新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

わびさびの趣のある…京都奈良の寺院よりも…うんと奈良京都っぽい…多治見の虎渓山永保寺を参拝する!

2020-01-27 06:23:03 | 歴史史跡
巨大仏マニアである
私の主目的は
多治見市虎渓公園の平和観音像を観ることだったんですが…


そのそばにあるので立ち寄った
お寺…

永保寺


…が
実に…実に…素晴らしくて…


治見という…
一見…ジミな街にある
フツーのお寺かと思いきや…
これが…想像以上に
素晴らしくて…素晴らしくて…
まさに…異次元空間…
古に想いを馳せるには十分すぎるほどのシチュエーション

わびさびも
十分に感じられるお寺でして…


奈良京都の寺院よりも
ウンと奈良京都っぽい…



なによりも奈良京都の有名寺院のように
行けば甲高い畳みかけるような声が聞こえてくるような
中国人に占拠されてるどころか…

どこにも
中国人の姿はありません!!



わびさびを…
日本の趣を感じたい
参拝客がぽつん!ぽつん!!といるだけ…


なんか…
このお寺…
初めて足を踏み入れたのに
なんか聞いたことのある気がする…
たじみ」だけに「なじみ」のある
お寺だなあ…
と思えば…


多感な高校生時代…
読み漁った五木寛之さんの「青春の門」
大学生になれば…
伊吹信介(登場人物ね!)のような…
光源氏??のような生活が待っていると思ってた…
(現実は、都心に1時間半もかかる錆びれた田舎町で住んでいましたので…
伊吹信介(登場人物ね!)のような日々では、まったく!!まったくありませんでしたが…笑)


私、その作家、五木寛之さんに憧れて
金沢を旅し、わざわざ五木寛之さんがよく通っていたという
喫茶店にも行ったことがあるほど
五木寛之さんの著は
若い頃、源氏鶏太さんの著書と並んで
読み漁った思い出がありまして…
(ほとんど図書館で借りてましたけど…)


そんな憧れの
五木寛之さんの著書
「五木寛之の百寺巡礼」第4巻

紹介され書き綴られていた
お寺だったんですね…


どうりで…永保寺…

きき「たじみ」…もとい…
きき「なじみ」があった訳だ…



まさかの
多治見で
時空を超えて
憧れの五木寛之さんが参拝した
お寺を同じように巡礼できるなんて…

巨大仏マニアでよかった???



さて
永保寺は

山号は…虎渓山



虎渓山永保寺
鎌倉時代に開かれた禅寺
虎渓の名称は開祖である夢窓疎石がこの地を訪れた際
中国蘆山の虎渓(世界遺産)の風景に似ていたといったことに由来するとか…


ホント
中国人はまったくいないのに…
中国廬山にいるような気分になるのよ!!

…とか言いながら
中国廬山に行ったことはないけど




開山は仏徳禅師


それらが
1313年の頃のことらしい…


いやあ、700年ほどの歴史があるお寺…
まさに…古に想いを馳せるには十分すぎるほどのシチュエーション





歴史を感じるマップ…
めちゃめちゃ広そうで…








ここから…
入って…





ひたすら…ひらすら…続く急な下り坂…
静粛なる森の木々に囲まれて
物の怪がでてきても不思議でないほど…
背筋がぞっとする???
いや…それ以上に
強烈すぎるほど続く下り坂に
帰りはこれを登って帰るのかと思う方が
物の怪よりも背筋がぞっとしました…










ここ滑るんだ…









受験生が…ここで滑ったらさまにならない…
受験生はより慎重に…
私も…弱ってる足腰…
転んで…ここで立ち上がれなかったら
あまり…人通りのないこの参道…
そのまま…物の怪になってしまいかねないので…
ここは慎重に…慎重に…


落石注意…






よく…車を走らせると
この標識を目にしますよね…

いつも思う…
これって
どうやって注意すればいいんだろう??
落石に注意してたら
前方不注意になってしまうやん!!


ここで
落石に注意してると
足を滑らせて…そのまま物の怪になってしまうかもしれないじゃん!!…笑


いや…
よくみると
「落石注意」のレベルを超えていました!!…驚!!


「Danger」!!!
キケン…キケンのレベル
です!!!







仏像が…頭に落ちてきて
頭をぶつぞう!!!…

そんな危険のレベルであるようで…汗



かと言えば
足元は…
階段が一部壊れているようで…




確かに…





頭上に注意
足元に注意…



目が二つでは
とてもじゃないが足りない状況で…
まるで…
参拝というよりも
探検気分…
日中というのに…薄暗く…薄暗く…
野ざらしの仏像が…
より…そういった雰囲気に否が応でもさせてくれます
実にシュールな世界観…








そんな中を
10分ほどは下ったでしょうか…
気持ちはもっと長く感じたけど…

突然…開けて…





そこに広がるは
まるで…中国廬山にいてるような
とてもじゃないが日本に…ジミな多治見にいてるとは思えない…ほどの…
まるで異次元空間…


素晴らしく美しい光景が目の前に広がる!!
まさに絶景!!
この美しさは…もう感動もの…








屋根の反りが見事な建物が
国宝の観音堂…










観音堂の前にかかる橋は

無際橋


なんでも無際橋を渡って
観音堂に足を踏み入れた…そこが…あの世であるらしく…
あの世に…行ったからには…
この世に戻ってくるのには…もう一度
無際橋を渡ってこの世に戻るのが…本来…の参拝の筋…らしいんだけど…

そのときはそんなことを知らなかった私…

…無際橋を渡ったままで…
確か…帰りは…
無際橋には戻らなかったような…汗…


ってことは…私…あの世にいきっぱなし…であるのかも???


これが臥龍池にかかる
無際橋













私が…あの世に足を踏み入れた瞬間…





あれ以来
私の話し言葉がやや乱暴になったような…

誰に声をかけても
初めの言葉は…
あのよー、…」…笑…

口癖のよーに…
口にしてるかも…???


観音堂の東にある小島にあった小さい堂宇…




これがあったために…橋を渡らずに(橋に戻らずに)

本堂へ行っちゃって…

「あの世」にいったまま…になっちゃったんだな…


話を永保寺に戻して


岩の上に建つのは
六角堂…







中には千体地蔵が祀られているとか…




この岩盤は「梵音巌」と名付けられていて…
小さい滝が流れているんだな…








知らずに
あの世に行ったまま…汗
境内をあちこちと…


僧堂…座禅堂…





立ち入ることはできませんが
おそらく…この奥の建物かと…


本堂…






の前の大イチョウ…








本堂にて…



合掌…




庫裏には




虎の絵が…




虎の表情を見る限り
今年の阪神タイガースは
行けそうな気がする!!…笑


急な坂を上ると
観音堂を見下ろすことができて…
これまた…絶景…








国宝

開山堂




1352年に
な、なんと…足利尊氏が建立したとされるとか…
建立は南北朝時代…驚!


権現造りでありまして
写真の三間四方の礼堂の先に無窓国師と仏徳禅師の塑像がある一間四方の祠堂があるそうな…












ディズニーの
「白雪姫」の「ハイ・ホー」の歌詞を
コク・ホー」に替えて


♪コク・ホー コク・ホー ラララランランラン~



と歌えばご機嫌…笑


「びんづる」様





古来、身体の悪いところと同じ箇所をなでることで治ると信じられているとか…


肉離れ防止のために
ふくらはぎ…
大腸炎にならないように
お腹…
ボケないように頭…


いやいや…
気が付けば…全身撫でまわしていました…笑


六角堂…裏側にある
地蔵菩薩様…





あっ、六角堂の近くには
行けないようになっております…




せっかくろっかく堂に近づこうと勾配のキツイ坂をのぼっても
入れません!!
近づけそうな気がしたのは私の「さっかく」でした…




「光明天皇勅願所」





光明天皇…
鎌倉時代の天皇ですね…


虎渓山永保寺の塔頭寺院の一つである
臨済宗南禅寺派の禅宗寺院

保壽院





















永保寺のそばを流れるのは


土岐川…








こに「龍浮淵」と呼ばれる場所があって


その昔、結婚式などで数多くのお膳などが必要になった時に
「何日にお膳を幾つ貸して下さい」
と紙に書いて龍浮淵に流すと
当日には龍神様が河岸に揃えてくれていたという伝説があるとか…

それが由来で
なんでもよいパートナーに出合う
縁結びのパワースポットとしても知られているとか…


てっきり
嫌なことは…水に流して…
楽しかったときは…ひと土岐…もとい…ひと…だった
みたいな…縁切りのパワースポットかと思いきや
私の予想とは
真逆でしたね…



最後に
「この世」とは思えない
「あの世」のような絶景をば…
もう一度…




















さてさて
絶景の感動の後には
恐怖の…恐怖の…
薄暗い森の中の小道を
ひたすら…登っていくことが待っている…



まさに…
物の怪でもでそうな…薄暗さ…

うわっ!!出ました!出ました!!
この…明らかに人のよーな
顔してますよね…









めちゃこわいわー!!
めちゃこわいわー!!
めちゃこわいわー!!

いわ…だけにね…苦笑



はい…好きにいわせといて…苦笑




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