ねこ絵描き岡田千夏のねこまんが、ねこイラスト、時々エッセイ
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ブロッコリーについた虫
2008年08月15日 / 虫

その芋虫のついた房だけ切り取って、庭に捨てようと思っていったん外まで出たけれど、雑草のいっぱい生えた庭の一角を見て、何となく躊躇した。今あるひと房がなくなったら、食べ物に困るに違いない。蟻にも襲われるかもしれない。毎日野菜を取り替えたり、蛹になるときの土を用意してやったりするのは面倒臭くて気が重いが、芋虫が葉っぱをかじったり脱皮をしたりするのを子供に見せたらきっと喜ぶだろうと思い、やっぱり飼うことに決めて、台所に戻って空いたトマトのケースにブロッコリーごと入れた。
残りのブロッコリーは茹でようと思って、房を包丁で切り取っていると、刃が通った後から突然、今度は薄緑色の芋虫の上半身がぶらりと出てきて、まさかもう一匹いるとは思っていなかったからぎょっとした。
一匹も二匹も同じなので、薄緑のほうも茶色と一緒にトマトのケースに入れたが、どちらも、じっとしたまま動かない。しばらく冷蔵庫に入っていたから、仮死状態で眠っているのだろうと思って、目覚めるのを待った。
しかしいくら待っても、芋虫たちは目覚めなかった。野菜室くらいの温度なら耐えられたかもしれないが、チルド室に何日か入れておいたから、もう死んでしまっているようだった。
残念なようなほっとしたような気がした。

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蝉の抜け殻にまつわるあれこれ
2008年07月19日 / 虫

今朝庭に出たら、伸び放題になっている羊歯の葉の先に、昨日はなかった蝉の抜け殻が、足を折り曲げてしっかりとぶら下がっていた。子供に見せようと思って手に取ったら、ふにゃふにゃと柔らかくて、数時間前まではまだ中身が入っていたのかもしれないと思った。
ここに引っ越してきたのは何年か前の冬のはじめころで、台所から見える庭の塀に、ずいぶん高いところまで登りつめて羽化した蝉の抜け殻が、夏の名残のようにぽつんとしがみついていた。
その抜け殻は、次の年の夏に来た台風の風でどこかへ吹き飛ばされてしまったのだけれど、しばらくするとまたほとんど同じ場所に新しい抜け殻がついているのを見つけた。
大学の文化祭で、クラスとかサークルとかで出しているにぎやかな模擬店の並びから少し離れた木の下に座って、蝉の抜け殻をひとつ10円で売っている学生がいた。一辺が30センチくらいの立方体の箱に、蝉の抜け殻がぎっしり入っていて、売っている本人は、両方の耳たぶと、襟元のボタンに蝉の抜け殻をつけて、イヤリングにどうですかなどとのんきな口調で呼びかけている。一緒にいた友達は気持ちが悪いと言っていたけれど、私は、彼が夏のあいだひとりで蝉の抜け殻を集めているところを思い描いたりして、可笑しかった。
しばらく様子を見ていたら、5、6歳くらいの女の子が学生のところへ駆け寄ってきて、何か言った。学生は、落としちゃったの、しょうがないなあ、じゃあもう一個持ってっていいよと言って、女の子に新しい抜け殻を渡していた。
今年初めての蝉の声は、まだ耳に新鮮で、夏が来たことを実感させられるけれど、その大合唱も、すぐに意識の外へ追いやられてしまうだろう。
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アゲハ母さん途方に暮れる
2008年05月14日 / 虫

アゲハチョウは前肢に味を感じることが出来る細胞があって、その肢で葉を叩くことによって味見をし、わが子である幼虫が食べるのに適した植物かどうかを判断してから卵を産む。庭に舞い降りたアゲハチョウも、順に、山茶花、トネリコ、百日紅の青い若葉に前肢で触れていったけれど、どれも幼虫の食草に適さないから、ふたたび舞い上がって塀の向こうへ飛んで行ってしまった。
近くに、卵を産める木がないのかなあと思う。去年は庭に、小さな山椒の木の鉢植えがあったのだが、青虫が葉を食べ尽くしてしまったあと、水遣りを怠ったために枯れてしまって、今年はもうない。蝶が二度目にやって来たあと気の毒になって、また幼虫の成長を息子に見せたくもあるから、小さな山椒の木でもあれば買おうと思って園芸店へ行ってみたけれど、季節柄か、もう置いてないということだった。
それなりの値段がついた柑橘類の苗木をわざわざ買うのもなんだしと思って、いったんはあきらめたのだが、昨日三度目にアゲハが来たのを見て、やっぱり何かみかんの木でも用意してあげた方がいいかしら、などと考えている。

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ラ・プリマ・ザンザーラ
2008年05月06日 / 虫

昨日は、今年初めての蚊を見た。まだ大丈夫とたかをくくって、庭側の窓を網戸をつけずに開けていたから、そこから入ってきたのだろう。このあいだ、めだかの鉢の水面に大きく育ったぼうふらが浮いていたから、それが羽化したのかもしれない。ぼうふらが小さいうちに、なぜめだかが食べてしまわなかったのか、不思議である。あんまり餌をやりすぎるとそれでお腹がいっぱいになってしまって、わざわざぼうふらを追いかけて食べるのが馬鹿らしくなるのかもしれない。
昔ちょっとかじったイタリア語では、蚊のことをzanzara(ザンザーラ)というらしい。いかにも、蚊の唸るような羽音が聞こえてきそうな感じがするけれど、それでは日本語の「蚊」は何に由来するかといえば、諸説があって、うるさいという意味の「かしましい」から来たとか、飛ぶ音が「かー」と聞こえたからだとか、「噛む」の「か」だとか、はっきりしないようである。
ただ、「蚊」という漢字が虫偏に文と書くのは、「ぶーん」という羽音から来ているという。本当か嘘かは知らないけれど、そういう漢字は他にもあって、猫は「みゃおう」と鳴くから獣偏に「苗」、からすは「がー」と鳴くから鳥に「牙」、鳩は「きゅう」と鳴くから「九」だというから、面白い。
それはさておき、うちの庭には毎年大量の蚊が出るから、夏に向けて、そろそろ覚悟を決めておかなければならない。

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ゾウムシ出た!
2007年11月28日 / 虫

そのさらに次の日くらいに、食卓の端っこをちょこちょこと歩いている小さな虫がいて、息子がこれなんだと聞くのでよく見たら、可愛らしいゾウムシの成虫だった。たぶん、数週間前にどんぐりから出てそのまま行方不明になっていた幼虫が、家のどこかで蛹になって、無事羽化したものだろうと思う。幼虫の大きさから考えたら当然だけれど、なんとなく想像していたよりもずっと小さくて、よくよく見たら、ゾウの鼻に見えないでもないような口吻がちょっとついたとても可愛らしい虫である。我が家で羽化してくれたことはうれしいけれど、部屋の暖かさのせいで、出てくるのが少し早すぎたんじゃないかと思う。
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怒れる青虫
2007年11月26日 / 虫

そこでまたおせっかいにも移動を手伝ってやろうと思って、植え込みから一本長い草を引っこ抜いて、その上に乗せようとしたのだけれど、これがなかなか乗ってくれない。横で息子は、「(手で)持って」とか勝手なことを言うのだけれど(じゃあ、自分で持てと息子に言ったら、いやだと言った)、さすがに素手で持つのは抵抗があるし、相変わらず草の上に乗せようと頑張っていたら、そのうち青虫が怒り出した。
体の前半分をすごい勢いで、体が二つ折りになるまで右、左、とぶんぶん振り回す。人間でそんなことをやったらものすごい体力がいるだろうけど、青虫は大丈夫なのかなと思う。だけど、あんまりその「イヤダイヤダ」を繰り返すものだから、もう草の上に乗せるのは不可能になって、仕方なく、葉っぱで転がして、近い方の植え込みの中に放り込んだ。
青虫が目指していたのと反対方向だったかもしれないけれど、道は危ないから、ありがた迷惑といわずに、そのあたりで満足しておいて欲しい。
※なお、この青虫は、スズメガの幼虫らしい。幼虫図鑑というサイトがあって、縮小画像で調べられるので、とてもわかりやすいからよく使うけれど、結構すごい画像も乗ってるから、いもむし・毛虫系が苦手な人は、見ないほうが無難だと思う。
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どんぐりの穴
2007年11月07日 / 虫

10個余りのどんぐりを入れてテーブルの上に置いておいた紙コップを息子がうっかり倒してしまい、テーブルの向こう側に、どんぐりが散らばったままになっていた。拾って紙コップに戻すと、側面に前はなかった大きな穴の開いているどんぐりが一つ。しかも、軽くて、中身が詰まっていない。振ると、かたこと音がする。
どうやら、入っていた幼虫が、穴を開けて出てきたらしい。そのあたりを調べてみたけれど、ぷりぷり太って出てきたはずの白い幼虫の姿は見えない。いったいどこへ行ったのやら。
ゾウムシの幼虫は、どんぐりから出ると、自然界の場合、土の中にもぐって蛹になり、次の春、成虫となって出てくるという。
部屋のどこかで白い幼虫にばったり遭遇するのは御免である。けれど、このままそっとどこかにうまく隠れて蛹になるのだったらいい。来年の春、象みたいなユーモラスな姿になって、ひょっこり姿を現してくれたら、それはそれで愉快である。
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どんぐりの中のぷにぷにした幼虫
2007年11月02日 / 虫

今回拾ってきたどんぐりにも、なんとなく穴の開いているように見えるのがある。紙コップの中に入れて置いているのだけれど、茶色い粉が落ちてやしないか、ときどき注意して見ている。
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カマドウマ、現る
2007年10月17日 / 虫

やがて、くるりと踵を返してこっちにやってきたみゆちゃんの口の端から、足とか触覚がはみ出しているのが見えた。どうしようかと思ってうろたえていたら、みゆちゃんが獲物をそっと床の上に置いた。またわざと逃がして、追跡ごっこをするつもりらしい。
みゆちゃんの頭越しにおそるおそるのぞいてみると、それはゴキブリではなかった。コオロギかと思ったけれど、それも違う。ちょうど、ゴキブリとコオロギの中間みたいな虫だった。カマドウマである。はじめて見た。コオロギみたいに三角形に曲がった後ろ足に、弓なりにカーブした体、恐ろしく長い触角。体長の4倍も5倍もありそうなこの触覚は、いったい何に使うのかしら。
カマドウマが窓の方へ向って逃げはじめた。追いかけようとするみゆちゃんを抑えて、急いで窓を少し開けたら、カマドウマはすぐにその隙間から庭へ出て行って、事なきを得た。
密閉性のあまりよくなかった昔の家屋では、カマドウマはよく見られたそうである。それが、最近の住宅ではほとんど見られなくなった。そのカマドウマが現れた我が家というのは、どこかに虫の出入りする穴でも開いているのかもしれない。その証拠に、廊下をダンゴムシが散歩していたり、なぜこんなところにこんな虫が、というようなことがときたまある。
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毛虫小道
2007年10月03日 / 虫

桜の木につく毛虫で、琵琶湖疎水の横の小道には桜の木がたくさん植えてあり、春には、染井吉野や、名前の知らない白い花を咲かせる桜が満開になって、疎水の深い水の色に映って爛漫たる景色となる。
実家の庭に山桜があったときには、この毛虫がよくついた。いま縁石の上を歩いている黒い毛虫は体長が6センチほどもあるけれど、もう少し若い時分には体も小さく赤い色をしていて、その赤い毛虫が、山桜の葉をすべて食べつくし、さらなる食糧を求めて、いっせいに幹を伝い降りだしたのを見たときには、冷や汗が出た。
黒い毛虫は、縁石の上を小道に沿って、ずんずん進んでいく。おそらく、蛹になるために土に潜る場所を探しているのだろうと思う。野菜についてきた青虫を育てていたら、やがて土に潜って蛹になったことを思い出した。
一匹だけかと思ったら、小道の前方を、同じような黒い毛虫が一生懸命横切っているのが見えた。もしかしたらそこらじゅうに毛虫がいるのではないかと思って、急に薄ら寒くなって辺りを見回してみたけれど、その二匹以外にはいないようだった。
さきの毛虫は決まった目的地でもあるかのようにまっすぐ進んでいくのだけれど、あとの毛虫は、もう切羽詰っているのか、小道の端まで来ると、植え込みからこぼれてコンクリートの上にかぶさった土を掘って潜ろうとした。もちろんそんな浅い土の中に潜れるはずもなく、あきらめて、今度は落ち葉の下に潜った。縁石を超えてあと20センチも進めば、深い土があるというのに、言っても伝わらないところがじれったい。
そうこうしているうちに、さきの毛虫はどんどん進んで、こちらは縁石から雑草の生えた地面に降りて、やはり土を掘ろうとしはじめた。しかし、このあたりの地面はどこも固い。柔らかいからだの非力そうな毛虫に掘れるとは思えなかった。しばらく頑張っていたけれどうまくいかず、落ち葉に潜って誤魔化したりしている。
そんなことでうまく蛹になれるのかしらと心配になったけれど、それでもやっぱり桜の木には毎年毛虫がつくのだから、どこか蛹になれる場所があるのかもしれないとも思った。
毛虫たちがどうするのか見届けたいと思ったけれど、きりがないので、あきらめて帰った。
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