さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

「ザ・美術骨董ショー」三日目

2006-04-30 | フェア

 「ザ・美術骨董ショー」三日目。今日もお客様の皆様と賑やかに楽しく過ごしました。ゴールデンウィーク中のお休みの日に、わざわざ来て下さる皆様に「感謝!」です。

 さて、そういう私坂崎は、2日からの買付けのため、夜遅くひとり名古屋へ帰ってまいりました。今回のフェアの日程はまだ2日残っているため、河村を東京に残し、ひとりで新幹線に乗り、戻ってきました。東京駅では、河村と涙ながら(?)の別れをし、新幹線に乗り込みます。

 普段東京へは仕事で行くことばかりの私達。沢山の荷物を積んで、自分たちで車を運転して行くことが鉄則です。ですが、今回は流石に新幹線で。新幹線で東京から帰ってくるなんて10年振り位かも?東京-名古屋間を「のぞみ」で移動するのも初めてです。「のぞみ」って速いんですね~!!たった1時間半で名古屋へ到着し、ちょっぴり新鮮な体験でした。(ロンドン-パリ間のユーロスターだったらしょっちゅう乗っているのにな~。)

 「ザ・美術骨董ショー」私坂崎は店頭にはおりませんが、うちの河村が東京プリンスでひとりで奮闘しております。お近くの方はどうぞ遊びにいらしてくださいね。

 それからお知らせです!私達のお客様のお一人が神楽坂のギャラリーでご自身のコレクションを展示即売されます。レースのお好きな方、連休中、どうぞ遊びに行かれてみて下さいね。お買い上げ金額に応じてアンティークのプレゼントもあるそうですよ!詳細はこちらです。

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「アンティークレースと小物展」

5月3,4,5日 12:00~18:30  ギャラリー煌(ふぁん)

MAP  〒162-0828 東京都新宿区袋町10-5坂本ビル

tel 03-5228-7760

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「ザ・美術骨董ショー」二日目

2006-04-29 | フェア

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19世紀のフランスアンティークのボネにマルチーズボビンの襟と繊細な手仕事のブラウス、スカートの下はもちろんペチコートの重ね履きです。

 今日「ザ・美術骨董ショー」にお越しいただいたのは、先日名古屋のサロンへもお立ち寄り下さったでこくーるさん。嬉しい再会です。いつもアンティークを上手に身に着けている彼女、今日もアンティークを素敵に身に纏ったスタイルです。画像では分かりにくいのですが、様々な黒レースとシルクで出来た19世紀のボネは、普段なかなか見る機会の少ないアイテムなので、私も興味津々。裏側までしっかり見せていただいてしまいました。また、このブラウスの繊細な細工は、私の「手仕事心(こんな言葉ってあるんでしょうか?)」をそそります。たっぷり生地を使った袖、肩口の本当に細かいシャーリングには目が奪われてしまいました。

 「ザ・美術骨董ショー」はまだまだ続きます。どうぞゴールデンウィーク中は、東京プリンスホテルまで遊びにいらしてくださいね。

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「ザ・美術骨董ショー」始まる!

2006-04-28 | フェア

 昨日東京にやってまいりました!いよいよ「ザ・美術骨董ショー」の始まりです。今日は朝6時半から搬入と飾り付け、午後2時の開場にはすっかりお着替えも済ませて(いつも搬入作業中は作業スタイルです。「こんな姿、お客様には見せられない~。」と思いながら作業をしています。)、お客様をお迎えしました。

 他のアンティークフェアとはひと味違ったホテルフェア、「たまにはこういう所も良いかも。」とフカフカの絨毯を踏みながら店頭でお客様のお相手。いつもの東京でのフェアとは違って、初めての客様も数多くいらっしゃったのですが、「ホームページ見ています!」と声を掛けてくださった方が意外に沢山いらっしゃって、嬉しかったです。どうぞ初めてお目にかかった方は、是非お声を掛けてくださいね。

 このショーへの出店は2回目まだデビューしたての私達は、会場内の出店ブースの位置が毎回変わります。今回は、去年の場所とは違って、メイン会場の隣の“マグノリアホール”。メイン会場よりゆったりした雰囲気です。どうぞゴールデンウィーク中は、東京プリンスホテルまで遊びにいらしてくださいね。

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鳥籠のエレベーターのお話

2006-04-26 | 

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今回はゲリラ的にカードの更新をさせていただきました。可愛いカードが色々です。是非ご覧下さいね。

 パリのホテルのエレベーターでのお話です。

 パリのホテルで、河村と一緒にエレベーターを待っていた私。エレベーターが来ました。が、ただでさえ小振りなエレベーターのボックスなのに、真ん中にしきりがあり、上段と下段に別れて乗り込むようになっています。(押し入れを思い出していただくとお分りいただけると思います。)元々が小振りサイズのボックスですから、しゃがんだスタイルでないと乗っていることが出来ません。「ヘンだな。」と思いながらも、仕方なく河村は下段にしゃがみ込み、私は上段に「よっこらしょ!」とよじ登り、二人で上段と下段でしゃがみこみながらエレベーターに乗り込みました

 エレベーターに乗り込んでから気付くと、ボックスは鉄格子だけで出来ています。(以前、古いホテルではこうしたエレベーターはたまに目にしましたが、最近は滅多に乗る機会がありません。)その後、それぞれ私達はしゃがんだスタイルのままエレベーターは上りはじめたのですが、なぜか上に上がっていくのではなく、斜行エレベーターのように斜めに上がっていくではありませんか!しかも、ボックスはロープでつり下げられた鳥籠のようにグラグラ揺れながら上がっていきます。ついには、まるで鳥籠に閉じこめられたように、私達は鉄格子につかまりながら、グラングラン揺れています。「どう考えても、これっておかしい!」と思ったところで目が覚めました。私が今朝、夢の中で遭遇したヘンなエレベーターのお話です。

 こんな風にリアルな夢を見ることがよくあります。起きてから河村に一生懸命夢の中で起った出来事を説明し…。これって何か意味のある夢なのかしら?

 

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珍道中?

2006-04-25 | 

 いよいよ「ザ・美術骨董ショー」も今週末に迫ってきました。明日はサロンを片付け、明後日は一路東京へ。そして、今回は「ザ・美術骨董ショー」終了とともに買付けの予定なので、今日は旅行会社へ行ったり、銀行へ行ったり、慌ただしく過ごしました。

 通常の買付けでは、旅行会社では航空券を入手するだけ。あとのホテルの手配等やフランス~イギリス間のユーロスターの予約などは、手慣れたもので、すべてインターネットで自分たちで済ますのですが、今回だけは別。

 今回は私達がフランスにいる間に、私の母と伯母、河村の母とそのお友達の総勢4名の“老嬢チーム”が一週間のパリ旅行にやってくるので、流石にいつものホテルでは6名分の部屋が確保出来ず、旅行社のお世話になりました。また、仕事で行く私達は、まるっきりすべて彼女たちと一緒に行動することが出来ません。そのための良いお守り役、日本語のバスツアーに送りこむため、ベルサイユ宮殿の観光とパリの市内観光の予約もお願いし、なおかつセーヌ川バトークルーズ(セーヌ川を巡る船の中でシャンソンを聴きながらお食事をいただきます。)の予約も入れ(こちらは私達も参加。)、と普段は縁が無い「観光旅行らしきこと」の手配で忙しくしていたのでした。

 私達は一足先にパリへ向うため、行きの飛行機は自分たちだけで乗ってくることになる“老嬢チーム”、果たして何事も起ることなく無事で、そしてパリを満喫して楽しんでくれれば良いのですが…。(心配だぁ~。)また買付けから戻りましたら、今回の珍道中の報告もしたいと思います。とりあえずは週末からの「ザ・美術骨董ショー」。関東にお住まいの方は是非遊びにいらしてください。

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木香薔薇が咲きました

2006-04-24 | 日常生活

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 おうちで過ごすのも、もうあと僅か。明後日には「ザ・美術骨董ショー」に出店のため、東京へ向います。東京への出張後はすぐに買付け。戻ってきたらまた出張で…。五月は、そのほとんどを旅先で過ごすことになる予定です。

 

 このところの暖かさで、うちの庭の薔薇たちの先陣を切って、木香薔薇が咲き始めました。うちの木香薔薇は黄色。薔薇の仲間の中でも、きわだって小さなお花、小さな黄色い花びらが可憐です。この後は、一重の赤い薔薇アルテシモや同じく一重の蔓薔薇カクテルが続き、5月中旬からおしまいにかけては、父が丹誠込めた他の沢山の種類の薔薇も次々花開くことになるでしょう。

 

 沢山の薔薇が咲く頃、私はどこにいるのでしょうか。ちなみに6月はまた自宅で過ごす時間が多そうですが、今から考える6月はまだ遥か先のよう。にもかかわらず、一年一年の月日の移り変わりがどんどん速くなるように感じられるのは、年齢を重ねたせいでしょうか。お仕事でも、私生活でも、人間関係でも、ひとつひとつ丁寧に、と思う今日この頃です。

 

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「河村の手料理を食べる夕べ」

2006-04-23 | 日常生活

 今日は昨日予告していたとおり、「河村の手料理を食べる夕べ」を開催、お友達でもあるビスクドールの富野さんと、ビーズやアンティーク雑貨を扱う「色葉」の森田さんが夕方から自宅へやってきました。河村ひとりに料理を作らせ、女三人キッチンのテーブルでワインを片手におしゃべり。富野さんと森田さんは、名古屋近郊の半田という街に住むご近所同士。偶然にも富野さんのお兄さんと森田さんは同級生だったという間柄です。

 さて、今日のメニューは…

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 まずは、最近私達が気に入っているほうれん草のサラダ。ほうれん草は「サラダほうれん草」という名で売られているものを使います。うえに振りかけられているのは、薄揚げをさいの目に切ってゴマ油でフライパンで炒めたものと松の実。薄揚げは、炒めるときに生姜醤油で濃いめに味付けするのがポイントです。ドレッシングなどはかけずにこのままいただきます。ほうれん草でなくてルッコラを使ったり、全体にオリーブオイルをかけても風味が出て良いかもしれません。

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 そして主菜は…元々の計画では、ふわふわのオムレツにシーフードのトマトソースをかけたメニュー(これもとっても美味しいんです!)だったのに、河村の一存で、急遽河村お得意のお肉を使わないカレーに変更。(出張がちで外食の多い私達は、自宅で過ごすときは“なんちゃってベジタリアン”。ほとんどお肉を口にしません。)今日の具は、野菜に加えてダル豆などの豆類とシーフード。今日は野菜ジュースを使いましたが、トマト缶を入れるときも。ルーを使わず、スープストックやカレー粉を入れて味を調えます。ごはんは、黒米や赤米の他にアマランサスやゴマなどの様々な穀物が入った玄米ごはん。(このごはんがまた美味!)

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 ごはんの後は、富野さんと森田さんのお土産の美味しいロールケーキをいただき、宴は深夜まで続いたのでした。あぁ、楽しかった!しのぶさん(河村のこと)お疲れ様。

 しばらく自宅で過ごした四月でしたが、また木曜日からは東京プリンスホテルで開催されます「ザ・美術骨董ショー」出店のため、旅から旅への生活が始まります。

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ホームページ更新しました!

2006-04-22 | 日常生活

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自宅を本邦初公開!?(とはいってもベランダですが…。)朝からテラスで仲良く朝ごはん。新緑の庭の木々が借景となってなかなか良い雰囲気です。シマシマのボーダーのシャツの後ろ姿は河村です。

 今朝は昨日の寒さがウソのように暖かい陽気に。久し振りに私達が「テラス」と呼ぶベランダのパラソルの下で朝ごはん。暖かな空気の中で戸外で食べる朝ごはんは、なんともいえない気分の良さ。それだけで朝からご機嫌になってしまいます。二人一緒に、たまにはひとりで、これから初夏に掛けての季節、テラスでのんびり過ごす時間は私のお気に入りです。(夏の夕暮れ時や星空を見ながらアンティークのグラスを傾けるのも良いものですよ。)

 明日は夕方から、お人形の富野さんと「色葉」の森田さんが「河村の手料理を食べる夕べ」に参加するため自宅へ遊びにいらっしゃる予定です。お友達と一緒に過ごすひとときもまた私の大好きな時間です。明日の河村のメニューは何だろう?

 お待たせしました。ようやくホームページを更新しました。今回は、ソーイングと雑貨のページに新たな商品をUPしました。どうぞ一度覗いてみてくださいね。このダイアリーも、少し模様替えしてみました。如何でしょう?

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猫カードをディスプレイ

2006-04-21 | アンティーク

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ずっと前から集めている猫カード。ここ最近は停滞していますが、以前は買付けのたび、仕事のかたわら自分のために1枚、2枚と買い求めました。今では30枚ほどあるでしょうか。壁に取り付けたディスプレイ用のレールの上に並べています。

 「ここ最近の名古屋にいる間に!」と、普段はなかなか出来ない自宅のお掃除に力を入れている今日この頃、しばらく中途半端になっていたリビングの模様替えを夜更けになって挙行しました。

 模様替えといってもその実は、私の数少ないコレクションであるアンティークの猫カードをお部屋に飾ること。以前は飾っていたのですが、しばらく前に大きな本棚二点を購入したことにより場所を追われ(本棚購入後も私達の本は増殖を続け、ただいまその本棚の上に置くさらなる小さい本棚の購入を検討中。)、そのままになっていたのです。

 猫カードは元々、カードをディスプレイするための壁に取り付けるレールの上に並べていたのですが、このレール、白すぎてリビングには合いません。私がクリーム色の水性ペイントを塗って使っていました。今回は、以前使っていたレール二本に加えて、コレクションの拡張によりさらにレールをもう一本プラス。夜更けに新聞紙を敷き詰めた部屋の中で手をペンキだらけにしながら塗っていきます。

 なんといっても、ずっと以前は絵を描いていた私、筆や刷毛の取り扱いはお得意です。でも今回使った水性ペイント、乾くとすっかり耐水性になるため、塗り終わった後の手をきれいにするのは容易ではありません。そんな折、学生時代に版画の授業で手を灯油で洗っていた(!)ことを思い出しました。

 リトグラフやエッチングなどの版画の実技の授業の際のオハナシです。リトグラフやエッチングでは、強い油性のインクを使うため、一度手に付くと石鹸やお湯では落ちず、まずは灯油で下洗い。大方のインクが落ちるとようやく石鹸で。(たしか“ママレモン”を使っていたような気も…。それともママレモンの容器に灯油が入っていたのだったかしら?)今さらながら「なんてことをしていたんだ!?」と思ってしまいますが、当時は常に絵の具で汚れた手で、ジーパンで飛び回っていたんだよなぁ、と懐かしく回想してしまいました。遙か彼方の懐かしい思い出です。猫のカードからすっかりタイムトリップしていまいました。

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ただいま作業中

2006-04-20 | アンティーク

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「きれいだからいいかな。」と思っていたフレンチプリントをですが、愛用しているイギリスの洗剤“BIOTEX”を溶かしたお湯の中にそっと入れると…お湯が“もあ~”と薄茶色に!きれいだと思っていたのに、「こんなに汚れていたのね!」とびっくり。きれいに洗ってアイロンを掛けてすっきりしました。

 暖かい日が続くと思っていたら、今日は一転。晴れていたのに、雨が降ってみたり、再び晴れたり、めまぐるしく変わった挙げ句、外は冬のような寒さ。サロンへ手袋をはめて出勤しました。少し北の方では雪が降っていたそうです。暖かい陽気が恋しいですね。

 ホームページの更新、お待たせをしております。このところサロンに籠もって連日作業中です。今回も可愛いものがいっぱいです。もうしばらくしましたらUP出来ますので(私の作業分は皆済ませ、ただいま河村の作業が済むのを待つばかり。)、どうぞもう少々お待ち下さいね。

 今日は、思い立ってフレンチプリントをお洗濯してみました。仕入れてきてから、見た目は特に問題なくきれいでしたので、「きれいだからいいかな。」と思っていたのですが、洗ってみると、結構汚れていてびっくり!「見た目だけでは分からない。」と実感しました。ひとつきれいになると、どんどん他のものも洗いたくなってしまいます。(実際のところ、他にはあまりお洗濯が必要なものは無いのですが。)

 珍しくサロンで過ごすこの時期、普段なかなか出来ないアンティークのお手入れをして過ごしたいと思っています。明日は何をしようかな。

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