日経225 月足 ケンミレチャート
日経平均の分析には、フィボナッチ指数による分析がしばしば妥当すると言われてきた。そういう筆者も2008年10月の大底を経験した際に、その計算値に目を見張った経験がある。2007年2月の18,300.39から2008年10月の大底6,994.90との間で計算してみた結果は、次のようなものであった。
(18,300.39 – 6994.90)/18300.39 = 0.6178
驚くべきことに、どんぴしゃり、0.618の数値が示現されていたのであった。
2021年2月10日現在の日経225は30年来の高値29,585.75とその上昇ピッチは留まる様子をみせていない。ただし、エリオット波動から判断すると、現状は上昇第Ⅰ波第5波動を刻んでいることは確かなようである。大方の判断は、そろそろ1-⑤の天井に近く、間もなく下げの第Ⅱ波に転ずるのではないかというのが一般である。
そこで、単純な計算をしてみると、6994.90 x 1,618³(1.618の3乗)=29629.00という数値が出てくる。明日にもこのような数値は、突破されかねない勢いだが、まぐれでも当たってくれれば面白い。