トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

西山孝四郎(石原順)順張り最新チャート

2018-02-23 11:42:03 | 投資

 2月21日にFXプライム社にて西山孝四郎氏のウエッブセミナーが開催されました。直近のマーケットを展望した内容ですが、今回は講師がかねてから警戒情報を出されていたエリオット上昇第5波の終焉が遂に現実となってしまったようです。いつもながら内外の情報もふんだんに使った大変熱の入った内容でした。録画視聴アドレスと手許資料は下記に掲載の通りです。

 さて、今回のセミナーでも新しいテクニカル指標がそれとなく紹介されていました。いつものADX、StdDev、BollingerBands 1σを使った順張り手法には変わりはないのですが、今回はローソク足に工夫が加えられています。即ち、ローソク足が±1σの外にあるときは、相場にトレンドありとしてローソク足の色を変えているのです。σ1を上抜けた上昇トレンドでは赤く、σ—1を下抜けた下降トレンドでは黄色くローソク足の色が変わります。そして、それと全く同じように色変化するインジがサブチャートにも加えられていました。資料の32ページのチャートがそれです。 

 早速、同じようなチャートをMT4上で作成してみました。ローソク足及びそれのサブチャアートでの帯表示は講師の考えをそのまま採用しました。但し、ADXとStdDevには新たに筆者の工夫も加えてみました。ADXとStdDevの一方が上昇するときには薄青く、ADXとStdDevの両方が上昇するときはバーが濃い青に変わります。西山(石原)式順張り手法が、さらにパワーアップされることになります。

市場への参入はとても簡単で、①終値ベースで薄い青が濃い青に変化し、その際上段の帯が赤ければ、次の足の始値で買いのエントリー、②終値ベースで薄い青が濃い青に変化し、その際上段の帯が黄色であれば、次の足の始値で売りのエントリーとなります。インディケータとともに自動売買プログラムも開発しており、そこにはすべての関連インディケータも付録としてパッケージされています。

西山孝四郎(石原順)順張り手法の順張りMT4キット(いんでぃけーた)と同順張りEAはMetaGenicFXにてお求めください。

 

http://www.jikiden.co.jp/jms/01714kgvr4XJsSTHMdF/

https://info.fxprime.com/isle/information/pdf/180221.pdf

MetaGenicFX

https://metagenicfx.thebase.in/

このインディケータは改訂版EA TrendBlazer_MT4EA_V2に同梱されています。

 

 


MT5版TrapRepeatIFD EAを開発しました(MT4 EAに無償追加)

2018-02-18 21:54:37 | 投資

 筆者が関係するMetagenicFXでは、MT4版TrapRepeatIFD EA(以下Toraripi EA)2種類を開発しております。トレイリングストップを装備しているものと、装備していないものの2種類のEAです。いずれのEAも通常のToraripi(逆張り型)に加えて順張りのToraripi(トレンドフォロー型)にも対応しており、自由に選択することができます。 

 MT4からMT5への統合化が近づくにつれ、MT5にも対応したToraripi EAに対する照会が増加しています。そこで、MetaGenicFXでは既に開発済みのMT4 EAにMT5版EAを無償でパッケージすることを決定、その依頼を受けて、このほど当方にてプログラムを完了いたしました。 

 外部変数等は全てMT4 EAと同じ設定にしていますので、利用方法はMT4及びMT5で異なるところはありません。従来価格据え置きということで、同社の顧客の賛同を得られるものと考えています。今回の開発に伴い、MT4 EA も新MT4(MQL4 strict)にて書き換えております。既公開EAと唯一異なるところは、ポジションの数(トラップの数)が100に制限されるところです。MQL5プロトコルによるやむを得ない仕様変更ですが、トラップを100以上設定することは皆無といってもよいので、実際上の不都合はありません。 

 既に旧MT4 EAをお求めの方には、購入者氏名確認後新旧MT4/5 EAをメールに添付、無償にて送付されるとのことです。下記MetaGenicFXページのContact欄からお知らせください。 

 MT5は現在海外口座においてのみ運用可能となっています。 MT5 EAの作動確認は、下記業者のデモ口座で行うことができます。いずれも筆者が利用中の業者ではありますが、自己責任でお願いします。なお、ダウンロードに当たっては、MT5-Hedge(両建て可能口座)を選択してください。業者によっては、ダンロード途中でHedgeか否かの選択をさせる仕様になっています。

追記:2021年11月現在、本EAはこちらで公開中。トラリピEAには、MT4用、MT5用の2個のEAが含まれています。

 

 

 

 

 


日経225 CFDの動き-どちらが親?

2018-02-13 13:52:54 | 投資

 以下に示す二つのチャートは、上が東京株式市場日経225日足、下がNikke225CFDの日足チャートである。東京株式市場の取引時間が制限されていることから、上のチャートのローソク足の動きは滑らかではない。実体もコマのように小さいのに加えて、隣り合った足もブツブツと切れていて窓空け状態になっているものも多い。 

 一方、下図のCFDのローソク足の動きは滑らか且つシームレスに近い。東京株式市場が閉まった後も海外市場でも先物取引等は活発に続けられるから、Nikkei225先物等は東京市場の動きをそのまま切れ目なく引き継ぐことになる。シカゴ市場が終わり、シンガポール市場の日経先物が始まった後、ようやく翌日の東京株式市場が始まる。東京市場では、昨日の日経225の終値とはおよそかけ離れた価格で寄り付くことが頻繁におこる。海外金融市場での動向がNikkei225先物にもそのまま反映されるからである。 

 Nikkei225先物は東京株式市場日経225を母(親)市場とする子市場であり、Nikkei225CFDも日経225や先物のデリバティブ、すなわち子又は孫のような存在である。しかし、母と子の二つのチャートを並べてみるとどちらが母でどちらが子なのか、実はあべこべになっているのではないかとも感じてしまう。

 この現実を知れば、昨日の東京株式市場のチャートによる相場分析で、本日の株式取引を始めるのは少し考え直さなくてはならない。東京市場昨日の終値以降、本日の朝までの海外市場の先物等の動きを反映したチャートに基づいて東京株式市場の動向を判断することはもはや必須ともいえる。東京市場の週明けとか休日明けとかはとりわけそうである。 

日経225-東京株式市場(日足)2月9日終値まで

 日経225CFD(日足)2/13 午前11時

Nikkei225CFDのチャートを観察してみよう。

ローソク足にSMA(5,21,75,200)、EMA(10)

サブチャートにはRCI(18,23,28,33,38,43,49)を表示

① ローソク足は75MAを割り込み、200MAで一応止まったかに見える

② RCIは長短とも下げトレンドを示す

③ 週足チャートでは、短期RCIが天井圏から下げ始めている

 

今後の展開を予想

① 買いのシナリオ

ローソク足が底這いを続けた後、長い陽線で5MAを上抜く、且つ、短期RCI(青三本)が底這い後、1~2本が上昇を始める(試し買い)、その後RCI中心線(金色)が上向けば、追加買い参入。現段階は、未だ底値確認できないため何もせず、待ちに徹する。

② 売りのシナリオ

週足では短期RCIが天井から下げ始めた状態。つまり、日足も週足も未だ下げを示唆している。日足5MA、10EMAで戻り売りが基本、さらに日足・週足のRCIが揃って下げるようであれば、本格的下げも視野に入る。


鳥居真友美FX順張りスイング手法をレビュー

2018-02-04 01:09:48 | 投資

  2月2日ブログ「子育てママ鳥居真友美さん健在」にて取り上げた移動平均線とRCIによる順張り作戦をレビューしてみた。氏提唱の順張り手法は、4本の移動平均線(5,21,75SMA及び10EMA)と3本のRCI(9,21,52)を使う。それをMT4チャートに展開すると下図のようになる。(ドル円日足)

 メインチャートに関して、移動平均線にグランビルの法則を応用して売買サインとすることには異論はない。これだけで勝ちを収めることも十分可能であろう。一方、サブチャートに表示されるRCIから受ける印象はいかがなものであろうか。3本のRCIの方向性を重視する手法としては、若干見辛くないだろうか。そのために、氏はその判別法として詳しい場合分けをされているが、これを身に付けるにはかなりの修練を要する。 

筆者としては、RCIの5本使いを提唱してみたい。パラメータは9、15、21、29、33としたが、適宜変更可能である。同じドル円のチャートに5本のRCIを描画させてみた。本数を増やしても構わない。

 

同じドル円、日足のチャートであるが、天井と底が分かりやすくなっている。そして5本のRCIの並びが冬の天気図の等圧線のように整っている箇所が、鳥居講師のいうパーフェクトオーダーで、順張りの仕掛けどころとなっている。RCIが逆張りにも順張りにも使われていることがよく理解できる。 

鳥居氏の手法はひまわり証券の2回のセミナーで解説されている。オンデマンドで放映されており、資料もダウンロードできるので、ぜひ参考にされたい。

1)チャートとの接し方をグランビルの法則で見直す(下段は資料)

https://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/20171031-torii-seminar.html

https://sec.himawari-group.co.jp/mypage/pdf/Seminar171031toriihappy.pdf

2)RCIを利用してゆっくりハッピースイングトレード(下段は資料)

https://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/20170327_torii-seminar.html

https://sec.himawari-group.co.jp/mypage/pdf/Seminar170327toriihappy.pdf

 


子育てママ鳥居真友美さん健在

2018-02-02 11:04:44 | 投資

 FXブーム初期に「月100万円儲ける私のFXノート」で旋風を巻き起こしたのが、子育てママこと鳥居真友美さんであった。当時はいまだレバレッジ規制もなく、1取引20~30万ドル、主として5分足での短期デイトレ、平均利確は6ピップスというデータが著書に残されている。テクニカル指標としては、RCIで相場の反転を狙うというのが鳥居さんの主戦法であった。 

 その鳥居さんが久々にFXセミナーに講師として登場されていた。録画ビデオで拝聴すると、そのFX戦術は前掲著書の内容とは全く異なるものになっていた。取引時間軸は4時間足、取引回数は週に数回というスイング取引で、利確幅はドル円でいえば2~3桁のピップス数になっている。レバレッジ25倍に適応した見事な変身ぶりである。 

 テクニカル指標も移動平均線複数本にグランビルの法則を加味したもので、盤石なプロの手法と云えるものである。グランビルの法則を深く研究され、鳥居流リアルトレード手法として完成されている。補助的にRCIを採用されているのも懐かしい。忙しいサラリーマンや主婦にもお勧めしたい手法だ。 

オンデマンドビデオ放映先

https://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/20171031-torii-seminar.html

 

 

 

 FXブーム初期に「月100万円儲ける私のFXノート」で旋風を巻き起こしたのが、子育てママこと鳥居真友美さんであった。当時はいまだレバレッジ規制もなく、1取引20~30万ドル、主として5分足での短期デイトレ、平均利確は6ピップスというデータが著書に残されている。テクニカル使用としては、RCIで相場の反転を狙うというのが鳥居さんの主戦法であった。

 

 その鳥居さんが久々にFXセミナーに講師として登場されていた。録画ビデオで拝聴すると、そのFX戦術は前掲著書の内容とは全く異なるものになっていた。取引時間軸は4時間足、取引回数は週に数回というスイング取引で、利確幅はドル円でいえば2~3桁のピップス数になっている。レバレッジ25倍に適応した見事な変身ぶりである。

 

 テクニカル指標も移動平均線複数本にグランビルの法則を加味したもので、盤石なプロの手法と云えるものである。グランビルの法則を深く研究され、鳥居流リアルトレード手法として完成されている。補助的にRCIを採用されているのも懐かしい。忙しいサラリーマンや主婦にもお勧めしたい手法だ。

 

オンデマンドビデオ放映先

https://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/20171031-torii-seminar.html