黒猫さんちゃん

 家のそばの公園には、草や木の生い茂ったところがあって、そこには、数種類のひっつきむしが生えています。茂みの中に、ボールが入ってしまったときなどは大変で、拾いに行くと、くっつきむしだらけになってしまいます。とくに、平べったい三角形をした種が4つから5つほど連なった「アレチヌスビトハギ」は一度くっつくとはがしにくく、厄介です。丈も高く伸びて密生しているので、数歩入っただけでも、靴のひもからズボン、上着まで、びっしりとついてしまいます。
 3年前にまるが脱走したことがあって、公園の茂みの中も探しました。緊急事態なので、くっつきむしなどに躊躇せず踏み込みましたが、あとで服のあちこちについた種を取り除くのに、20分くらいかかりました。
 子どものころは、くっつきむしの種は、遊び道具でした。一番面白いのは、イガイガの形をしたオナモミで、相手に投げてくっつけあって遊びましたが、オナモミは、あまり家の周辺では見かけませんでした。
 かわりに、アレチヌスビトハギはよく生えていて、一度、学校の帰りに、来ていた服にたくさんくっつけて、字や絵の形を作りました。そのまま家に帰ると、母に怒られました。そのときは、一緒に面白がってくれるものと思っていたところを叱られて、がっかりしましたが、今では、怒るのも無理はないと思います。自分の子どもがくっつきむしだらけにして帰ってきたら、私も怒ります。
 家によく遊びに来る猫のうち、黒猫のさんちゃんという女の子がいるのですが(このあたりに黒猫は5匹いるらしく、3番目に認識した子なので、さんちゃんです)、このあいだ、全身くっつきむしだらけにしてやってきました。きっと公園の茂みに入ったのでしょう。背中やおなかはもちろん、おでこやほっぺにまでつけているのが可愛らしく、思わず笑ってしまいました。
 さんちゃんとは、触らしてくれるほど仲良くないので、くっつきむしを取ってあげることができず、歯がゆい感じがしましたが、次に会った時には、自分でなめて取ったのか、自然に落ちたのか、もとのきれいな黒いからだになっていました。
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ねこぬりえ、募集中!

去年に引き続き、今年も仙台のまたたび堂さんで、クリスマスのぬりえコンテストが開催されます。
今回は、私も下絵作家として、fumikotenさん、しょうじこずえさんと一緒に参加します!
応募作品は、お店のギャラリーコーナーに展示され、入賞作品にはプレゼントもありますよ。
ぜひ、ふるってご応募ください♪

くわしくはこちら(下絵もダウンロードできます。)
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猫ぐらし12月号出ました

11月11日に、「猫ぐらし」の12月号が出ましたよ!
「5猫(にゃん)ぐらし」は第三回目です。
みなさま、どうぞ本屋さんでチェックしてください(=^・^=)

まる「どうぞご覧ください~」



こんな感じで載ってます。(わざとボケさせたわけじゃありません…撮影協力:ぼん)




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<日本昔ばにゃし>「浦島猫太郎」

「助けた亀の背中に乗って、浦島猫太郎は竜宮城へ行きました。猫の世界では、地上と海底で時間の流れ方が違うというようなおかしなことは起きなかったので、猫太郎はしばらく竜宮城で遊んだあと、普通に家に帰りました。(玉手箱の中には鰹節が入っていました。)」

ミャウゼにて展示中です~
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ニャンコレ2017春夏

 今日からミャウゼが始まりました。早速、たくさんのお客さんがご来場くださり、会場はにぎわっていましたよ。どうもありがとうございます。
 今回の作品展のテーマは「本の中の猫」ですが、それとは別に、「ニャンコレ2017春夏」のイラストも展示しております。これは、手作り雑貨みみずくさんとのコラボで、みみずくさんがレアな生地を用いて作った猫ちゃん用のスカーフを、私が絵にしました。
 ニャンコレスカーフも実際に展示販売されておりますので、ぜひお手に取って、そのクオリティーの高さを実感してください!






↓モデルはみみずくさんちのすずちゃん。
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ミャウゼはじまります

 明日11月3日から、猫とウィーンコーヒーのイベント「ミャウゼ」が始まります。
会場は、安楽寺客殿「椛」と哲学の道ギャラリー「桜谷町47」の二か所で、私は桜谷町47のほうに作品を置いてもらっています。今日、搬入に行ってきました。
 テーマは「本の中の猫」なので、「フランダースの猫」「マッチ売りの子猫」「浦島猫太郎」「猫版!坊ちゃん(非売品)」などを出しています。
 ギャラリーは、木の自然な形を生かした温かみのある落ち着いた雰囲気ですよ。ぜひお立ち寄りください。





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