新しい電子レンジ

 電子レンジが壊れてしまったので(普通に使おうとしたら、ボンッ、ボンッと変な音がして、レンジの下の方で火花みたいな明かりがチカッ、チカッ…15年以上前の機種です)、新しいのを買いました。
 届いた段ボール箱のまましばらく置いていたら、さっそくみゆちゃんふくちゃんが箱の上に。なにをするでもなく、ふたり並んで、たたずんでいました。

 それにしても、近頃の電子レンジって、回らないんですね。
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東日本大震災

 今回の大地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 連日流れる被災地の映像や、避難所で不安な時間を過ごす人々の姿を見ていると、暖かい家の中でご飯を食べているのが申し訳ない気持ちがする。
 避難所では紙おむつが足りなくて、赤ちゃんが汚れたおむつのままで困っているということがツイッターで流れてきた。うちにも小さな子がいるから、避難所のお母さんたちが困っているのがわかるようで、出来ることならすぐにでも紙おむつを送ってあげたいけれど、個人からの荷物はまだ被災地へは届かない状況であるとも聞くし、そうなると結局、できるのはお金での寄付になるのかしらと思う。
 被災した動物たちのことも心配である。ペットと一緒に入れる避難所は限られているようだし、人への物資も不足しているのだから、当然動物たちの食べ物も不足しているだろう。阪神大震災のときは、父がペットフードを詰め込んだリュックを背負って避難所をたずねたけれど、さすがに東北まではちょっと行けない。
 滋賀の「エンジェルズ」、大阪能勢町の「日本アニマルトラスト」といった動物愛護団体が、被災地の動物たちの救助活動や、ペットの一時預かりといった活動をしているそうである(エンジェルズはペットフードなどの必要物資を避難所まで届けることもしているらしい)。そういった団体を支援することが、被災地へのひとつの支援になると思われる。


動物愛護団体エンジェルズ
日本アニマルトラスト
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贅沢カリカリ

 うちのみゆちゃんふくちゃんは、あまり高くないドライフード(具体的にはスマックのかつお味かまぐろ味)を主食にし、それよりはもう少し割高なドライフードをおやつに食べている。お正月には、猫にとってお正月もなにも関係ないけれど、人間側の気分でおやつ用カリカリを食事のお皿に入れてやった。
 普段は、この贅沢カリカリは私の机の引き出しにしまってあるので、みゆちゃんはよくおねだりに、私の机の上に登ってくる。おねだりといっても何かするわけではなくて、ただ机の上に座ってじっと待っている。ふくちゃんは自分からねだりに来ることはないけれど、みゆちゃんが待っている姿を見ると、同じようにやってきて、机の上に並ぶ。
 狭い机の上に二匹がこちらを向いて座っているから、まるで自分の猫望が厚いかのような錯覚に陥るけれど、猫気があるのは私ではなくおやつなので、引き出しを開けてカリカリを出してやったら最後、食べ終わればもう用はないとばかりにふたりとも何の未練もなく、さっさと向こうへ行ってしまう。
 ときどき、しらばっくれて、ふたりともよく来たね、なでてほしいの?とみゆちゃんふくちゃんを両手で抱き寄せて、二匹のあいだに顔を突っ込んで頬擦りしたりすると、しばらくは我慢しているが、そのうち諦めて、やれやれ、そんなことではないのにな、と真意が伝わらなかった不満を顔に浮かべて、机を降りて行ってしまう。
 そういう複雑な表情をするのはみゆちゃんで、ふくちゃんは、なんだ、おやつじゃにゃかったのかー、ときょとんとした顔で、一緒に降りていく。
 狭い机に並ばれると、さすがに作業がまったく出来ないから、忙しいときには、さっさとおやつを出して、解散してもらうこともある。
 おやつのカリカリの種類はとくに決まっていなくて、粒の中に違った食感の層があるものや、乾しカマや煮干と混じったものなど、そのときの都合で買ってきたものをあげている。どれも見た目に美味しそうであるけれど、袋を開けると、やっぱりキャットフードのにおいがする。その中で、モンプチの、鰹節の混じったパックは、フード特有のにおいではなくかつおの香りがして、人間的にも美味しそうである。みゆちゃんふくちゃんも、熱心に鼻をくんくん近づけてくる。
 おやつの贅沢カリカリを食べたあと、みゆちゃんは、こんにゃのいらにゃい、とばかり、主食のスマックが入っているお皿の周りを、前足で砂をかけるみたいにがりがりかいた。「猫にかまけて」の町田康氏は、本を読んだのがだいぶ前で本も手元にないから少し記憶が曖昧だけれど、この行動を、もっと美味しいものがほしいけれど、もしもらえなかった場合はあとで食べなくちゃならないから隠して取っておこう、というように解釈していたと思う。
こんな風に書いたら、スマックがいまいちみたいだけれど、そんなことは全然なくて、普段は、ふたりともかりかりとご機嫌な音をさせて食べている。
 実家のちゃめは、このあいだ鼻風邪を引いてすっかり食欲がなくなり、何とか食べさせようと美味しいものをいろいろとっかえひっかえあげたけれども、すぐに飽きて食べなくなって、もう年もそんなに若くないから、ちゃめびいきの父をやきもきさせたが、缶詰やレトルトパックのフードは飽きても、スマックは食べたらしい。きっと飽きの来ない味なのかもしれない。
 ちゃめももうすっかり元気になって、以前の食いしん坊に戻り、魚料理の出るたびに食卓に上って、食事を賑やかにさせている。
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「長生きねこのきもち」

 昨日、猫の雑誌「ねこのきもち」から、「長生きねこのきもち」という本が出ました。猫がいつまでも元気で長生きしてほしい、というのは、猫と暮らす人すべての願いだと思いますが、そんな飼い主さんの思いにこたえる、猫と長く楽しく暮らすための秘訣が盛り沢山の本です。
 「ねこのきもち」は定期購読でしか手に入らない雑誌ですが、この「長生きねこのきもち」は全国の本屋さんに並んでいますので、ぜひ手にとってごらんになってくださいね。私のイラストも数点ですが入っています。


 「長生きねこのきもち」の「ぽっちゃり度診断」で、やっぱりふくちゃんはちょっと太り気味…おやつは控えめに、それから遊んであげる時間をもっと作って、エクササイズしようと思います。



長生きねこのきもち (ベネッセ・ムック ねこのきもちブックス)
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ニュー爪とぎ

 前々回に書いたけど、食卓の下の床はふくちゃんの四本爪の跡がいく筋もついてしまったし、それにこどもがミニカーやブロックで作った電車を走らせたり、しょっちゅう物を落としたりするので(大人もときどき落とす)、フローリングの傷対策に、一片が30センチ×30センチくらいでパズルみたいに組み合わせるタイプのスポンジマットを何枚か買って、床が露出している部分に並べてみた。
 まだ並べ終わっていないうちから、ふくちゃんがやってきて、堂々と新しいマットの上で背中を伸ばして、ばりばりと気持ちよさそうに爪をといだ。
 みゆちゃんは、ふくちゃん、そこで爪とぎしていいのかしらとちょっと心配そうな顔をして、少し離れたところで見ていたが、しばらく経ってから、結局ばりばりやる誘惑に抗えなかったらしく、マットの隅のほうで、遠慮がちにばりっばりっと爪をといだ。
 新しいスポンジマットは、買った初日から、ところどころがささくれ立ったようにぼろぼろになってしまった。
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