ずっと留守をしていた今日は、サロンで滞っていたお仕事の片付けたり、商品の発送をしたり。本来でしたら、明日からお休みをいただくところでしたが、明日は新年の「初売り」のため、サロンで飾り付け。そして、夕刻からはサカザキの母の発案で（サカザキ家及び妹宅の実権を握っているのは間違いなくサカザキ母です！）、父と母、隣家の妹夫婦、甥、そして私達ふたりの総出で、静岡県の浜名湖で一泊の予定です。浜名湖でしたら名古屋から1時間程度。夕方までお仕事をした後は、高速でひとっ飛び浜名湖へ向います。私も河村も「この年末の忙しいときに！」と思いながら、ちょっぴり親孝行（？）してきます。
今年一年お世話になり、ありがとうございました。皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。
お陰様でプランタン銀座アンティークバザールも終了し、今日は名古屋へ帰ってきました。プランタンの店頭へお越しいただきました皆様、ありがとうございました。
昨日アンティークバザール終了後、そのまま中央道を通って深夜の松本へ。今日は松本、安曇野で過ごし、夕刻名古屋へ帰り着きました。今日の松本、安曇野は抜けるような青空。東京と違って頭がキーンとする寒さですが、澄んだ空気で、遠くに白く冠雪した山々が連なり、清々しさでいっぱい。以前は冬の寒さが大の苦手でしたが、ここへやって来ると「冬もいいなぁ。」と思えるから不思議です。（画像は安曇野から見える常念岳です。）
元々、縁もゆかりもないこの地でしたが、一度東京の帰りに立ち寄ってから病みつきになり、もう何度訪れたことでしょう。今日も「一年の〆は美味しいフレンチ！」とお気に入りの安曇野のレストランへ出掛けました。思えば、今年はお正月の1月2日から仲良しのビスクドールの富野さんとアンティークビーズを扱う色葉さんとこのレストランへ一緒に訪れたのが一年の始まりでした。こうして一年無事に過ごすことが出来たことを感謝！
お待たせしました！新着ジュエリー、年末の更新です。今回も様々なジュエリーをUPいたしました。どれもおすすめのものばかり、どうぞご覧下さいませ！
これこれ！何よりパールの状態がとても良いのです！！エメラルドのグリーンの色も美しいシードパールのヴィクトリアンリング、シャンクの部分の細工も是非じっくり見ていただきたいです。シードパールのリングを探していた方におすすめ！シードパールとエメラルドの組み合わせも珍しいですよ。
またまたパンジーリング！今回はアメジストとシードパールの組み合わせにダイヤをあしらったもの。色合いの良く揃ったアメジストの石も上質、中央のダイヤがキラリと光ります。パンジーのお花そのもののようなリングです。後ろがクローズドになった作りで、はめ心地も抜群です。
とても華奢なリガードリングは、カラフルな色合いも愛らしく、ヴィクトリアンらしいリングのひとつ。文字遊びのメッセージリングという特性に加えて、とても細いシャンクに繊細な彫刻が施されていて、現代ではあり得ないハンドメイドならではのリングです。
ダイヤのソリテールリングは以外にないもののひとつ。このダイヤは0.2ct相当の重さがあり、十分な大きさ。繊細で小さな爪もポイントです。ダイヤのリングを探していた方はいらっしゃいませんか？
長い長いマフチェーンは、一度手に入れたいと思っていたひとつ。特にこれは魅力的なロケットまで付いたアンティークらしい雰囲気が魅力のジュエリーです。150cmの長いチェーンは二重にして使ったり、三重にして使ったり、とても楽しめるジュエリーです。
上品なアメジストのペンダントはアール・ヌーボーの雰囲気たっぷり。上の大きいアメジストも透明感があり美しいのですが、揺れる下のアメジスト もチャーミング。画像は大きく写っていますが、実物はとても繊細。バチカンの部分にまでシードパールがあしらわれている点にも注目です。ペンダントにもブローチにもなる2wayジュエリーです。
プリカジュールエナメルのジュエリーが入荷しました！台になる部分の地金のないプリカジュールエナメルはアンティークらしい大変デリケートな技法のひとつ。このペンダントは二色のエナメルがマリア様の後ろをステンドグラスのように彩る美しいペンダントです。
ダイヤとゴワイトゴールドの組み合わせがクールな美しさ、繊細なリボンを模したペンダントトップです。実際に地肌に付けていただくと、とっても素敵！ダイヤの美しさが際立つジュエリーです。
カメオを扱うのは久し振り、このところずっと魅力を感じるものに出会わなかったのですが、今回ギリシャ神話のストーリーそのもののカメオと巡り会いました。サルドニア貝のチョコレート色と白の色合いの対比も美しいシェルカメオです。
アイボリーのブローチも久々の入荷です。買付けの度、アイボリー彫刻のジュエリーを探していたものの、なかなか満足のいくものに巡り会えず、このたび本当に久し振りに出会った嬉しいアイテムです。オールドローズそのままの立体的で丸みのあるお花、葉っぱや茎の繊細な表現、私はこんなアイボリーアイテムが大好きです。
このアメジスト、本当に美しいのです。見ているだけで癒し効果があること間違い無し！もちろん身に着けても素敵ですが、じっと眺めていたくなるような、そんなジュエリーです。シードパールとアメジストの周囲に施された繊細なミルグレインにも心惹かれます。
何よりもクリアなローズカットダイヤに注目！繊細な細工と上質なダイヤが組み合わされた華やかなフランスのピアスです。フランスのピアスでは珍しく、前から着けていただける点もおすすめです。
クリスマスイヴの今日は如何お過ごしですか？「クリスマスは必ずお仕事」がほぼ決まりの私達、プランタン銀座アンティークバザールの今日、ホームページの更新作業のため河村は先にホテルに帰宅。私は午後9時の閉店までプランタンに。
私がホテルに戻ると、河村がクリスマス用の（？）お弁当とデザートをどこかで調達。おまけに「シャンパンじゃなくてゴメンね。」とスパークリングワインまで用意し、私の帰りを待っていました。ホテルの部屋でささやかな夕食ですが、ふたりで食べれば何でも美味しい！
どうぞ皆様も楽しいクリスマスをお過ごし下さい。
昨今のニュースで、このアビーロードの横断歩道がイギリスの文化遺産になったことをご存じの方も多いかと思います。私達からすると「横断歩道が文化遺産？」と怪訝な感じもしますが、ビートルズのアルバムジャケットにもなったこの横断歩道、イギリス人にとってはそれだけ重要なものなのでしょうね。
さて、このアビーロード、わざわざそこを訪れたことはありませんが、都合上、バスで何度か通ったことがあります。ロンドンでも北東の郊外に位置するここは、ごく普通の閑静な住宅街（どちらかといえば高級住宅街に入るのではないでしょうか。）。10年近く前、初めて通った時に、隣に座っていた河村から「ほら、ここがアビーロード。あれがアビーロードスタジオだよ！」と言われて、バスの中から一生懸命周りを見渡したことを覚えています。
乗っていたバスは、普通の市バスではなく、ロンドンから遙か北のカントリーサイドで行われる「ショウグラウンド」と呼ばれるアンティークフェアへ行くための直行バス。以前は、そうしたフェアへ、イギリス人、外国人を問わず沢山のアンティークディーラーを乗せてロンドンから直行してくれる予約制の観光バスがあったものでした。通常はイギリス国鉄のブリティッシュレイルで行くのですが、ロンドンセントラルのランドマークからフェアの会場に直行してくれるこうしたバスは運賃も安くて便利、ロンドンから3～4時間の道のりですがよく利用したものでした。
ですが、今はイギリスのアンティーク事情も変わり、私達もカントリーサイドのフェアへ足を伸ばすことも少なくなり、こうしたバスも今ではありません。今回のアビーロードのニュースを見ながら、「そういえば、あの頃よくアビーロードを通るあのバスに乗っていたな。」と懐かしく思い出しました。
昨日から始まりましたプランタン銀座アンティークバザール店頭へ、お客様がこの画像の2点を持ってきて下さいましたので、お披露目いたします。どちらもフランスアンティークにありがちなアイテム、左側はふた付きのボックス、右側はロココのが可愛いトレイです。実はこれ、アンティークではありませんよ！この2点、み～んなエンジェルコレクションの材料で作られたもの。「あんまり可愛いんで持って来ちゃいました！」とわざわざ持ってきて、見せてくださったのです。
ピンクの薄紙から出てきたこのふたつ、思わず「わっ！可愛い！！」と河村とふたり声を上げてしまいました。よくよく見ると、ロココも、お花のモチーフも、ゴールドのブレードも、リボンも、シルクも、確かに見覚えのあるものばかり。私達が扱った素材がこんな素敵なものになったとは！先日、浜松町で行われたビスクドールのコンクールの時もそうでしたが、自分達の手を離れた素材が素晴らしい作品へと変貌をとげると感動します。
そんな訳で、思わず写真を撮らせていただきました。
明日から出店しますプランタン銀座アンティークバザールのため、今日は名古屋から東京へやって来ました。
午後に名古屋を出て午後7時にクリスマスのイルミネーションが灯る銀座に到着。プランタンが閉店する午後9時（ただいま年末の時間延長のため9時までやってます！泣）に商品を搬入、そのまま飾り付けをし、つい先程11時にホテルに帰ってきました。まだ明日の朝も、7時半にプランタンに乗り込み、飾り付けの続きを。飾りさえすればこっちのもの！明日から27日までプランタンにおります。銀座へお出掛けの際は是非お立ち寄り下さい。
プランタンにおりながら、ホームページの更新も頑張ります！
先日の「ラ・モード・イリュストレ」のカレンダーに続いてまたカレンダーの話題です。明日からの東京出張のため、河村がいつもお世話になっているルノーのディーラーへ、私達の愛車、カングーに乗って冬用のタイヤに交換に行くと…河村は嬉しそうに大きな封筒を抱えて帰ってきました。
その中身は来年のカレンダー。今年のルノーカングーのカレンダーは、こちらカングー、日本の道を行くというサイトにUPしたカングーユーザーの画像を元に作られたもの。今まで面白がって度々こちらのサイトにUPしていた私の画像数点も使われていていたのです！この能登半島の千里浜なぎさドライブウェイの画像は8月のカレンダーに。他にも何点か使われていて、ちょっぴり感激でした。掲載されている沢山の画像はほんの小さなサイズですが、どれも愛車自慢の写真ばかり、「カングー乗りの心意気」が感じられます。（笑）
こちらのカレンダーはルノーのディーラーで無料でいただけます。って、欲しいのはユーザーだけでしょうか？
レースのお好きな方々、お待たせをいたしました！新着レース約40点をUPしましたので、どうぞご覧になって下さい。今回は、秀逸なホワイトワークのハンカチの数々、ポワン・ド・ネージュ、ポワン・ド・フランス等の17世紀のレース、アングルテールやポワン・ド・ガーズなど19世紀のベルギーレース、豪華なベビードレスやボネ、それに加えてホワイトワークの素材多数が新入荷しております。どれもおすすめのアイテムばかり、ゆっくりご覧下さい。
今回入荷したホワイトワークはどれもおすすめのものばかり。画像ではなかなか分かりにくいのですが、ルーペで眺めると隅々までステッチされた密度の濃い仕事ぶりが分かります。
薔薇の蕾の花言葉は「純粋」、そんな蕾模様が連なるハンカチも婚礼のためのものだったのかも。このハンカチで蕾模様の愛らしさに開眼させられました。
ハンカチの模様にもひとつひとつ意味があると気付くと、この蔦についても調べてみない訳にいきませんでした。蔦はフランス語で“lierre”、「結ぶ」「つなぐ」の意味。正に結婚をイメージさせる文様ですね。周囲を飾る幅広のヴァランシエンヌレースもエレガントです。
これは文句なく美しい薔薇模様、「優雅な貴婦人のためのハンカチ」というイメージがピッタリです。もちろん細工も緻密！
ポワン・ド・フランスは1700年頃のレースなのに、こんな状態が良いなんて！しかも、切れ端ではない四面すべてに縁飾りが付いた「製品」のレース。これを手にしながら遠い17世紀の時代に思いを馳せるのも楽しいものです。
アングルテールのレースは今までもボーダーは扱ったことはあっても、製品になったものは本当に極僅か。そんなアングルテールでは珍しい大振りな襟です。ボビンとニードルの凝った細工が美しい豪華な一点です。当時のタグが付いている点も興味を誘います。
ポワン・ド・ガーズの中でも、こんなに糸の細い繊細なレースは稀。愛らしいフラワーバスケット模様のレースです。ドレスの装飾用だったらしく、緩くカーブしている形や、模様が逆向きになっている点も興味深いですね。どのようにドレスに付けられていたのでしょうか？
アプリカシオンのレースは、ボーダーをはじめ数々ありますが、こんな風にお洋服の状態になった物は初めて目にしました！実際に着用することも出来るレースのコルサージュです。飾っても素敵、コレクションにはおすすめのアイテムです。
豪華なベビードレスはヴィクトリアンのもの。状態の良さと細工の美しさはこのドレスがしかるべきお家から出てきたことを示しています。(そう、こうしたドレスは庶民の子供のものではありませんでしたからね！）縦にシャーリングになった装飾も珍しい贅沢なドレスです。
アイリッシュクロシェのボネは、その状態の良さと、糊付けされた感触から実際には使われていないように思います。クロシェ編みの可愛さはもちろん、裏に貼られた薄いシルクやシルクリボンの状態の良さがポイントです。
今回はホワイトワークの襟や素材も色々。こうした何気ない小さなアイテムですが、よくよく観察してみると、様々なニードルの細工が施され、その繊細さに圧倒されてしまいます。是非、その細工をしっかりご覧いただきたいです。
このところ一生懸命作業をしております次回の更新ですが、完成まであともう少し。私担当のテキスト部分は既に終わり、あとは画像担当の河村の仕事が出来上がるのを待つばかり。今、河村が必死で（？）画像を作り、テキストファイルに組み込んでいるところです。UPまで、どうぞしばしお待ち下さい。
私は今日から次のジュエリーの更新の準備を。こちらもザクザクあるので大変！自慢の30倍ルーペで、ジュエリーひとつひとつを隅々までチェックしながら、パソコンに向ってテキストを書いています。今までは20倍のルーペを愛用していて、買付けにも当然持参していたのですが、今回イギリスの田舎のフェアでこの30倍ルーペと遭遇！小さいジュエリー用のルーペなのに、なんとライトも点くという優れもの。しかもたったの10ポンド！（日本円で￥1,400ほど。「もっと買ってこれば良かった。」とちょっぴり悔やんでいます。）
田舎からロンドンに戻ってこれば、ジュエリーを扱っているディーラーはみんなこれを持ってる！どうやら最近、ロンドンのアンティークジュエラーの間ではハヤリのようです。
