さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

お人形展

2007-08-31 | 日常生活

 今日はお昼間、サロンを抜けてデートしてしまいました。と言っても男性とではなくお相手はお友達の富野さん。みんなで揃ってご飯を食べることはあっても、一緒にふたりでお昼間お出掛けするのは久し振りのこと。今日の河村はサロンでお留守番。久々のガールズトークのランチとなりました。

 今日のお出当ては、アンティークのお人形を扱うショップとして有名な広島にある星ビルの名古屋での展示会と辻村寿三郎の新作人形展、お人形展のハシゴです。

 まずは、星ビルの沢山のアンティークドールにため息。私は古い衣装に使われているハンドメイドのレースに、富野さんはお人形の表情はもちろんですが、ドレスそのものやお帽子などのコスチュームに、それぞれ興味津々。とりわけ、元々は星ビルのコレクションだったという、それはそれはノーブルなブリュージューンに私達の目は釘付けでした。

 そしてランチを挟んだ後、向かったのは辻村寿三郎の新作展。辻村寿三郎といえば、子供時代にNHKの人形劇「真田十勇士」で育った世代です。(歳がバレちゃいますね。)初めて間近で見る寿三郎の作品は、それは素晴らしい出来栄えのものばかりでした。何が素晴らしいかといえば、その衣装に使われている古布の美しいこと。しかも襟や着物、帯や小物にいたるまで、その素材感の美しさ、色合いのぴったり合わせていることといったら。帯は重厚な織生地、着物の柄はお人形の大きなによく合う「こんな小さくてこんな凝った柄よくあったわね!」と感心してしまうようなものばかり。ちらりと組み合わせてある小物も、みなアンティークとおぼしきものばかりでした。これだけのお人形を作るには、膨大な古布のストックがあるはずで、その様子を想像すると頭がクラクラしてしまいます。

 時代人形ではなく、「平成アール・デコ」と名付けられた新作の現代人形には、染めたアンティークのブリュッセル・アプリカシオンのレースが使われていたり…。ただ古い素材を使うだけでなく、ひとひねり、ふたひねりある使い方に感心してしまいました。

 様々な意味で勉強になった今日のお人形展のハシゴ。誘ってくださった富野さんに感謝!

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お帽子好きの富野さんと私。今日は打ち合わせをした訳ではないのに、ふたりとも頭に帽子を被って待ち合わせ場所に集合しました。「あ、そのモチーフ可愛い!」富野さんはパープルのモチーフのついた可愛いアイボリーのニット帽。モチーフはご自身で付けたのだそうです。 

右側に「おすすめアイテム♪」のコーナーを設置してみました。クルクル動いてちょっとうるさいかしら?

 

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カードUPしました!

2007-08-30 | アンティーク

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 久し振りに新たな商品をUPしました!どうぞご覧になって下さいね。今回UPしたのはカード、特にこのウィーン趣味の女の子は私のお気に入り。全体を彩る淡いトーンが美しい一枚です。

 フランスでは現代でも、「柊」と同様に「宿り木」がクリスマスを飾る必須アイテム。クリスマスシーズンのお花屋さんの店先では、必ず目にするもののひとつです。カードに“Bon Noel”の記載もありますが、女の子が手に持っている「宿り木」からもこのカードがクリスマスのグリーティングであったことが分かります。

 他にも可愛いカードが色々、是非ご覧になって下さいね!

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夏休み~お買い物編~

2007-08-29 | 

 普段、なかなかお買い物に行く時間がない私ですが、先日の夏休みでは、北陸で入手した様々なアイテムと共に帰途につきました。今日はそんな私のお気に入りアイテムをご紹介。

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金沢の新堅町商店街にひっそりとたたずむ小さなブティック“WORK CLOTHES”は大人の隠れ家のよう。大人になった少女の服、といった上品な雰囲気のセレクトで、ひとり静かにお店を守っているオーナーの男性がお相手をしてくれます。今回のお目当てはリバティープリントのストール。元々、ストールやスカーフなどの巻物は大好き。いくつも持っているのに、買付け先のイギリスやフランスでは思わず買ってしまいます。

実は、昨年も同じくウィリアム・モリスの『いちご泥棒』の柄のストールをここで見初めて連れ帰ったものの、その直後に行ったフランスのフェアで落としてしまった苦い思い出が。その後、フェア会場の来た道を戻ってみたのですが、いくら探しても見つからず…。(私が落としたお気に入りのストールを、フランス人のマダムが「ラッキ~!」と拾ったかと思うと悔しくて悔しくて…。フランス人だから“Lucky”とは言わないでしょうが。)そんな訳で、今回昨年のリベンジを果たすことが出来て嬉しい!今度は落とさないように気を付けなくっちゃ。昨年のウィリアム・モリスの柄とは雰囲気が違いますが、今回入手したこのはっきりしたリバティープリント、私がよく着る黒や焦げ茶に合いそうです。

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能登島ガラス工房で見つけた宙吹きのタンブラー。ガラス工房のショウルームで、「昔、こんなの私も作っていたよな~。」なんて学生時代を思い出しながら見ているうち、パステルカラーの水玉と細かな泡(これはブローパイプに下玉と呼ばれるドロドロのガラスを巻いた際に、まだ柔らかいガラスに剣山を押して作る凹みが泡になったもの。)の可愛いグラスに惹かれ、私の分と河村の分のペアで入手しました。ハンドメイドの暖かみも良いのですが、鉛が24%以上含まれているフルクリスタルの透明感も魅力的です。これでロゼワインやペリエを飲むととてもきれい。

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コミカルな形が可愛いおもちゃカボチャは大好きです!地方の道路沿いにある「道の駅」は、その土地の特産物や地物のお野菜を買うこと(お野菜には生産者の方のお名前が記されているのも嬉しいものです。)の出来る貴重な場所。立ち寄ることも多いのです。道の駅で見つけたこのおもちゃカボチャ、一個¥70でした。(笑)

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こちらも同じく「道の駅」で。あまりの小ささにびっくり!小指の爪程のサイズ、こんな小さなトマト初めて見ました。(一緒に並べた普通サイズのトマトと見比べてみてください。画像ではこの小ささが伝わりにくいかも?)プティトマトよりも更に小さい「マイクロトマト」という名前で売られていたこのトマト、小さくてもちゃんとトマトのお味でした。こんなに小さいとお料理の飾りになりますね。

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夏休み終了!

2007-08-28 | 

 相変わらず、暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?お陰様で、エンジェルコレクションの夏休みも終了、昨晩4泊5日の北陸の旅より無事戻りました。今回も金沢の散策から始まり、後先を考えず能登では念願の海水浴、富山の宇奈月温泉ではトロッコ列車に乗り、またまた後先を考えず毎食様々な新鮮な海の幸を完食し、何からお話しして良いのか分からないほど盛りだくさん、相変わらず河村とふたり「デコボココンビ」の旅でした。そんな五日間を画像と共にどうぞ。

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まず最初に訪れた私達のお気に入り金沢21世紀美術館。ここの美しい建築は私達のイチオシです。今回は日比野克彦によるインスタレーション「明後日朝顔プロジェクト21」により、普段はガラス張りの、丸い美術館の周囲にぐるりと朝顔が!壁面緑化のナイスなアイデアに感心しきりでした。

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「明後日朝顔プロジェクト21」の様子を美術館の内部から見たところ。朝顔がとても涼しげな演出になっています。壁面に並べられたウサギ型のチャーミングな椅子はこの美術館を設計した妹島和世のデザイン。ここを設計した妹島和世と西沢立衛の建築ユニット“SANAA”は、フランスのランスに計画されているルーブル美術館分館の設計をすることも決まっています。ルーブルの分館を日本人が設計するなんて、「なんて素晴らしい!」と思ってしまいます。

この美術館も、ひっきりなしに来館者が訪れ、「こんな沢山の人がやってくる美術館てあるかしら?」と思うほど。実は帰った後、お客様のお一人からメールをいただいてびっくり!いただいたメールには「金沢の21世紀美術館へ行きました。ひょっとして、坂崎さんもお出掛けされてはいらっしゃいませんでしたか?ブログで拝見したお2人の写真ととてもよく似ておられる方をお見かけしたので。」と綴られていました。この回廊を歩いていたところをお客様に見られていたようです。

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美術館のへ壁面を覆う様々な色や模様の朝顔の花。懐かしく小学生だった頃を思い出します。

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美術館に隣接する金沢能楽美術館ギャラリーには地元金沢の伝統工芸、手仕事がいっぱい。絹糸の光沢も美しい加賀手鞠には思わず「なんて可愛い!」昔のお姫様達はこんなきれいな手鞠で遊んだのですね。

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ついにやってきました、日本海!能登島に向かう前に、まずは金沢から30キロほどの千里浜なぎさドライブウェイで海水浴。実は、今回の旅行直前に自転車フリークでもある河村は、私にナイショで新たな自転車を購入し(怒)、今回車に積んで持ってきていたのでした。金沢からここまで自転車で向かうという河村と別れ、私ひとり車で出発。先に現地に到着したのでした。

到着はしたものの、いくら待っても河村は現れず、「ひとりで海水浴ってど~よ?」と思いながらも仕方なくひとりで海に入ることに。でも、河村が浮き輪の空気を入れるために持ってきたはずの空気入れが所在不明、どこにあるのかさっぱり分からず、「私、酸欠になりそう…」とボヤきながら大汗をかきかき自力で空気を入れ、やっとの事で大きくなった浮き輪を持って海へ。浮き輪と共に波に遊ばれた一年ぶりの海は、それはそれは気持ちよかったです!

その後、楽しくサイクリングをしてきた河村がようやく到着。心配を掛けられたことと、あまりの遅さにプンプンの坂崎でした。

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私の心の故郷(?)能登島。学生時代に島のガラス工房で毎夏過ごしたことから、我が家の夏のお馴染みになっています。能登の美しい海とその景色は、何度見ても心洗われるようです。島を渡る風や蜩の声も懐かしいです。

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この不思議な建築はいつもの定番、能登島ガラス美術館。今回の企画展は「香りとガラス」展で、アンティークではお馴染みのテーマに興味深く足を運びます。古代のものから19世紀のものを主体に20世紀のものまで様々な香水瓶が展示されています。私達にもお馴染みのこちらこちらも展示されていましたよ。

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海を望む高台のロケーションもこの美術館の魅力のひとつ。美術館の庭園にも点々と作品が展示され、見て回れるようになっています。

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今日も海水浴の後は「能登カフェ」へ。島の憩いの場所「能登カフェ」は築100年の民家。海の真ん前、波の音も聞こえてくる和みの空間です。ここでお茶を飲みながら読書するのが私と河村の楽しみ。

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内部はこんな感じ。この広々とした畳のお部屋がいい感じなのです。

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「能登カフェ」の看板犬ハリー君。「ねぇ。そのシフォンケーキ、僕にも一口ちょうだい!」

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「能登カフェ」でのティータイムの後は、私は堤防の上で読書。はたまた河村は、またもやサイクリング。行ってらっしゃ~い!

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能登島に二泊した後は、能登立山シーサイドラインこと日本海沿いのルート160を北上し富山へ。その途中、河村が調べておいた氷見のフィッシャーマンズワーフに立ち寄りました。

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氷見漁港の魚市場に隣接するここは魚のワンダーランド!あぁ、どれも美味しそう!!でももう一泊する私達はここで鮮魚を買うわけにはいかず残念。

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「プリンス館」ではありませんよ。「ブリンス館」です。そう、氷見漁港は鰤の水揚げで知られる漁港なのでした。お昼は魚市場の食堂で。「かぶす汁」と呼ばれる豪快な魚のごった煮を食べながら、「ん?これ、何かに似てる。」以前、マルセイユの港で食べたブイヤベースと親戚のような食べ物でした。新鮮な上にリーズナブル!氷見漁港って最高です。

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そうして到着した宇奈月温泉。これは富山地方鉄道の駅ですが、手前の噴水はなんと温泉でした!早い時間に旅館について「はぁ、後は温泉でゆっくりくつろげる。」と目論んでいた私ですが、河村は「今日中にトロッコ電車に乗るぞ~!」とやる気モード。なぜか仲居さんまでも「そうね。今日行かれた方がいいわ!」とまるで義務を果たさなければならないような発言。仕方なくトロッコ乗り場へと向かうのでありました。

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新山彦橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ列車。元々は難航を極めた黒二、黒部(黒四)ダムの建設のため、資材の運搬用に作られたというこのトロッコ列車。現在でもダムを管理する関西電力とのつながりの深い施設です。終点の欅平まで1時間半、私達の乗った普通客車はいわゆるオープンエア、窓枠だけ。すごい向かい風に振動、高いところだと水面から60mあるという迫力満点の行程です。

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日本一の規模として知られている黒部(黒四)ダムは1956年から7年の歳月を掛けて作られました。その難航を極めた工事の様子は(残念ながら私は見ていないのですが)NHKの「プロジェクトX」でご覧になった方も多いはず。

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数え切れないほどのトンネルを抜けて、列車はどんどん標高の高い場所へと進んでいきます。手彫りとおぼしきワイルドなこのトンネルもどんな苦労の元作られたのかと思うと、やたら感情移入しやすい単純な私の頭の中では「プロジェクトX」のテーマ「地上の星」が鳴り響いていました。

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終点の欅平駅。1時間半の行程の後は振動でフラフラに。トロッコ列車って疲れるものだったのですね。

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欅平から見た清流の黒部川。向こう側の木の陰に猿がいるのが分かるでしょうか?

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黒部峡谷鉄道の乗車券は厚紙製の昔懐かしい硬券。M 字のはさみの跡も懐かしい。

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これはけっして河村が牢獄から覗いている訳ではありません。(笑)黒部峡谷は冬期の積雪が多く、雪崩の危険性も高いことから、トロッコ列車は冬期運休。当時、ダム開発にかかわった作業員はもちろん、現在でもダムの整備のために冬の峡谷へ向かう人々のための雪崩から身を守る、欅平まで続く冬期歩道なのです。

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海あり、山あり、盛りだくさんだった夏休みもおしまい。楽しかったなぁ!

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明日から夏休み

2007-08-22 | 

 大阪からも戻り、お客様への商品の発送もすべて終え、ほっと一息。明日から27日まで夏休みをいただきます。夏休み中にいただきましたメールへのお返事は、28日からの平常営業と共にお送りさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 明日からは河村と共に北陸方面へ。9月の買付けを前に、二人とも海水浴でリフレッシュし、すっかり元気になって戻ってまいりますので、どうぞ待っていてくださいね。皆様も残暑に負けず、お身体ご自愛下さい。

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これは昨年の画像。今回もそれぞれの巨大浮き輪と共に行ってきま~す!

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大阪建築散歩

2007-08-21 | 

 お陰様で大阪でのフェアも昨日をもって終了。酷暑の中、阪神百貨店まで足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

 今日は、新幹線で一路名古屋へ。ですが、その前に滞在していたホテルから程近い北浜、堺筋、淀屋橋、高麗橋辺りをブラブラ。この辺りは古い洋風建築の宝庫。中之島公会堂などは有名ですが、煉瓦作りの名もないオフィスビルがいっぱい!古い建築の大好きな私達は、お日様が照りつける中、建築散歩を楽しみました。まずは画像をどうぞ!

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まずトップは関西の金融業の要である三井住友銀行の本店。1930年竣工のイタリア製の大理石を使った堂々たる建築は圧巻です。

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大阪の財界人の社交場(大阪の船場のボンボンが集う場所?)大阪倶楽部のスパニッシュ風の建物。1924年竣工のこの建物は、現在有形文化財ににも指定されています。スパニッシュ風ながら、どこかアジアンティックな香りも。倶楽部の会員のみですが、ウェディングの会場にも貸しているそうです。いいなぁ。

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ファザードの彫刻にも注目。建物内部には、会員専用のレストランやバー、理髪店などもあるらしい。

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御堂筋にある大阪ガスビル。コーナーの丸みが時代を感じさせる1933年竣工のモダニズムの建物です。当時は、最新ガス器具のショウルームとして使われていたのだそう。オフィスビルの最高傑作とも讃えられた建築です。

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御堂筋を渡ったオフィス街にある芝川ビルは1927年竣工の可愛い建物。 公式サイトからは内部の画像も沢山見ることが出来ます。「テナント募集」の張り紙を見て、「こんなところでお店をするのも良いかも。」なんて思ってしまいました。昨年のNHKの連続テレビ小説「芋たこなんきん」のロケにも使われたのだとか。

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雑居ビルでもある芝川ビルは中に入って見ることも出来ました。低い天井に幅の狭い可愛い階段。石造りの内部は思いの外涼しかったです。

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赤い煉瓦造りが印象的な建物には有名なレストラン「シェ・ワダ」 の看板が。帰って調べてみると、私と河村が「タツキンさん」と呼んでいる尊敬する辰野 金吾の作品であることが分かりました。「タツキンさん」は、東京駅や中之島公会堂、奈良ホテルなど、日本の建築の創生期を彩る人物です。この建築は旧大中証券の建物として1912年に竣工されました。

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アラベスク模様の窓枠が特徴、「シェ・ワダ」の目と鼻の先にある八木通商の本社ビル。こちらもまた辰野金吾の作品です。インターナショナルスタイルの3階は、後の時代に付け加えられたものかもしれませんね。

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「あら、素敵なドア!」と寄っていった御堂筋の高麗橋野村ビル。思いの外背が高く7階建てだったでしょうか 。反対側の1階にはサンマルクが入っていました。きっと1927年の竣工当時は前衛的なビルだったのでしょうね。

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大阪の老舗コーヒー店「丸福珈琲店」が入った蔦の絡まる青山ビルは大正ロマン漂う1921年の竣工です。元々は個人宅として作られたのだとか。新しもの好きの船場のボンボンの邸宅だったのかも?丸福珈琲店でひと休み。コーヒーフロート美味しかったです。

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青山ビルの全貌はこんな感じ。壁にはめ込まれたステンドグラスがまた大変チャーミングでした。

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最後に、見てきた建築の総括をしながらお昼を食べたイタリアンレストラン“ANTICA OSTERIA Dal PMPIERE(アンティカ オステリア ダル ポンピエーレ”は1925年竣工のデコの建物。その名前の意味は「消防士の古い食堂」。そう、実はここ旧今橋消防署だった建物なのです!内部も上手にリノベーション。お料理の美味しいことはもちろん、雰囲気のある素敵なレストランでしたよ。

 大阪の建築散歩、気を向くままに歩いたにもかかわらず、あまりの古い洋風建築の密度の濃さにびっくり。素敵な建物がいっぱい、しかも未だに現役ということに感激でした。御堂筋の緑濃い並木にも心和みました。

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恐るべし、阪神百貨店

2007-08-20 | フェア

 阪神百貨店のフェアも、いよいよ今日まで。今晩搬出をした後、明日新幹線で名古屋へ帰ります。

 で、今日必ずしようと思っていること!それというのも、阪神百貨店の地下食料品売り場で、様々な食材をお買い物することです。関西にお住まいの方ならよくご存知かと思いますが、この阪神百貨店は豊富な食材、広大な食料品売り場がつとに有名で(その通路の広いことといったら驚きです!)、「食の阪神百貨店」とまで呼ばれているのだそう。(ちなみにここのデパートの全売り上げの約3割は食品なのだそうです。)そう、そこは「食のワンダーランド」だったのでした!

 たまたま食料品売り場を歩いていて、膨大なそうめん、冷や麦コーナーに先日長崎の外海で買った「ド・ロさまそうめん」を見つけたときにはちょっぴり感激。(まさか九州以外の場所で見るとは思っていなかったので。)また、同じくいつもパリで見ているオリーブオイルの専門店“Oliviers&Co”の様々なオリーブオイルに遭遇しては、「え~、日本でも展開していたのね~。」と驚き、関西の仕事の度に買って帰る(ここの佃煮は関西でしか買うことが出来ないのです。)「神宗(かんそう)」の売り場では、「今回も買わなければ!」と決意を新たにしました。(あ~、考えただけでも食べたくなってきました♪)そんな訳で、今日は暇をみつけて地下の食料品売り場に足を運ぶことになりそうです。

 今日は最終日、長かった一週間もようやく終わりを迎え、少しほっとしています。

 

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羊の夕べ

2007-08-18 | 

 さて、一昨日もお伝えしたとおり、昨日阪神百貨店のフェアの終了後は、仕事仲間のアンティークディーラー達と楽しい楽しいお食事会!昨日は、なんと総勢11名でのお食事会となりました。

 地元大阪のディーラーの案内で、阪神百貨店のあるキタから、自分自身では二度と行けないようなディープなミナミの中華料理へ。ここは中華とは言っても「中国北西部の吉林省の中でも特に朝鮮民族が多い延辺地方の料理」だとかで、羊の串焼きがウリのお店。辛いものが苦手なうちの河村が真っ青になるほど、辛い料理のオンパレード。でも、ビールが進むこと進むこと、私にはとても美味しかったです。

 今回のフェアは、アンティークショップ30軒以上が出店した大きな催しですが、なぜか仲良くなるのは同世代、不思議と歳が近い世代同士で集うことが多いのです。昨日の年齢層は下は30歳から上は45歳まで。(ちなみに昨日はその上の世代もみんなで連れ立ってお食事に行っていました。)

 ですが、仲良しでも上から下まで一回り以上のジェネレーションギャップがある訳で…最年長の女性が「ねぇ、ねぇ、みんなが一番最初に買ったレコードって何?」と聞くと、一番若い女性は「あの…、私の頃はレコードってもう売ってなかったので…。」と口ごもる始末。それを聞いていた全員は爆笑!(彼女の時代はもうCDだったんですね。)

 みんなとの楽しいひとときが終わってホテルにタクシーで帰ったのは、なんと午前1時過ぎ。そんな訳で昨晩は楽しい羊のゆうべでした。

 

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今日で4日目

2007-08-17 | 

 大阪でのフェアも今日で4日目となり、少しずつ大阪の街にも馴染んできました。(とは言っても、デパートまでの行き帰り、まだ梅田の地下街で迷子になったりしていますが。)

 今回滞在しているのは、古い建築で有名な中之島公会堂からも程近い、古いビルが点在している場所。すぐ側には、築80年を超える立派な三井住友銀行の本店や古いビルを改装して飲食店として使っているビルがあったり、興味津々なのですが、いかんせん連日の暑さで、「ちょっと散歩して帰ろう!」という気力も湧かず、まだ探検には至っていません。

 ですが、今回滞在しているホテルは今までになくとても快適!というのも、たぶん単身赴任される方をターゲットにして作ったウィークリーマンション式なのでしょうね。ホテルなのに、それぞれのお部屋には玄関があり、そこで靴を脱ぐようになっていて、下駄箱まで付いています。廊下を進むとまずはランドリースペース。そう、洗濯機が付いているのです。バスルームは洗濯物が干せるように乾燥機付き。お部屋は広く、長期滞在も十分可能な大きいクローゼット。私達がいつもロンドンで滞在しているフラットのように、キチネットも付いていて電子レンジも完備、ちょっとしたものなら調理も可能です。そして、何よりも特筆すべきは、ベッドのある普通のお部屋の一角に、ちゃぶ台の置かれた三畳間が付いていること。自宅にも畳敷きの部屋が無い私達は、久し振りの畳に「畳って落ち着くね~!」と言いながらくつろいでいます。

 さて、今晩はお仕事の後、仲良しのアンティークディーラー達と一緒に大阪の夜の街に繰り出す予定です。同じ仕事を生業とした気の合った仲間達とのお食事、これもまた楽しみです。

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“嗚呼、栄冠は君に輝く♪”

2007-08-16 | フェア

 さて、真っ最中の阪神百貨店のフェア、初めての阪神百貨店、あまり馴染みのない大阪のデパートなだけに、様々な驚きが!

 まずフェアの始まる前のこと、搬入前に会場に予定されていた8階に行ってみてびっくり!そこには、「六甲おろし」の音楽が流れるタイガーズショップがあり、様々な応援グッズやキャラクターグッズが売っています。熱心なタイガースファンのこと、そのアイテムの膨大なことといったら…。野球の阪神の親会社、そう、ここはタイガースファンの牙城(?)ともいうべき阪神百貨店なのでありました。

 同じく、やはり阪神のホームグラウンドとして名高い甲子園球場でやっているからでしょうか。デパートの営業中に、いきなり夏の甲子園の大会歌“嗚呼、栄冠は君に輝く♪”の音楽が流れ、高校野球速報。試合の結果がそのつどアナウンスされ、びっくりしました。(こんなの他の土地のデパートだったら考えられない!)

 案外デパートって、地方色溢れるものなのかもしれませんね。びっくりしたり、興味深かったり、また何か「へぇ~」と思うことがありましたら報告しますね。

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こちらはお客様からいただいた可愛いハンカチ。たぶんアメリカのヴィンテージのハンカチの柄を再現したものかもしれませんね。ピンクとブルーの組み合わせが可愛い虎ハンカチ。こちらはタイガースとは何の関係ありませんのであしからず!

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