この年末はいつものように信州経由で名古屋に帰省。自宅でのんびり大晦日を過ごしております。今回の松本はこの冬一番の雪が降った後。美しい快晴で、すっぽり雪に覆われた街はしんと静か、雪景色がそれは綺<wbr></wbr>麗でした。（松本城とアルプスのツーショット、素敵でしょう！？クリックすると大きな画像でもご覧いただけます。）
松本からは普通電車で名古屋へ。普通電車での旅なんて学生時代以来のこと。でも、おやつを食べたり、うたた寝をしたり、時間の長さも気にならないほど、思いの外楽しかったです。たまには列車の旅もいいなぁ。
今年も残り少なくなりました。どうぞ皆様も良いお年をお迎えください。
今日は今年最後の営業日。今年もお世話になり、ありがとうございました。私達は、明日、いつものように信州でひと息入れて名古屋に帰省する予定です。新年明けましたら、すっかりリフレッシュして、また東京に戻ってきたいと思っています。新年の「初売り」は1月4日からスタート！既にシャンパンを調達し（スパークリングワインじゃありませんよ！）、スタンバイOK！後は当日食べ物を調達の予定です。（アルコールが苦手の方には、他の飲み物もご用意しておりますので！）どうぞお正月は呑みにいらして下さい♪
さて、今日レースの本をインターネットで検索していたところ、本ではなく興味深い動画がヒット。こちらはアランソンレースの故郷、アランソンの観光局が作ったもののようです。youtubeにレースに関した沢山の動画がUPされているのをこのたび初めて知りました。また興味深い動画を見つけましたら、その都度ご紹介したいと思います。
（↓ ↓ ↓ クリックすると大きなサイズでご覧いただけます。）
それにしても、この蟹の足みたいなものでレースをこすっている様子、気になりますね！
※追記 レースに詳しいお客様からメッセージをいただきました。この蟹の足のようなもの、オマール海老の爪で、レースの仕上がりをくっきりさせる物なのだそうです。「フランスのレースは、やっぱりオマール海老かぁ。」となんだか妙に納得してしまいました。レースよりも食い気のサカザキでした。
年末の大掃除というほどではありませんが、27日の今日は、以前から気になっていた食器を飾っているフランス製のバッフェのワックス掛け。今日は自宅から専用の布持参でやって来て、朝から家具にワックスを含ませ、そして乾拭き。「しばらくほったらかしでごめんね。」とばかりに、久し振りに綺麗にお手入れして気分もすっきり。木目も綺麗に出て艶やかに、ついでにガラスの扉も力を込めて綺麗に磨きました。
毎日のように使っているのに、大切なバッフェなのに、いつも商品のお手入れが先で、このバッフェは後回しでした。今年の営業も明日まで。これで安心して年が越せます！（笑）
クリスマス寒波が収らない今日は今年最後の定休日。そんな年末の寒空の下、河村に連れて行かれて今日は小金井にある江戸東京たてもの園へ出掛けました。 名古屋に住んでいた頃は明治の建物が保存されている明治村によく出掛けたものでしたが、河村の「きっとここも楽しいから！」という言葉に惑われされ（？）、寒い中、買付けの時とほぼ同じだけ着込んで出掛けました。私達の住む中央区から小金井までは1時間半ほど。「武蔵野」を思わせる木立の中にある江戸東京たてもの園までは、ちょっとした「旅」でした。
半信半疑で出掛けてみると、江戸時代から昭和初期まで様々な建物の揃ったここもワンダーランド！実際に建物の中に入ることも出来る体験型の展示で、河村の予言通り（笑）、凄く面白かったです。（ただし、板の間ばかりでとても冷たかったので、「マイスリッパ」を持って、脱ぎ着しやすい靴でお出掛けになるのがおすすめです。）どうぞ展示品の数々をご覧下さい。（画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。）
大正14年築の田園調布の家。平屋で陽がさんさんと降り注ぐクリームイエローの住みやすそうな家。住むのなら断然ここです！木々に囲まれた感じも良かったです。
コルビジェの弟子だった前川國男邸。戦時中の物の無い時代に作られた邸宅ですが、元祖和風モダンという感じでしょうか。
大川國男邸の内部。内部もやっぱり和風モダン、家具もとてもマッチしていて格好良かったです。
昭和12年築のモダンな常磐写真場。二階が写場になっていてアトリエのように北向きの安定した光が入るようになっています。
江戸時代に建てられた農家の吉野家。元々は三鷹にあったのだそう。
内部にはいろりも有り、「トラディショナルな日本の農家」という感じ。ここ江戸東京たてもの園の来訪者は外人比率がとても高かったです。
こちらは商店街が連なる街並み。このゾーンが古い東京の街並みに迷い込んだみたいでとても楽しかったです。
この立派な唐破風はお寺ではなく足立区にあったお風呂屋さん。福井出身のご主人が郷里から気に入った職人を呼び寄せて建てた昭和4年築の建物です。
この通り、天井も高く、中もとても広いのです。昔のお風呂屋さんて立派ですね～。
「いい湯だな～♪」実際に営業していたらいいのに！
昭和8年築、白金五丁目にあった小寺醤油店です。
内部も当時の様子が再現されています。下の白い容器はお味噌ですかね？
こちらも白金台にあった乾物屋の大和屋本店。昭和3年築の看板建築です。タバコ売り場のコーナーもシブイです。
左は神田にあった文房具店武居三省堂、右も神田にあった花市生花店。どちらも昭和初期の看板建築です。花屋の店舗がなんとも洒落ています。
生花店のファザードはかなりデザインされています。
こちらも神田にあった荒物店の丸二商店。英語の表記には“kitchenware shop”となっていました。確かに店内には鍋やヤカンが。斜めに張られた銅板と屋根のデコレーションが素敵！
こうした商品を集めてくるのもきっと大変なはず。懐かしいアイテムでいっぱいでした。
こちら中央区新富にあった昭和2年築の個人宅植村邸。銅板葺きのそこここには、東京大空襲の爆撃の痕跡が見られます。やはり銅板葺きって火災に強かったのですね。
荒物店の角を曲がると庶民的な下町の佇まい。思わず「ごめんくださ～い。」と入っていってしまいました。最近「ごめんください。」なんて言う機会、ありませんよね。なんだか少し淋しいです。
最後は昭和3年築、台東区池之端にあった村上精華堂。化粧品や小間物を売る店だったここはイオニア式の柱がモダン、洒落た作りです。
世の中は年末で大忙しだというのに、終日ここで遊び、散々歩き回って、帰りの電車で思わず爆睡してしまいました。凄く楽しかったです！ここおすすめです！！
今日はクリスマスイヴ、ご家族で楽しく過ごされていらっしゃる方も多いかもしれませんね。かくいう私は、この仕事を始めて20年近く、毎年「クリスマスはお仕事！」と決まっておりますので、特に何かイベントがある訳でなく…このままいつも通り年末まで突っ走る所存でございます。（笑）
さて、新着レースの中からまずハンカチとボーダーをUPいたしました。年末のお忙しい折ですが、ちょっぴり手を休めてご覧いただけましたら嬉しいです。
薔薇づくしの美しいハンカチです。流麗な“A”のモノグラム刺繍もエレガント、額装にしてもこのまま飾っていただくのもおすすめ。美しいうえに状態も良好、そして何よりリーズナブルな点もおすすめのハンカチです。「是非現物をご覧戴きたい！」そんなハンカチです。
伯爵家縁のホワイトワークのハンカチが入荷しました！“B”と“I”のイニシャルを組み合わせたモノグラムに九つのパールを戴く王冠、そのびっしりステッチで埋められた緻密な手刺繍からは格の高さも伝わってきます。こちらのハンカチも今回、円高のため大変リーズナブル。「一枚王冠の付いたハンカチが欲しかった。」という方におすすめのハンカチです。
久々に19世紀のアランソンレースのボーダーが入荷しました！上半分は比較的シンプル、下半分は密度の高いニードルの細工がびっしり、という大変興味深いデザインです。特に下のニードルの細工は何種類にもなり、その細工の一つ一つをルーペでじっくり眺めるのも楽しいものです。見どころたっぷりなレースです。
こちらは薔薇のブーケと小花が連なる「可愛い系」のアランソン。裾のお花のガーランドと二種類のニードルの連なる細工も優雅です。同時期のベルギーのニードルポイントレース、ポワンドガーズとの違いを是非味わっていただきたいです。
葡萄に睡蓮とナツメヤシと思われる植物文様。それぞれの文様の意味を込めて織られた18世紀前期のブリュッセルレースのボーダーです。この時代の人々の美意識が垣間見られる大変興味深いレースでもありますし、何より当時の糸の細さ、繊細な仕事ぶりにも注目です。18世紀前半といえば約300年前。数あるアンティークの中でも300年前のアイテムはそうそうありません！しかもこうしたデリケートな素材であることから、これが長年大切に扱われてきたことが分かります。
愛らしいポワンドガーズのボーダーは密度の高い模様がポイント、さほど広巾ではありませんが、巾いっぱいに細工された模様が特徴です。付属のカフスもあわせると2m近い長さがあります。お人形の方におすすめですよ！
上のポワンドガーズとはひと味違う、可愛らしさだけでない精緻な雰囲気も魅力のレースです。こちらも使いやすいサイズでお人形におすすめ。ほとんどホールの無い状態の良さもポイントです。
蜜蜂の模様が興味深い19世紀のヴァランシエンヌのボーダーです。ヨーロッパでは蝶が「復活」の象徴であったり、「葡萄」や「石榴」が豊穣の印だったりしますが、蜜蜂は「勤勉」の象徴。ナポレオン一世が好んで紋章として使ったこともよく知られています。昆虫や動物がモチーフとなったレースは多くある訳ではありません。蜜蜂のレース、コレクションに如何ですか？
このニットドレスが可愛い小さなビスクドールと、同じくビスクで出来た手の平にのるほどの大きさ（小ささ？）の猫のお人形、どちらもお友達のビスクドール作家富野さんの作品で、お店のバッフェの中に食器と共に仲良く鎮座しています。この猫のお人形、富野さんは「猫吉」と呼んでご自身のブログにも何度か掲載していたので、ご存じの方も多いはず…。
そんな昨日、初めてのお客様がバッフェの中を眺めながら「あ、猫吉…。」「猫吉」の名前をご存じということは…「関係者」に違いありません！思わず速攻で「猫吉をご存じですか？」と伺ってしまいました。
それもそのはず、その方は富野さんの生徒さんのおひとりで、毎回お住まいのある京都から愛知県まで通っていらっしゃるという方。ご自身でも「猫吉」を作ったことがあるそうで、思いがけず「猫吉」でお話が弾んでしまいました。（笑）
年末年始は遠くからのお客様がお越しになるシーズンです。エンジェルコレクションの年末の予定は、1月28日（金）まで営業、新年は1月4日（金）よりオープンとなります。1月4日から6日は初売りも予定しておりますので、上京される方は是非銀座へもお立ち寄り下さい。
年末のお忙しい時期にもかかわらず、今日もお客様の皆様にいらしていただいてとても嬉しいです！そんな中、お客様からクリスマスカードと一緒に思いがけないクリスマスプレゼントをいただきました♪ それは私がいつも愛用しているスチームクリーム！様々な缶が可愛いスチームクリームですが、身体以外に顔や髪にまで使える優れモノ。朝晩のお手入れには欠かせません。（朝晩手に塗るとホワッと良い気持ち。ラベンダーの香りも好きです。）買付けにも必ず持っていきます。
今回いただいたのは素敵な和風柄。「ご主人と一緒に使って下さいね。」という言葉と共にいただいたのですが、あんまり河村には使わせたくないなぁ。（笑）いやいや、そんなこと言わず、彼にも使わせてあげましょう！
今回も長々と「買付け日記」をようやく書き終えました！この画像はオルセー美術館の大時計。今回「印象派とモード」展を見に行き、なんと20年振りに訪れました。初めてこの大時計も見た時も「素敵！」と感動しましたが、20年振りに見てもやっぱりデコラティブで素敵。その頃の気持ちを少し思い出しました。
ここオルセー美術館は印象派の絵画をおさめた美術館として知られていますが、この建物は印象派の絵画が描かれたその時期、1900年のパリ万博の折りに今はなきオルレアン鉄道の駅舎として作られたもの。途中、取り壊しの憂き目にも遭いながら1986年に美術館としてオープンしました。
久し振りに訪れた美術館の静かな雰囲気は、学生時代に絵を勉強していたせいでしょうか、「自分の居場所に戻ってきた。」感がありました。今回は時間が無く、ドレスの展示だけ見てすぐに美術館をあとにしてしまいましたが、また次の機会にはゆっくり絵を鑑賞したいです。
LIBERTY のこんな可愛いクリスマス用のソックスを見つけました！カラフルなリバティプリントが可愛い！足先が「くるん」となっているのも魔法使いみたいで素敵！足先には鈴が付いているのですね。
こちらのソックスは、どうやらLIBERTYでクリスマス時期だけ売られている様子。先日の買付けの折には、ロンドンに到着した夕刻で時間が無かったため、グランドフロアーだけしか足を踏み入れず、ロクに見てこなかったことを後悔。せっかくクリスマスの時期だったので、もっと他の階も良く見てこれば良かったです。
このソックス、こちらのLIBERTYのブログに作り方も載っています。器用な方は作ってみられるのも如何でしょう？こうして見ると、リバティプリントってやっぱり可愛いですね。（LIBERTYのクリスマスデコレーションの様子はこちらをご覧下さい。）
お待たせしました！まずは新入荷の中からジュエリーをUPしました。今回からホームページ上の画像をクリックしていただくと大きな画像でもご覧いただけます。どうぞゆっくりご覧下さい。本日より「ジュエリースペシャルオファー」も始まります。この機会に、一年頑張った自分へのご褒美にジュエリーは如何でしょうか？
天然真珠とオールドヨーロピアンカットの組合わせは“toi et moi（トワ・エ・モワ あなたと私」の意”と呼ばれるフレンチリング。現代の真珠とは違った天然真珠の鈍い色合いとオールドヨーロピアンカットダイヤの輝きの対比が美しいリングです。シャンクの裏側のメッセージもアンティークならでは、ロマンティックです。ウエディングリングだったのかもしれませんね。
アンティークで「クローバー」といえば、それは三つ葉のクローバーのこと。クローバーは「神」と「子」と「聖霊」の「三位一体」を表現すした形。カトリックの国アイルランドで作られたレース、アイリッシュクロシェにクローバーモチーフが使われるのもそんなところから来ています。このリングはちゃんと茎の部分までゴールドで細工されたキュートなクローバーです。3石のダイヤの煌めきも豪華、繊細な爪はほとんど引っかかりが無いので、普段からはめていただけます。
三角形の断面が肉眼でも確認いただけるローズカットダイヤのソリテールリングです。ローズカットダイヤで一粒石のリングというのも比較的珍しいのではないでしょうか。何にでも合わせやすいおすすめのリングです。ホームページにも書きましたように、ルーペで見ると内包物が確認できますが、それもアンティークならでは。ダイヤの輝き自体は美しいです。リーズナブルなプライスもおすすめポイントです。
ティアドロップ形のアメジストと細かなゴールド細工が印象的な、Y字のスタイリッシュなネックレスです。現代のお洋服とも合わせやすく、普段から着けていただくのにおすすめ。二箇所が揺れる仕掛けになっているため、揺れ方も繊細。一見、現代的なジュエリーに見えますが、アメジストを固定するフレームの細かく刻まれたミルグレインや下に付けられた粒金細工など、様々なアンティークの技法が駆使されています。
ロングサイズのゴールドチェーンが入荷しました。画像でもお分かりただける通り、十分胸元まで下がる長さ。ハンドメイドのため存在感も抜群。トップを付けずにこのままお使いいただいても素敵。短いチェーンと二本の重ね着けも良いかもしれません。
とにかく沢山の、そして様々な形、様々な大きさのローズカットダイヤがとても綺麗！全部で22石セットされています。動くたびにそれぞれのダイヤが煌めく可憐なお花のブローチです。通常、こうしたローズカットダイヤはシルバーにセットされることが多いのですが、このブローチは地金がすべて14Kであることもポイント。さりげなく、でも高貴に煌めく上品なブローチです。
なんと言っても、透明感のある菫色のアメジストが美しい！ハートシェイプのアメジストをシードパールで取り囲み、周りにレースのようなゴールド細工をあしらったヴィクトリアンのブローチです。オリジナルボックスが付属されている点もポイント。ボックスに記載されているジュエラーの名前をインターネットで調べたり、その住所を検索して、Google マップのストリートビューでそのジュエラーのあったリバプールの街へ行ってみたり…。様々な楽しみのあるブローチです。お使いにならない時には、どうぞボックスのふたを開けて飾っておいて下さい。
このブローチで私もムーンストーンの魅力に開眼しました！美しいシラー（光の反射）が浮かぶハートカボションのムーンストーンは月の光を思わせ、見れば見るほど神秘的です。そのムーンストーンとは対照的に周囲のルビーとダイヤが華やか、大きなサイズのジュエリーではありませんが、非常に存在感のあるブローチです。
実はアンティークではピアスよりイヤリングの方がぐっと稀少。よくお客様から「イヤリングはありませんか？」と尋ねられることも少なくありません。このイヤリングは透明感の美しいラウンドカットのアメジストと15Kのイエローゴールド、天然真珠のシードパールもあしらわれた揺れるイヤリングです。ペンダントやブローチなど、他のアメジストのジュエリーと一緒に着けていただくのも素敵だと思います。
