデート版に切り替えることが推奨されます。新しくなったEA設定画面は下記となります。

 冒頭のバックテスト損益曲線は、今回の更新版で昨年10月1日から本年4月23日までのもので、デフォルト設定、筆者推奨ペアGBPUSD 5分足にて行ったものです。本年2月ウクライナ侵攻以降の急激な相場変動にも、何事もなかったかのように順調な稼働が続けられています。バックテストの詳細はこちら。

Centurion Smart Grid_MT4EAはStudioMT 21.comにて公開されています。


小次郎講師の大循環分析のインジケータ&チャートセット

2022-04-17 23:26:26 | 投資

小次郎講師指導の「移動平均大循環分析」及び「大循環MACD分析」で使用されるテクニカル指標のMT4バージョンです。MT Studio21の顧客のお一人から本製品がリストから脱漏していることの指摘を受け、今回更新の上再公開いたしました。

冒頭のチャートはUSDJPY 30分足のKojiroチャートに同社特製の、メガトレンド・ローソク足をオーバーレイさせたものです。Kojiroチャートととても相性が良いので、本インジケータの中にパッケージされています。

ダウンロード後は、MT4チャートの ファイル → データファイルを開く → MQL4 → Indicatorsと開き、MyEMA_Kojiro.ex4とMyMACD_Kojiro.ex4の二つは最後のIndicatorsファイルに、Kojiro.tplはMQL4と同じ層にあるtemplatesファイルに保管します。

このインディケータは、小次郎講師の提唱する「大循環分析」チャートシステムを多くのFX会社でも利用できるよう、MT4バージョンとしてプログラムしたものです。

 ご利用に当たっては、同氏の講義及び手許資料を参考にしてください。

講義録画ビデオ(YouTube)公開アドレス

1)岡三オンライン 移動平均線大循環分析

https://www.youtube.com/watch?v=8-rcMPpA-EI

2)岡三オンライン MACD大循環分析

https://www.youtube.com/watch?v=MEFlIlZnTMQ

手許資料

https://info.fxprime.com/isle/information/pdf/161019.pdf

 

MT Studio21 こちらで公開


ファンダメンタル分析とテクニカル分析の一致(円安と日本株高)

2022-04-17 16:20:03 | 投資

ファンダメンタル分析の第一人者武者陵司氏とこれまたエリオット波動分析の第一人者宮田直彦の分析が完全に一致している。本年から来年にかけて、円ドルは150円台、日経平均は38,957円を突破が見込まれている。

ここでは、トレーダーには見逃せない宮田直彦氏の最新のレポートを紹介しておきたい。

4月15日更新マネースクエア宮田レポーと

https://www.m2j.co.jp/mp/market/elliott-wave/13140