さかざきが綴る「アンティークな日々」

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貴婦人のサロン

2010-03-05 | アンティーク

20100305

 クロスしたリボンとガーランドの組み合わせは、マリー・アントワネットが愛した「ルイ・セーズ(Louis Seize)」と呼ばれるルイ16世紀様式。実際のルイ16世は1774年から1792年まで在位した王様ですが、19世紀後期から20世紀初頭にかけて再びこのスタイルがリバイバルし、ルイ・セーズの影響を受けた優美なアイテムが沢山作られました。

 彫刻的な装飾が特徴のこのフレーム、トップの薔薇の花輪と、四辺を飾るお花とクロスしたリボンの装飾がルイ・セーズの趣味をよく表しています。素材はブロンズに金メッキ、中には同じ19世紀後期のシルク生地をセットしてみました。同じ時代に作られたウォッチケースとシルクリボンや羽、薔薇の花びらがポケットになったポワンドガーズのハンカチも一緒に貴婦人のサロン風に並べてみました。あぁ、やっぱりフランスの物ってエレガント!そう思われませんか?

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