昨日から始まりました名古屋松坂屋店「懐かし時代マーケット」会場へお越しいただきました皆様、誠にありがとうございます!久し振りに名古屋のお客様の皆様にいらしていただき嬉しい再会、連日楽しくお仕事させていただいております。
が、事件は搬入日の一昨日起こったのです!!今回の会場、松坂屋の担当者がコンプライアンスに大変神経質だということは事前に耳にしていました。名古屋から東京に出張して、今回の出店業者のお店や自宅(!)まで視察したそうなのですが、私達はちょうどその期間ヨーロッパに買付け中で留守、実際に視察を受けることはありませんでした。
で、一昨日、商品を搬入し、ほぼ飾り付けが終ったその時、件の担当者から「この値札の『フランス製19世紀後期』はどういう理由で書いているのですか?客観的に証明出来るのですか?」と指摘され、「客観的に証明出来る物以外すべて値札を付け替えるように!」というお達しが!私達の値札にはすべて国名と年代を記載しています。
長年デパートのお仕事をしてきましたが、こんなことは初めて。(以前他のデパートで、「手書きの値札は一切禁止!」ということはありました。)「値札を付け替えるように。」と言われても、私達の在庫は軽く1000点以上あり、すぐには無理です。という訳で、昨日の初日は朝からひたすら値札の付け替えに追われることとなりました。
昨今のデパートのコンプライアンス上、当然のことなのかもしれませんが、このお仕事を始めて以来ずっと、「お客様にすぐに国名や年代が分かるように。」をモットーに、一生懸命勉強し、すべての値札に国名と年代を記載してきた私にとっては青天の霹靂。その上、自分自身のことにはかなりいい加減でも、「商品はキッチリ管理」が身上の私は、ジュエリーや雑貨以外の商品はすべてOPP(透明セロファン)の袋に詰めてテプラで印字した値札を付けて綺麗に管理してきたつもりだったので、それを剥がしてタックシールに手書きの値札を貼ることが心情的に許せません。まるで自分の商品の価値を自分で貶めているような悲しい気持ちになってしまいました。また東京に戻ったら、値札すべてを元に戻すことに膨大な時間を取られそうです。
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