先日初体験のSkypeですが、今日は買付けでロンドンに滞在中の銀座アンティークギャラリーの某M氏とパソコンを介しておしゃべり。もっとも、先日私に「Skypeを設定するように！」と申しつけたのも彼なのですが、やはりロンドン－日本間がテレビ電話で、しかも無料でおしゃべりできるなんて感動的です。
ホテルの部屋の窓際からパソコンを介して見せて貰ったのは煉瓦造りが見慣れたロンドンの街並。向こうは午後3時過ぎ、晩秋のロンドンはもうすっかり夕方の雰囲気で、相変わらずのブリティッシュウェザーのどんより鉛色の空でした。
特に用事もないのに、「ボンド・ストリートにあるポールスミスのアウトレットがどうの。」とか「ユーロスターに乗るのに何時にホテルを出ればいい？」とか、またしてもとりとめなく午後のロンドンと夜更けの日本でおしゃべり。そして「またパリに行ったら連絡するから！」と彼。なんだか最近すっかりSkype友達と化しています。
今日もサロンで更新の準備をし、午後にはアクセサリー作家のお客様がご来店。「どうしても見たいものがあるのですが…。」というメールをいただき、前回の名古屋のフェアのまますべての商品がディスプレイしてあったこともあり、「どうぞ！どうぞ！」とサロンにお越しいただきました。アンティーク素材も使った彼女の素敵なアクセサリーは名古屋のセレクトショップで大人気！私よりも少し若い彼女ですが、いつも意欲的で、でも女性らしい可愛らしさに溢れていて、お目にかかるとこちらまで元気になる、そんな方。商品を見ていただいた後は、サロンでコーヒーを飲みながらアクセサリーのこと、アンティークのこと、海外のこと、様々な事をお話しし楽しい時間を過ごしました。
で、いつも元気な彼女に触発されて、「今日はお家へ持って帰って残業しよう！」とやる気で仕事を持ち帰ってきたのですが…。いざ自宅でパソコンを開けてみるとモデムの調子が悪く、ネットもメールも使えず非常に憂鬱な事態に。（パソコンと周辺機器の調子が悪いのが世の中で一番憂鬱です！）何度再起動しても直らず、モデムの設定画面が出るも、どうすることも出来ず焦るばかり。そんな私を見かねた河村がモデムをチェックすると…外した記憶もないのに、なぜだかケーブルが一本外れていました！あちゃ～
その時点で既にヘトヘトのサカザキ。でもせっかく自宅に仕事持ってきたので、既に深夜ですが少し仕事をしようと思っています。明日こそ頑張るぞ！
まったくもう！いきなり冬になりましたね。先週、北海道のお客様から「こちらはそろそろ初雪です。」とメールいただいたときには、「え？10月なのにもう雪が降るの！？」と驚きましたが、それから2～3日、「北海道に雪」というニュースを見て本当にたまげています。
寒いのが大の苦手のサカザキのこと、寒さの訪れに怯え厚着に走っています。実は、このところの大清掃で自宅でも慌ただしく、まだ衣替えをしていなかったのですが、昨年買付け先のフランスでダウンベスト（ダウンジャケットの袖のないタイプです。ちゃんちゃんこを想像していただくと分かりやすいかも。）を着ている人を見て、「あれは暖かそうで良いかも！」と思い、先日それにそっくりなものを調達したばかり。早速ダウンベストを身に着けてサロンに出勤しています。
が、ベストなので当然袖が無い、ということは「腕が寒い。そ、袖が欲しい…。」ジャケットと違って、ベストの時には下にもかなり厚着をしなければならないようです。明日こそ衣替えをしようと堅く心に違っています。
石油ファンヒーターを出そうかどうしようか迷っていたところ、さきほど階下のサカザキ家の母からは「コタツいらな～い？」との問い合わせが。何でも余っている小さなコタツを譲って貰えるらしいのです。今までコタツを持とうと思っていなかった私達ですが、いきなりの寒さにかなり心惹かれています。コタツ、貰おうかな。
京都大アンティークフェアに出店のため、先日京都へ出張してからあっという間にひと月近く、次回東京へお人形のフェアに出掛けるまで、今回は一ヶ月以上を自宅のある名古屋で過ごします。こんな長く自宅で過ごすのは私達にとっては珍しいこと。
で、最近サカザキの中でのマイブームはというと…ズバリお掃除！！普段、忙しさにかまけて見て見ぬふりをしてきた自宅をせっせと磨いています。このところ、午後はサロンに出勤してホームページの更新作業をしていますが、午前中は自宅でゴム手袋をはめ、ぞうきんと「秘密兵器」ことプラスチックスポンジを駆使して床を磨いたり、長らく整理していなかった戸棚の中を片付けたり、お掃除に楽しみを見いだしています。
忙しいときには掃除には目もくれず、「わたしゃ、それどころじゃないんだよ！」とばかり、目を吊り上げてさっさとサロンへ仕事へ向っていましたが、長らく自宅で過ごすと余裕が出てくるのか、綺麗に磨き上げた床に幸福感を味わい、「ねぇ！綺麗になったから見て！見て！」と河村を無理矢理引っ張ってきて見せています。（ま、綺麗になったことがよく分かるほど元が汚れていたということなんですが。）
「これって、アンティークを綺麗にするのと似てる！！」そんなことを思いながらお掃除に精を出しています。あ、もちろんホームページの更新作業も進んでおりますのでしばしお待ちを。
皆さん、Skype（スカイプ）ってご存じですか？ひょっとしたら普段お仕事で毎日のように使われている方もいらっしゃるかもしれませんね。私のパソコンにも元々Skypeのアプリケーションが組み込まれていることは知っていましたが、今までまったく使う機会がなく、夕べSkype初体験と相成りました。
まずはその前日に仲良しのアンティークディーラーから、「パリに買付けに行くのに色々聞きたいことがあるからSkypeしよ！」とメールが。とりあえず、彼のためにSkypeのアカウントを登録し、実際に使えるまでにセットアップ。ですが、パソコンにはカメラが付いているもののマイクが無く「どうしたものか？」と考えあぐねていたところ…インターネットって本当に便利ですね。ネットで調べてみますとマイクはイヤホンで代用出来ることが分かり、早速ipod用のイヤホンをパソコンのマイクの端子に入れスタンバイし、「もう眠いのに…。」と思いつつSkypeをオンにして待っていると…。
夜更けの11時過ぎ、パソコンにSkypeで電話がかかってきました！凄い！！パソコンの画面に彼が映ってる！あれこれ買付けの話や最近の近況を話し、途中河村に交代したり、と約1時間もの間、パソコンを介して話してしまいました。
これって、私達が子供の頃、「未来の生活」と紹介されていたテレビ電話そのもの！今回は同じ国内同士で話しましたが、これが海外とだったら更に感激するかも。しかもインターネットにつながっていれば無料です！世の中の発達に驚き感動したサカザキでした。嗚呼、これが十数年前にあれば、上手くいかなかった遠距離恋愛の数々の行方も違っていたかも…。しばらくSkypeに凝ってしまいそうです。
日にちが刻んであったり、メッセージが彫刻されていたり、何かとメモリアルなものが多いアンティークジュエリーですが、今回はそのメモリアルではなく、お客様ご自身のメモリアルのお話です。
つい最近のことですが、まずお一人目、ご結婚が決まられた方が「記念の品」としてリングを。お二人目は、既にご結婚されているお客様がアンティークの婚約指輪に合わせてネックレスを。そして最後に、ご自身のお誕生日の記念としてネックレス選ばれ、それぞれその方の元へ旅立っていきました。
お一人目の方は、結婚指輪とは別に「けじめのリング」としてご自身がご購入されたもの。私よりもいくつか年下の画家の彼女、新たに始まる結婚生活には独身生活とはまた違った良さがあるはず。新たな門出に選んでいただいたリングは彼女の美意識にかなったアール・デコのものでした。
そしてお二人目、ご自身の婚約指輪でもあるアンティークのリングに合わせて選ばれたネックレス。こうして合わせられるのもアンティーク同士だからこそ。「そんな大切な記念のリングに合うネックレスがあって本当に良かった！」お客様が結婚指輪と一緒にネックレスを着けておめかししている様子を想像して、こちらまで嬉しくなってしまいました。
最後に三人目、お誕生日のプレゼントとしてのネックレスは、ご自身へのプレゼントであるばかりでなく、アンティークのお好きなふたりのお嬢様の首元にも飾られ、親子三人で楽しんでいただけそうです。若いお嬢さんふたりがいらっしゃる家庭はきっと華やかに違いありません。明るいおうちの様子まで伝わってくるお客様とのやりとりでした。
そんな人生の節目にアンティークを選んでいただけるのは、何だか特別なものを感じて、よりいっそう嬉しいものです。私も何か節目のジュエリーが欲しいなぁ。
我が家の春と秋の年中行事といえば、それぞれの季節に開催される「ばら展」。父が「名古屋ばら会」に入会している関係で、この時期は家族の私達も動員（笑）がかかり、父の陣中見舞いも兼ねて必ず会場へ足を運びます。今回も会場の鶴舞公園の中にある緑化センターへ。またもやサカザキ家勢揃いで、私と河村の他に、母、妹夫婦、甥の6名で出掛けました。
今回「秋のばら展」の様子はこんな感じ。今回はたっぷりとアレンジメントが飾られ、豪華な雰囲気でしたよ。それに雨の多い春の薔薇よりも秋の薔薇の方が断然お花が綺麗、それでは会場の様子をどうぞ。
今回一番印象に残ったのがこのお花。名前は何と「トットちゃん」と可愛いのです。調べてみるとまだごく最近作られたお花のようですね。
「秋のばら展」は明日24日まで。名古屋緑化センターで開催です。
Goodsのページに新着アイテムをUPしました！今回も素敵なフレンチアイテムが色々、どうぞゆっくりご覧下さい。
まずはこちら！美しいすずらんのステイショナリーセット は如何ですか？ペーパーナイフはアイボリー製、シールもナイフも付いているゴージャスなセットですよ。実用もおすすめです。
“L'Air du Tamps レール・デュ・タン”、「時の流れ」の名前も美しいニナ・リッチのクリスタルの香水瓶です。ラリック社製のフロスト加工の二羽の鳩と透明感の美しいボトルに心惹かれます。
フランスらしいデリケートな色合い、バニラ香で有名なヘリオトロープのソープボックスです。本来でしたら捨ててしまうこんなペーパーボックスはその存在自体が稀。アンティークらしいノスタルジックなアイテムです。
こんな大振りで豪華なシルクのリボン刺繍がこんなに良い状態で出てくるなんて！シルクのグログラン生地の素材感にリボンや刺繍がとても良く合っています。額装しても素敵だと思います。
この貴族柄のシルク生地も非常に美しいアイテム、シルク生地に石版印刷によるものです。18世紀の貴族の風俗画です。さしずめ宮殿の敷地内に作られた農村でくつろぐマリー・アントワネットと同じ感じでしょうか。
今では日本にさえ支店のあるボワシエですが、元々は1827年創業のパリの老舗ショコラトリー。私自身もパリ16区のブティックに行ったことがありますが、きっと当時も高級なショコラティエだったに違いません。ブティックにもこうしたアンティークのシルクポシェットやティンが飾られていました。
シルクの織り柄リボンを縫い合わせて作ったチャーミングなサシェです。裏側もも色違いの同じリボンのため、たぶんリボン見本で作ったものかと思われます。かすかな残り香がこのサシェが作られた時代へと誘います。
幾重にも連なった繊細な花びら、まるでオールドローズそっくりに作られたこのお花はどんな貴婦人の帽子を飾ったのでしょうね。このまま飾っていただいても素敵ですよ。
名古屋でのフェアの最中に、またしてもお客様からエッフェル塔グッズのプレゼント。今回いただいたのは、手前の紙製エッフェル塔と同じく紙製のサングラス（？）。そして凱旋門のカラフルなカード。いずれもかつてパリのお土産で買われたものなのだそう。
紙製のエッフェル塔は、昔の「着せ替え人形」状態になっていたエッフェル塔の部品をはさみで切り離し、印刷されている番号同士を合わせて組み立てて作りました。そして、もうひとつこの紙製サングラス、あまりのキュートさにいただいた瞬間、「え！？何ですか？これ！」と叫んでしまいました。この画像では分かりにくいのですが、実はこれ、眼鏡の「つる」の部分がエッフェル塔になっているのです。なんでもこちらは1989年のエッフェル塔100周年の記念品だとか。かくいう私も学生時代の最後に出掛けたひとり旅で、エッフェル塔に“100 ans”のイルミネーションが付いていたのを見た覚えが。きっと探せばその時の写真もあるはず。思わず「あの頃は若かったですよね。」という言葉をつい口から発してしまったサカザキでした。
左端に妖しく緑に光る物についてはまた次回！
またもや書籍の紹介です。とはいっても、私の手元に届いたばかりで、まだ少しめくっただけなのですが…。この書籍「手芸が語るロココ―レースの誕生と栄光」は既に絶版になっていますが、まだアマゾンには安価で沢山掲載されています。
創生期の16世紀のレースから19世紀のレースまで、様々な種類のレースが紹介されていて、なんといっても「日本語」で詳しく書かれている点がポイント。（これがホントありがたい！）文庫本のため図版は少ないものの、当時のファッションや時代背景などを絡めた「読み物」になっていて、図版の多いカタログ本とはひと味違った興味深い内容になっているようです。
呼鳴、早く読みた～い！いや、もっと早くにこの本に巡り会いたかった。非常に勉強になり、かつレース好きにはとても面白そうです。また読破しましたらLibraryのページへも掲載の予定です。
