あんこさんモノローグ

CafeTenのあんこさんのひとりごとです。

おもちゃの缶詰

2010-09-28 08:56:14 | こんなコト ありますけん


当時小学生だった私は 月々のお小遣いナシ  

お年玉も母親へストレートに渡し

( 「 お母さんが貯金しとくから 」の言葉に 素直に従うよい子 

数年分の私のお年玉  どこへ消えたのやら… ) 


漫画もおもちゃもお菓子も・・ 自由に買うことも出来ず

親に言ってももらえないから たまにおばあちゃんに

「  100円欲しいんだけど・・ 」とかこわごわお願いに上がり・・


もしくは たまに会う親戚のおばさんが

「  これでお菓子でも買いな」と頂いたお金で 

本当にお菓子を買ってた訳で・・
 

贅沢だと思いつつ

クエクエクエの「 チョコボー・・ 」一つ買うのですわ 




そして何年の月日が流れ

そりゃ 五枚目の銀のクチバシが出た時 は嬉しかったさ 


・・で、郵送してみた

待つこと1週間・・2週間・・  1ヶ月・・  2ヶ月・・・

  来ない・・ ( 昔はのんびりだったんだね )


抽選なのかとあきらめ、そのうち忘れてすら行った・・ 



とある日、学校から帰ると母と姉が

「 来たよ!おもちゃの缶詰! 」

その喜びと言ったら想像していただけるでしょうか 


缶詰

「 おもちゃの缶詰 」

長年かけて貯めたくちばし

あきらめてた時に届いた缶詰・・ 



震える手で受け取る・・

あの缶詰・・ 

キコキコキコ・・・

ドキドキドキ・・ ・・・


蓋を開ながら「何が入っているのかな」

そんな私を想像しつつ・・・



「 あ、そうそう まずは缶切り  」



え・・・



缶の蓋・・







涙がぽろり・・

・・・・・・・・・



あのね、お姉ちゃん

缶詰って言うのはね

缶切りで 自分で開けてこそ嬉しさが実感できるのだよ


アンタが開けてどーすんだよ!! 


ちょっとお母さん あなた止めるべきでしょ

「 それは妹が貰ったんだから妹に開けさせてあげな  」

私を差し置いて おねーちゃんと一緒に 

先に中身見てんじゃねーよ・・ 



ぽろぽろぽろ・・ 


嬉しいはずの「おもちゃの缶詰」

にが~い記憶だけのものとなり申した 



ちなみに中身は…

聞かない方がよろしいかと・・・ 

台風の爪あと

2010-09-12 18:19:52 | こんなコト ありますけん

先日の台風、全国的に 小田原と酒匂川を有名にしてくましたな


「 車、数台流され・・」 のニュース

あとで聞けば、

そこ(酒匂川)に お住まいになってらっしゃる方の持ち物 とか・・


軽トラ は通勤用

は その方の 荷物置き場 ・・だったらしい


通勤以外にも 数台の自動車をお持ちの彼、

我が家よりお金持ちなんじゃないか


そのお方へのインタビュー

「 気付いたら膝まで水が・・ 」 ( もちっと早くお気付きになるべきかと 

「 猫ちゃん(彼のペット)を 軽トラに非難させ

荷物を取りに他の車へ戻ったら 軽トラが流されちゃって・・

「 猫ちゃんが・・猫ちゃんが・・ 」 と涙ながらにお話しておりました

その瞬間、「  猫はまだ見つかっておりません 」

・・のテロップ


も流され ちゃんも流され 彼も流され・・そうになり・・

下流で猫ちゃんの無事な姿を見かけた方は

すぐご一報を・・


友達のAちゃんは 電車に閉じ込められ3時間 

あとから東京の会社を出たダンナ に 簡単に抜かれ  

ダンナは早々に テンで呑んでた

「 納得いかねー  」はAちゃんのセリフ・・

そのお気持ち・・  納得できます 



Tちゃんはおうちの 窓を開けたままご出勤 

「お部屋に水が入り込んでいるぞ 

「 二階(マンション)なのに 床上浸水 かもよ 

と脅かしてあげた


エアコン壊れてるから 窓開けっ放しだったそう 

そしてなぜか リモコン持って会社にご出勤 

「何が原因なのかなぁ・・ 

会社でスイッチ押しても無理じゃん 

テンでもリモコンカシャカシャ・・ 

だから、ここで押しても・・


そんな時、子供の頃の思い出が・・

親戚の家で、初めてテレビのリモコンを見たときのこと

イトコが「 これおもしれーんだぞ」と 

テレビと反対側に座ってる 

つるつる頭のおじいちゃん に向けてリモコン発進 

みごとチャンネルが変わったっけ・・ 


じゃ、Tちゃん

テンからTちゃん宅まで

つるつるの方を100人くらい並んでもらってたら

テンで押したリモコン・・ 君の部屋まで届くかも・・  




500らの夜

2010-09-02 18:01:05 | こんなコト ありますけん

東京がお仕事場のGa君   最近小田原に引っ越してきた

毎日せっせと電車通勤   ご自宅の最寄駅は 「 緑町 」

仕事帰り 緑町駅の階段を下りる

目の前に Ten・テン・てん・・・      

お引越し後 すぐテンを発見    そしてそのまま常連さん

ジャズと食い物と酒が好きな方・・   こうなります



その彼からのメール   時刻 23:45
件名 「 わぉ 」   本文 「 五百羅漢! 」


あははは・・  やっちゃったね  ふた駅先ですがな・・  

ん?  この時間・・ っつー事は、大雄山線終電・・ 

残念

なぐさめもせず返信 

件名 「 よし! 」  本文 「 来い!! 」




東京で呑んだあと 新幹線に乗る前 友達から釘を一本

降り過ごすなよ   」

その言葉を胸に 眠気と必死で格闘   めでたく小田原駅下車 

大雄山線に乗り込む  発車まで数分待ち

歩け    発車前にテンに着くぞ 
( 小田原駅 ⇔ 緑町駅 400m  電車で1分 徒歩でも8分 )

家から 小田原駅の発車ベルが聞こえるし・・ 



発車待ちの間に 膝の上の本が落ちた 

そして 深い眠りにも・・・   落ちた 

残念・・  



・・で、さっきのメール


やっちまった彼、タクシー待ちのない五百羅漢駅

タクシー呼ぶ・・ 為にタクシー会社の電話番号を調べ・・ かける

「  お時間10分ほど・・ 」 の返事に軽くきれる 

料金 千数百円 高!  ( 五百羅漢⇔緑町 130円  )


遠回りされてんぞ  ( 酔っ払い = 深夜タクシーのカモ  


・・・ ん タクシーで来たんか  

歩け   

・・・と言われる事を想像したらしい・・ 

タクシーをテンの店の前に横付けせず 

少し離れた場所で下車  


まるで徒歩で参られたかのように 涼しげに登場 

そんな小細工他に使え   

っつーか歩け 


やっちまった彼  

「 あんこさん、すっぱくてシュワシュワしたやつ  」とご注文

以後、そのカクテルを 「 500ら  」 と命名いたしやした