このたびイギリスのAMAZONから取り寄せた書籍が届き、ホームページのLibraryのページに掲載しました!今まで、18世紀のラペットについて、レースの専門書では「様々な使い方があった」という文章を目にしていましたが、実際のところ、どのようなスタイルがあったのがいまひとつ不案内でしたので、こちらの書籍を取り寄せた次第です。
それは“Exact Dres sof theHead”、正に頭のドレスについて描かれたです!こちらはロンドンの医師でもあり、宮廷の細密画家でもあったバーナード・レンズ三世(1682~1740)により1725年から1726年に描かれた図画集で、V&Aミュージアムの許可を得て複製されました。当時の女性の多様なラペットづかいや男性の色々なかつらなど、宮廷、オペラ、劇場公園など様々なシーンでのスタイルが描かれています。当時の女性は、つけぼくろを付け、ラペットをひるがえし…18世紀前半のファッション、ラペットの使い方を知りたい方、必見です。(男性のかつらについても、かなり楽しめますよ!笑)
私が探した時には、日本のAMAZONで掲載されていた本が高価だったので、イギリスから取り寄せましたが、今は日本のAMAZONでも、イギリスと変わらないお値段(送料を考えると、日本の方がお安いと思います。)で出ているので、日本でお求めになるのもおすすめです。私が購入した本は、リバプールの大学図書館の放出品で、はるばるリバプールあらやって来たのかと思うと、それも感慨深かったです。こちらの本は店に置いていますので、店頭で実物をご覧いただけます。
ラペットは17世紀末に登場する髪飾りの一種で、結った髪から首筋を ひらひら飾るエレガントなアクセサリーです。当時の肖像画(「皇帝フランツ一世、女帝マリア・テレジアとその子供達」部分1756年)などでもその使われ 方を確認することが出来ます。また、キャップクラウンという半円形の頭飾りの下側に付ける飾りとしても使われました。フランスではバルブ(髭)と呼ばれ、 17世紀に登場した際には二本に別れたものでしたが、年代と共に形が変化し、19世紀には一本につながった形が主流となりました。
エンジェルコレクションのラペットはこちらからご覧下さい。
💫「Les beaux objets 美しいものたち」 in Nagoya
~ゴトウユミコのラグジュアリーアニマルと草苅尚代のビスクドール~
「真紅のクリスマス物語」
11月30日(木)~12月4日(月)
12:00AM~6:00PM
(最終日は午後5時終了)
Le Salon des Reves サロン デ レーヴ
名古屋市東区東桜1-10-3則武ビル301号
(フラワーノリタケの3階です。)
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