ゆうべ遅く東京から帰ってきました。そして、いよいよ明日からは、私だけ久々のひとりぼっちの買付け。今回もロンドンから入ってパリから帰ってくる予定にしています。ここしばらく、名古屋ー大阪ー東京と何とも慌ただしいスケジュールが続きましたが、明日の朝、飛行機にさえ乗ってしまったらこっちのもの！（笑）今回も、「体力あるのみ!」で可愛いもの、素敵なものを沢山探して参りますね。
なお、買付け中はメールへのお返事が出来ません。ご注文やお問い合せは、戻り次第承りますので、どうかご了承下さい。お急ぎの方は、国内におります河村（tel 080-5105-3809）までご連絡いただけますよう、宜しく願いいたします。
そうそう、彼は今回ひとりで名古屋骨董祭に出店いたします。名古屋骨董祭にお越しの方は、どうぞ励ましてやってくださいませ！
また戻りましたら、次は神戸大丸での「パリジェンヌの宝石箱」展が待っています！今回初の企画、しかも色葉さんとのコラボレーション、今からどうやって可愛いディスプレイにしようか思案中。エンジェルコレクションと色葉らしい素敵な雰囲気の会場にしたいと思っています。
高島屋でのフェアも明日でおしまい。そして、その後はいよいよ買付けです。という訳で、今日は午後から河村ひとりを高島屋の店頭に残し、私は銀座まで外貨の両替に出掛けました。私達がいつも両替に使っているのはシティバンク。シティバンクに口座を持ちさえすれば、TC（トラベラーズチェック）が手数料無料で発行してもらえるので、「両替をするときは必ずシティバンクで」と決めています。
そして、みゆき通りのシティバンクに出掛けたついでに、今まで何度かフェアの開催でお世話になっている同じくみゆき通りにある銀座アンティークギャラリーへ。そうしたところが、まずは玄関先を飾るオールドローズのお花にびっくり！そういえば、以前よりこの初夏は薔薇を専門にされている園芸家の方が、店内に沢山オールドローズを飾られる、というお話を伺っていたのでした。その時は、銀座アンティークギャラリーのオーナーおふたりと「どんな風になるのかしら？楽しみですね。」とお話ししていたのですが、実際に大鉢のオールドローズが飾られた様子が、まるで「秘密の花園」に足を踏み入れたかのようで思わず見とれてしまいました。店内にも、オールドローズの切り花や大鉢が飾られ、素敵な雰囲気です。6月末の薔薇が終わるシーズンまで、こうして様々な薔薇が運ばれてきては飾られるそうで、私達がまたギャラリーをお借りする次回の東京のフェアの折にも、来て下さった皆様には素敵な薔薇をご覧いただけそうです。楽しみですね。
このところのハードスケジュールの一環として、5月1日から今回は私ひとりだけで買付けに行く予定にしています。数年前に河村とコンビを組む前は、常に私ひとりの買付けだった訳ですが、今回は久々のひとりぼっちの買付け（その間河村は名古屋骨董祭へ出店です。名古屋の皆様、どうぞお立ち寄り下さいね！）、ひとりでの仕事はもちろん、ひとりでの食事を想像し、「つまんない！つまんない！つまんな～い！」と子供のように駄々をこねています。何より、ふたりで仕事をする方が何に於いても断然ラク（ここ最近は河村任せで重い荷物を持つこともなかったのです。）なため、「今回はちょっと大変かも。でも頑張ろう！」とカクゴをきめています。
また、ごく最近のロンドンでは、日本人のアンティークディーラーが被害を受ける事件が頻発し、神経を尖らせています。以前は、パリより断然安心だと思っていたロンドンですが、このところたびたび物騒な話が伝わってきて、「決して気を抜けないな。」と気を引き締めています。（このゴールデンウィーク中に海外へお出掛け予定の皆様もどうぞお気を付けになって下さいね。）
ですが、誰よりも早く美しいもの可愛いものに巡り会える買付けは、やはり一番ワクワクするお仕事。今から河村と「こういうものも欲しいよね。」「ああいうものも買付けたいよね。」とせっせと買付け相談をしております。常に一緒に行動している「一卵性双生児」ならぬ「一卵性夫婦」の私達ですが、今回はそれぞれ日本とヨーロッパで別々にお仕事。お互い羽を伸ばせる良い機会…いえいえ、お互いを思いやる良い機会かもしれません。
※画像は夜になると毎時チカチカ光るエッフェル塔の映像。パリの街を歩いていて、このチカチカ光るイルミネーションのエッフェル塔が目に入ると、とってもトクした気分がするのは私だけでしょうか？
昨晩のことです。高島屋のお仕事が終わった後、お馴染みの銀座で河村と食事をし、銀座の街を歩いていると…見覚えのある後ろ姿が！それは以前よくプランタン銀座のアンティークバザールでお目にかかっていた銀座に唯一残る老舗キャバレー「白いばら」の社長（本当は社長でなく会長）。私達のお客様というよりは、「アンティークバザールのお客様」という感じで、どのアンティークディーラーとも顔馴染みで、アンティークディーラー皆とご挨拶やおしゃべりをする間柄の方です。
思わず「社長！」と呼びかけると、私達の顔を覚えてくださっていた社長は、声を掛けたことに喜んでくださって、「今ちょうどショウタイムだから、数秒だけ見て行きなさい。」と「白いばら」に誘い入れてくださったのです。プランタン銀座の裏手の並木通りの二本先、ガス灯通り（この通りを「ガス灯通り」と命名したのも社長なのだそう。）にある「白いばら」は、何度か前を通ったことがありましたが、入店するのはもちろん初めて。キャバレー初体験でした。
昭和6年創業という「白いばら」のドアをくぐるとそこは、若い女の子の健康的なお色気と熱気に溢れた空間！広いフロアはお客様でいっぱいです。社長曰く、「うちは女の子240人いるのよ。」のだそうで、しかもみんな若くて美人揃い、ちょうどショウタイムとあって、ほとんど水着（スミマセン。こんな表現しかできなくて…。）のような衣装をつけた若くてきれいなダンサーのお姉さん達が踊り、店内は凄い盛り上がりでした。
そういう場所に初めて足を踏み入れた私と河村は、思わず「お姉さん達キレイ～。スタイルいい～。お肌もキレイ～。」と目を白黒。最後に社長から「この子がうちのNo.1だよ。」と言われたお姉さんは、とてつもなくグラマラスな美女！私も河村も「あんなキレイなお姉さんならお金払ってでも指名しちゃうよね。」と意見が一致。河村の話では女性客も沢山いたとかで、あまりに楽しそうな空間で、しかも明朗会計ということも分かり、「今度みんなで行ってみるのも良いかも。だってもう大人だし。（笑）」と、束の間のキャバレー体験にすっかり幻惑されてしまいました。その後、「白いばら」の社長にはよくお礼を言ってお別れしたのでした。こんなこともあるんですね～。
昨日高島屋のフェアに来てくださった「人形の館」のMコサさんから教えていただいて、今朝は高島屋に出勤前に、新宿の文化学園服飾博物館へ「フランス・モード－18世紀から現代まで－」を大急ぎで見に出掛けました。
今回のこの展示会、フランスで製作、着用された18世紀中頃から20世紀の衣装と当時のファッションプレートで構成されたドレス好きにはたまらない、ドレス三昧の展示会です。18世紀のロココ、エンパイアスタイルから19世紀のロマンティックスタイル、クリノリンスタイル、バッスルスタイル、アワー・グラス（砂時計）シルエット…そして現代まで、とモードの変遷を当時のドレスとファッションプレートや“La Mode Illustree” “Journal des Demoiselles”などのモード雑誌と共にたどっていきます。ロココのドレスには当時のシルク生地も展示され、「あれ、この生地、この前買付けた生地みたい！」
エンパイアスタイルのハイウエストのドレスには先日見たジェイン・オースティンを題材にした映画“Becoming Jane”を思い出します。
モアレ地にお花がプリントされたこちらのドレスの生地には「なんて可愛い！」
バッスルスタイルのドレスにはシャンティイレースの大振りのショールが！この時代のドレスとレースのあしらいを実際に見ることが出来ます。
大急ぎで見た後は、大急ぎで地下鉄に乗って日本橋高島屋に出勤。限られた時間でしたが、とても勉強になりましたし、何より美しいドレスがいっぱいで楽しめましたよ！
いよいよ今日から高島屋のフェアが始まりました。日本橋の高島屋には以前にも足を運んだことはあるものの、お仕事としては今回初めての場所なので、事前に様子が分からず少しドキドキ。ですが、お陰様で無事オープンし、今日は東京のお客様の皆様とお目にかかることが出来、嬉しいひとときを過ごしました。また、今回の私達のブースは壁際のとても広いスペースですので、商品もゆったりご覧いただけ、お客様の皆様にもなかなか好評です。お近くの方は是非いらして下さいね！
ただ、一昨日までいた大阪からいきなりの東京への移動は、身体よりも心がついていかず（？）、ここ東京へ来て、大阪のお客様との楽しい掛け合いや関西弁がとっても懐かしく感じられる今日この頃です。（大阪の皆様～！どうしていらっしゃいますか！？）
ゆうべ大阪から帰ってきたときには気付きませんでしたが、いつのまにか我が家の玄関先の木香薔薇が満開でした。自宅の庭に沢山ある薔薇の中でも先陣を切って咲き始めるのがこの木香薔薇。季節は巡っているのですね。今日は名古屋から東京へ。東名高速を通る車窓からは新緑の木々が見え、それは美しかったです。
さて、今日は昼頃に無事東京は日本橋に到着。会場となる高島屋の8階ホールに上がってみますと、見知った顔、顔、顔。そう、ここしばらくお休みのプランタン銀座のアンティークバザールに出店していたアンティークディーラー皆と嬉しい再開を果たしました。その他にも関西から出店のアンティークディーラーもいますし、それにヨーロッパの雑貨を交え、なかなか華やかなフェアになりそうです。
一週間過ごした阪神百貨店のフェアも今日でおしまい。夕方の閉場前に、名古屋に帰っていた河村が車で大阪へ到着。その後ふたりで商品の搬出をし、午後9時過ぎに名古屋に到着しました。たった二日間離れていただけなのに、私と河村の間ではこの二日間の出来事をお互いに話すのに余念が無く、猛烈な勢いでおしゃべりしているうちにあっという間に名古屋に着いてしまいました。
名古屋に帰ると自宅に着く前にまずはサロンへ。サロンで留守中に出来なかった様々な仕事をこなし、先程自宅へ帰ってきました。出張の荷物一式は大阪のホテルから東京のホテルに送ってしまったので、何とも身軽な感じ。気が張っているせいでしょうか？慌ただしい生活ですが意外に元気です！それどころか、「何でこんなに忙しいんだ？」と、この慌ただしさもなんだかおかしくなってくるから不思議です。
明日は早朝から東京へ。今晩は早めに寝ます！おやすみなさい。
お陰様で阪神百貨店もようやく明日で終了、過ぎてしまえばあっという間、なかなか楽しい大阪での一週間でした。行きは新幹線で来た大阪でしたが、帰るときは車で。実は、また明後日には今度は東京の日本橋高島屋のフェアがあり、明日搬出した後で商品を東京に送っていたのでは「間に合わない！」ということで、昨日から残務処理をすべく名古屋へ帰っていた河村が、明日は車に乗って大阪に迎えに来ることになっているのです。その車に荷物を詰めて明日の晩は一路名古屋へ、そして明日は自宅で一泊（自宅で一泊という表現もヘンですが）、翌朝早朝からまたさらに東の東京へと車で向かいます。
この4月は元々こんなタイトなスケジュールになるはずではなかったのですが、お声がかかれば出掛けていくのが私達の常。そしてまた高島屋のフェアの後は、私は買付け、河村は名古屋骨董祭と二手に分かれる究極のスケジュールへと突入！買付けの準備はもちろん、その後の神戸でのフェアの準備に追われ、様々な業務をマラソンを走りながら（息を切らしながら？）こなしているような気がしています。（笑）
慌ただしい毎日でですが、今日は店頭になんとウランバートルからのお客様が！お仕事の関係でウランバートルに在住されている日本人女性です。元々、東京にご実家のある彼女、以前からウランバートルよりメールをいただいていたのですが、今日、何気なく店頭にいらしたお客様に「お近くにお住まいですか？」と聞きましたところ、「ウランバートルから来ました!」と告げられびっくり！！すぐに彼女だと思い当たった私は思わず「え～！どうして大阪に！？」と叫んでしまいました。何でも、休暇で日本に帰っていて、関西に遊びにいらしたらしいのです。いつものように「好奇心のカタマリ 」の私は自分の知らない国のことを伺うのがとても楽しくて、様々なモンゴルのことを質問してしまいました。まさかの大阪での出会いで、とても嬉しかったです。今回の大阪でのフェアには沢山の方々が来てくださいましたが、そんな出会いが日々の嬉しいアクセントになっているような気がします。
今日土曜日も、お馴染みのお客様が阪神百貨店に登場し、連日、大阪のお客様と店頭で楽しく過ごしています。そして、デパートが終業してからは、河村と共に「大阪食べ歩き」へ。今晩は、法善寺横町に出没、商売の御利益があるという（そう聞いたら立ち寄らないわけにはいきません!）有名な水掛不動でお参りし、美味しい和食をいただいたのでした。そんな訳で、大阪ライフを満喫しております！
さて、新着のレースをUPしましたので、ご覧になって下さい。今回も「これは!」と思うものをイギリス、フランスから連れて帰ってきました。どうぞ！
とにかくこの空間を埋めたステッチが凄いのです。じっくりルーペで眺めているとまるで「空間恐怖症？」と思えてくるほど。どれだけの時間を掛けて、どれだけの情熱をかたむけて作られたか考えるだけで胸が痛くなります。
ここ最近入荷しなかったシャンティイが久し振りに入りました。ナポレオン三世のお后ユージェニーに愛されたというこのレース、当時はラベンダー色や濃いピンクのドレスに重ねられ、ビビットな使い方をされました。こうして見るとシャンティイも華麗で良いですね。
こうした愛らしいチャイルドには目がありません。珍しいスミレ柄の刺繍が施された小さな小さなチャイルドドレス、当時は女の子はもちろん、男の子にも着せたのですよ。ご存じでしたか？
このタティングレースのパラソルを買付けでみつけたときには、思わず観念したというか「お見それいたしました！」という気持ちになってしまいました。タティングレースの美しさはもちろん、どこにもダメージのないミントコンディションも◎です。あぁ美しい…。
こちらのブリュッセルミックスのレースも、デュシェスをはじめとし、様々なニードルポイントの技法も駆使された見応えのあるもの。デュシェスレースの部分の極小のピコットがお分りいただけるでしょうか？ルーペで見始めたら止まらなくなってしまいます。非常に良い状態なので、もちろん、実際にお使いいただくのもgoodです。
