さて、引き続きもう一つ。
最近、禁煙指導に関してうるさく言われている。まぁ、生活指導をする意味では重要な案件の一つであり、もちろん対策はしなくてはいけないのだが・・・。
ただ、ここ帯広市はどうも喫煙率が高いように思われる。近くのスーパーでも子連れの父親がたばこを吸っているし、ランニング中に窓を開けた車が通っていくと必ずタバコのにおいがする(汗
北海道は喫煙率が高いことは知られている。
若干、北海道は全国より高い程度とも言えなくはないが、女性の喫煙率が高いこともあり全体としては高めになっている。
帯広市はどうかと思って調べていましたが、少し市の出しているデータがうそっぽい(高校生は中学生の喫煙率0%はないだろうw)
少し古い記事ですが十勝毎日新聞の2014年の記事です。
http://www.tokachi.co.jp/news/201405/20140529-0018499.php
【帯広】帯広保健所は、管内で禁煙治療を受けられる医療機関36施設を紹介するマップを作製した。全国・全道と比べて高いとされる管内の喫煙率低下に向けて、禁煙支援の取り組みを強化したい考え。5月31日は「世界禁煙デー」-。
禁煙治療は医師の指導の下、禁煙補助薬を使いながらニコチン依存症の改善を目指す。厚生労働省の調査では、同治療の禁煙成功率は約8割に達するというデータもある。近年、テレビCMなどで同治療に対する認知度が高まるにつれ、「『治療できる病院を教えてほしい』という相談が増えてきている」(同保健所)という。
マップはA4判両面で、帯広市内版(17施設)と町村版(19施設)がある。表に禁煙を支援する医療機関(ニコチン依存症管理料届け出施設)の所在を示す地図、裏に各施設の住所、電話番号を一覧で掲載している。
同保健所の調査では、管内の喫煙率は男性が2001年の60%から11年の44.7%まで低下。女性は01年の19.6%から11年には3.9%まで下がっている。女性は全国・全道平均を下回っているものの、男性は全国・全道より10ポイント以上高い。
同保健所では特に、子育て世代の喫煙率が高いことに注目している。10年の調査では、管内では妊婦の喫煙率が6.9%、育児中の母親11.4%、父親52.9%となっている。同保健所では「親がたばこを吸っている子供は親が吸わない子供に比べ、将来吸うようになる確率が2、3倍高くなる。親になる前に、小・中学生の段階から喫煙防止のための取り組みに力を入れていく」としている。
今年度は各学校の養護教諭や自治体の保健師などと協力しながら、未成年者の喫煙防止に注力する。
同保健所は31日午前10時から正午まで、イトーヨーカドー帯広店(帯広市稲田町南8線)で、「世界禁煙デー普及啓発イベント」を開催する。肺年齢測定や呼気中の一酸化炭素濃度測定などの体験の他、禁煙治療施設マップも配布する。
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これを反映しているのだが、肺がんの死亡率は北海道は高い。
公益財団法人 北海道健康づくり財団が出している「北海道における主要死因の概要 8」によれば、北海道は男女ともに「肺癌」が悪性腫瘍による死因は第1位である。女性については全国では大腸がんが1位に対して逆転しているし、男性でも比率的に肺癌の割合が高い。
http://www.hokkaidohealth-net.or.jp/jigyo/smr8/smr8.pdf
このなかで女性の喫煙率が全国と比較し高いことが、女性の肺がん1位の原因であることは予想の範囲内です。ただ、なぜ女性の喫煙率が高いのかとまず思います(北海道だから武士道などからつながる『儒教』の影響が少ないということかもしれませんが(もしくは欧米型ということか))。
育児中の父親の喫煙率が十勝管内では50%を超えるとされているが、これも何故だろうかと思う。この記事に記載されているように「親の世代が喫煙していると、子供も吸うようになる」ということから、1970年代に80%の喫煙率であった北海道の親(おじいちゃん)世代の影響をもろに受けているという考えもできる。
娯楽が少ない(特に道東の街を通過した時にパチンコくらいしか娯楽施設がなかったところもあったなと・・・)から、たばこを吸うのかもしれない。
何故、たばこを吸うようになったのか。そこが重要なのではないかと思い、いろいろ調べるここ最近です。
もし何かご存知のことがあれば教えていただけますと、うれしく存じます
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
吸える場所がなくて 肩身が狭くなり渋々やめた人が多いんじゃないかな?って。
お酒も同じで 田舎はどこへ行くにもマイカーで、大型居酒屋に駐車場があったりしますよね。
うちも片田舎ですが、結婚式場や斎場にクルマで行き 平然と出されたアルコールを口にしています。
館内禁煙となっていながら 喫煙室があったり まぁ何かがユルい。
恥ずかしながら、私も昔は吸ってました(汗) ヘビーではないですよ。
父が愛煙家だったので 匂いが気にならないし、むしろ「父の匂い」ですね。
ベランダに追放される現代では考えられないことですが、父の膝が好きで 膝に抱えながら普通に喫煙をし、吐き出す煙でリングを作ってくれたり‥。
「タバコの匂いのシャツにそっと寄り添うからー♪」 って歌がある あの感じ。
結果的にやはり 肺の扁平上皮ガンになりましたし、もしかしたら私の成人喘息やCMLにも多少の原因かも? と思わないこともないのですが。
自分の経験からすると 味が濃い食べ物やコッテリ料理の後に吸いたくなりましたから、北国はそんなことも要因かも知れません。
自身は下古ですが 酒飲むと吸いたくなる人もいましたし。
病院はほとんど 敷地内禁煙になりましたよね。
点滴棒転がしながら 歩道で吸っている猛者を見掛けて あれはみっともないなー、ああはなりたくないなー、といつも思います。
血液で通う倒壊大は いまだに敷地内に喫煙室があります。
付き添ってくれた知人が愛煙家で、長い待ち時間にそこに行きましたが まあ医師やナースがいるわいるわ…。
ちょうどお昼休みの時間帯だからかと思いますが、そこで院内コンビニで買ってきたオニギリと缶コーヒーを口に出来る神経が ちょっと。
名札に血液内科 と書いてあって正直この医師が担当にならないように!って思ってしまいました。
少ない、貴重な休憩時間ですから 何をしても構わないんですが 今時タバコをやめられない・勤務先で吸っちゃう医師は、大変申し訳ないけれど如何なものかと‥。
ひいては、敷地内禁煙にしない病院への信頼性にもつながりますよね。
ストレスでやめられないなら せめて御自宅で。
つまらないことですけど、病院の品格がわかってしまいます。
下手に禁煙化して 病室でコソコソ吸って火事でも出されるよりは、喫煙室を設けたほうがいいって考えもあるのかしら。
自宅で我慢しろとは言いませんけど 病院等の公的施設はもっと厳しく禁煙が徹底されるといいですね。
こんにちは、コメントありがとうございます。
おっしゃられるように田舎だからというのはあるかもしれません。娯楽になりそうなものがパチンコや居酒屋などが主体なので、たばこも増えるのかもしれません。
周りが吸っていると、自分もいいかなと思うのが人間心理でもありますし。
病院のほとんどは禁煙になりました。母校の大学病院も「院内禁煙」にした際に患者さんや家族からクレームが来たと聞いております。
たぶん、完全に禁煙にしてしまうと隠れて吸う人が増えるのでというのはあると思います。
たばこの良い面というのはほとんどありませんので禁煙が進めばよいと思います。
また、コメントいただければと存じます
喫煙は、百害あって一利なしですからね。私は、自分の結婚相手の第一の条件が、タバコを吸わない人です。喫煙以外の方法でストレス解消できたら良いですよね。
因みに、喫煙の多い職種に看護師が上位にくるそうです。ストレスが多い職場だからなのかなと思います。
おはようございます。コメントありがとうございます
タバコのニコチン中毒はドーパミン放出系(快楽神経系)につながるから厄介なんですよね。
何かのきっかけがあって禁煙できれば良いのですが、なかなかできない方も多いです。最近はきっかけづくりのために医療情報を職場内に配信する方向で調整をしております。
喫煙の利益は全くないということに、全く同感です。嫁さんの家もうちの実家も誰もタバコを吸わないので、禁煙しろと言わなくて良いのが僕の中では嬉しいところです。
また、コメントいただければと存じます