昨日も今日も雪の舞う寒い日が続いております。いよいよ明日から買付けに出掛けます。留守中はご連絡が取れませんが、どうぞ皆様もお元気でお過ごし下さいね。ここ最近のパリ、ロンドンはいつもの年に比べるとあまり寒くなく、日本の気候とさほど変わらないようで、ほっとしています。ただし、寒波がやってくるとその限りではないので、向こうのディーラーからは「予想不可能な天気なので、防寒具は忘れずにね。」と言われています。（4月になってからでも雪が降ることも珍しくはないので…。）また今回の買付けの様子も「買付け日記」で逐一ご報告しますので、待っていてくださいね。そうそう、帰国しますとすぐに「銀座・春のアンティークフェア」も予定しており、帰ってからも忙しくなりそうです。
日常の細々とした業務も済ませたし、お客様からいただいたメールには皆お返事をしましたし、買付けのためのお買い物も済ませ、後は自分の荷物を作るのみ。今晩はいつものように徹夜にならないよう、午前0時より前には荷造りを始めたいと思います。（笑）それでは行ってきま～す！
神戸から帰ってみると、もう買付けまで秒読み。今週木曜日にロンドンに出発します。イギリスやフランスのディーラーへのアポイントも大方取れ、いつもフレンドリーなマドモアゼルはひと月も前から、「あなたのために沢山探しておくからね。」と嬉しいメッセージ。後はいつもお世話になっているレースを扱うマダムにFAXを送るだけ。（あまり早くから送ってしまうと、忘れられてしまいそうなので。）メールでのやりとりがほとんどになったこの時代に於いても、年配の彼女だけはかたくなにアナログ。（一度はメールでやりとりしていたものの、なぜか「やっぱりFAXにして。」と逆戻りしてしまったのです。）そんな彼女を思い出し「もう、ばあちゃん、仕方がないなぁ。」なんて、思わずにっこりしてしまいます。もうひとりのマダムの所は、最近沢山レースの仕入れをしたそう。今から見せて貰うのが楽しみです。
まずは今日、日常のお買い物のついでに書店に寄り、買付け中に読む本を河村とふたりでどっさり買い込み、買付け準備を始めました。明日は街まで両替に行き、買付けの軍資金の調達。それから、ロンドンのフラットで自炊するため食料を仕入れ、そうそう、お世話になっているディーラー皆にお土産も用意しなくては！いつもギリギリになるまで始めない自分たちの荷物の準備ですが、今回はいつものように徹夜にならないよう、早めに支度したいと思っています。いつも心配している向こうの気温も、このところは最低気温がマイナスになることもなく暖かい日が続いているようで、ほっとしています。さて、何を着て行きましょうか？
神戸骨董祭も終了、先程大雪の滋賀県を避けて、昨日開通したばかりの新名神高速道を通り名古屋へ戻ってきました。寒い中、遠い六甲アイランドまでお越しいただいた皆様、ありがとうございました。久し振りに皆様にお目にかかれて嬉しかったです。
さて、昨日「行きたい！」と言っていた神戸ファッション美術館の「大正昭和のおでかけ着物展」ですが、今朝、骨董祭の会場へ向かう直前に大急ぎで寄ってきました。それが凄く良かったです！！「大正、昭和の日本女性はなんと華やかな装いだったのだろう。」と感動しきりでした。沢山の色鮮やかな反物が広げられた展示には、ずっと昔に見た市川昆監督の代表作「細雪」を思い出しました。（you tubeに「細雪」の画像を発見しましたよ！見たい方はこちらから。）今まであまり着物に興味の無かった私ですが、今日は深紫の地に大きめの白いお花がぽん、ぽん、と飛んでいる着物を見ては、「こんな着物なら着てみたい♪」、赤紫の地に寶尽くしの着物にも片思い。（どうも紫系のこっくりとした色合いに弱いみたいです。）自らの日本女性のDNA を強く感じた素敵な展示でした。美しいものがお好きな方にはおすすめの展示会です。
そうそう、この展示、残念なことに帯留めやかんざしなどの小物はありませんでしたが、このブログの左端にも掲載しております「日本のおしゃれ 帯留め」には手仕事の粋を極めた溜息ものの帯留めがいっぱいですよ。こちらもおすすめ。
今回神戸に来るのに楽しみにしていたこと、それはたびたび訪れている神戸ファッション美術館で開催中の「大正昭和のおでかけ着物展」を見に行くこと。実は、連日仲良しのアンティークディーラーとお食事に行ったり（意外に思われるかもしれませんが、同業者でもあるアンティークディーラーの皆とは実は大の仲良し。出張の折には、いつもお互いに誘い合って一緒にお食事しています。）、次回の神戸のお仕事の下見に元町まで出掛けたりしていてまだ足を運んではいません。明日は神戸での最終日、なんとか時間を見つけて美術館に滑り込みたいと思っています。
このタイトルにもなっている「おでかけ」という言葉って、なんだかわくわくしませんか？大柄であまり着物が似合うとはいい難い私自身はもう何年も着物を着ていませんが、着物の模様や色の美しさや、小物使い、柄と柄を合わせる高度なテクニックにはいつも感心してしまいます。ファッション美術館のホームページを見ると、その斬新な着物と帯の組み合わせにドキドキしてしまいました。どうか明日行かれます様に。
明日から神戸骨董祭、今日は朝から神戸にやってきました！いつもは少し遠く思える神戸までの道のりですが、先日九州“大”旅行を経験した私達には、神戸なんてほんの近い距離。いつもとは違い「あっという間」と思えるドライブでした。
お昼頃会場に着いた後は搬入、そして飾りつけ。今回も、いつもと同じ会場の中央付近のブースにおります。お近くの方は是非いらしてくださいね！
さて、今晩はお馴染みクロテッドクリームの片山さん、サブリナの桜井さんと一緒にお食事会。出張のお仕事は、こうして仲良しの仕事仲間と一緒にお食事できることも大きな楽しみのひとつ。同世代の彼女たち、気の置けない大事なお友達です。まずは昨日の私のお誕生日を祝って皆さんに乾杯して貰い、その後は河村も交えた四人で食べ、しゃべりまくり、爆笑しつつ、夜は更けていったのでした。
このお花のケーキはお誕生日のプレゼントにいただいたもの。食べてしまいそうに綺麗なお花のケーキです。今月はお誕生日ネタが多いですね。皆様に感謝！
ファッションプレート数点をUPしました！実は、このファッションプレート、前回カードの更新の際に一緒にUP しようとしていて、うっかり更新し忘れてしまったもの。先日、50数点のカードをUPし終わった後で、「何か忘れているような気がする。ん？」と、これらがホームページに上がっていないことに気付いたのですが、既に後の祭り。という訳で今回はファッションプレートだけの更新となりました。どれも皆魅力的ですよ！
こちらはすべて明後日から開催されます神戸骨董祭でもご覧いただけますので、お近くにお住まいでご興味がある方はどうぞ会場へもいらしてくださいね。
こうした子供のファッションプレートは、元々印刷された数の少ないもの。よく知られているモード雑誌“La Mode Iliustree”なども子供を描いたファッションプレートは、一年に僅か数枚しかなかったのだそう。買付けの度、こうした子供のがテーマになったものを探していて、久し振りに見つけました。このファッションプレートは、豪華な衣装もさることながら、子供達の輪になって踊る様子に動きがあって可愛いですね。
同じくこちらも子供をテーマにしたもの。上のものよりも幾分時代が流れているのが、身に着けた流行衣装から分かります。子供部屋でお人形遊び？色合いも美しく、右端のお人形をぶら下げた小さな子供が愛くるしいです。
他のファッションプレートもそれぞれ魅力的ですよ。どうぞホームページをご覧下さいね。
先日たまたま足を踏み入れた手芸店でみつけたリバティープリントの小さなカットクロス。細かな柄がラヴリーな濃いピンクの薔薇柄と淡いグリーンに小花模様のカットクロス、欲しがったのは私ではなく河村でした。というのも…元々、買付けに行くたびロンドンのリバティーでリバティープリントのシャツを手に入れていた河村、彼のお気に入りのシャツには沢山のリバティープリントがあります。で、今回はこのカットクロスを「ポケットチーフにしたい！」ですって。
そんな訳で、日頃レースの繕いぐらいしか針を持たない私ですが、カットクロスの周りをチクチクかがってポケットチーフ完成！またどこかのアンティークフェアの会場で、彼の胸ポケットにこのチーフが刺さっているのを目にされることがあるかもしれません。それにしてもリバティープリントって可愛いですね！（河村には可愛い過ぎるかも？）
毎日寒い日が続きますが雛祭りまでもうすぐ、春もそこまで来ています。まだ足を運んでいませんが、私達の住む名古屋の徳川美術館で今の季節に開催される毎年恒例の雛祭り展。毎年のように足を運んでいるにもかかわらず、この季節になると、ついつい尾張徳川家歴代のお姫様方の持ち物だった雅なお雛様達に会いに行きたくなってしまいます。
春が近くなるとお雛様が気になるのは女性の性でしょうか？先日も、お客様のおひとりから、その方の故郷である小布施の旧家田中家のお雛様が特集されている現在発売中の雑誌「ミセス」を、「本屋さんで見てね。」と教えていただきました。（同じくこの号のパリ特集に掲載されていたパリの美術館も素敵ですよ。）
また、別の方からは今東京の三井記念美術館で開催されている「三井家のおひなさま」展のお葉書をいただきました。こちらもホームページを見ると沢山のお雛様が紹介されていて魅力的、東京の方は是非。
そういう私自身のお雛様は、私が生まれてすぐ、母が私を抱いて病院から戻ったときには既に祖父が用意し、床の間に飾ってあったのだそうです。それから果てしなく時間が流れた今、母はそのお雛様を一年中我が家の床の間に飾って楽しんでいます。
買付けまであともう少し、先日のブログでもご紹介しましたトロワの他に今回はもう一つ楽しみにしているものが…。そう、それは16区にある老舗のショコラティエBoissier（ボワシエ）へ足を運ぶこと。ボワシエといえば、昨年の秋にオープンした日本橋大丸にオープンし、日本でも話題になりましたが、そこはやはり本店へ。パリの16区は高級住宅街としても知られていますが、私達には普段なかなか縁のないカルティエ。ブローニュの森の側ですから、私達がいつも滞在している6区からは決して近くはないのですが、買付けの合間を縫って、是非この可愛い紅茶缶を自分用にgetしたいと思っています。（きっと日本橋大丸でも入手できるのでしょうけれどね。）
エンジェルの紅茶缶も可愛いのですが、180周年を迎える今年、限定発売されたボワシエの昔のパッケージの復刻版も可愛い！（どんな缶だかご覧になりたい方はボワシエのホームページをご覧下さいね。）このパッケージの缶、私が思うに、たぶんボン・マルシェカードを手がけたのと同じイラストレーターの手によるもの、19世紀の雰囲気たっぷりです。ショップに足を踏み入れたら、際限無く様々なものが欲しくなってしまいそうで怖いです。
日本橋大丸では、大きなサロン・ド・テも出来、とても立派なショップのようですが、たぶんパリの本店はそれとは違ったもう少し素朴な雰囲気なのでは？パリではマダムとムッシュウがやっている素朴な、でもとても美味しいパティスリーが、日本へ出店すると、大規模で立派なショップになってしまうことになんだかいつも違和感を覚えてしまいます。パリと日本、遠く離れていれば仕方のないことかもしれませんが、お菓子の味自体、決して同じとは思えないことも…。同じく雑誌のお洒落なショップを紹介しただけのパリ特集にも、「う～ん、実際のパリはこんな風じゃないんだけど…。」なんて思ってしまうこともたびたびです。
そういえば、昔、パリのリヴォリ通りにあるアンジェリーナのサロン・ド・テでひとりでお茶をしたのですが、あの有名なモンブランをひとつ食べる途中で（日本のアンジェリーナのモンブランはパリのハーフサイズ、パリで食べるモンブランはあの倍のサイズです。しかも、甘い！）、あまりの甘さに頭が痛くなり、甘さを緩和させるためにポットのコーヒーをガブ飲みした挙げ句、気分が悪くなった甘くない思い出があります。（笑）
また実際に行ってきましたら「買付け日記」でもご報告しますね。
先日、名古屋の三越での「ヨーロッパおしゃれマルシェ」でご一緒させていただいた色葉さんが、今日はサロンまでパソコン持参で遊びに来て、午後からふたりで「パソコン合宿」をしました。
今日の「パソコン合宿」の目的は、「画像処理ソフトの使い方を伝授する」というもの。さほどパソコンに詳しい訳ではありませんが、たまたま同じ画像ソフト“Photoshop”を使っていたことから、今回の合宿が実現しました。私の知っている画像の加工をひとつひとつを実際にパソコンで加工しながら説明、真面目な色葉さんは私のつたない説明を一生懸命ノートにとって、まるで学生にかえったかのようです。
何年も前、私もそうした画像処理を河村に仕込まれたことを思い出しつつ、「私も何にも出来なかったんだよ。」と口にしながら、デジカメで撮った画像をぼかしたり、切り抜いたり、文字を入れたり、様々な加工をふたりでやってみます。私がひととおり説明した後は、今度は色葉さんがひとりで実践。夕方暗くなる頃には、色葉さんもすっかり画像処理をマスターし、彼女がサンプルで作った素敵なDMの画像に「すごい！」と二人して感激。喜ぶ彼女を見て、私もすっかり嬉しくなってしまいました。
今日はそんな彼女に感化されて、私も何か画像を作ってみたくなり、このブログのタイトルを一新してみました。新しいタイトル、いかがでしょうか？
