「なんと(710)立派な平城京」のゴロ合わせで覚えた平城京が、
「国営平城宮跡歴史公園」「県営平城宮跡歴史公園」となって、どんどん、いろいろなものが復原されている2022年
「なんと(710)立派な平城京」に行ってきた話の続き
ここまで紹介してきたとおり
「「なんと(710)広い平城宮」
広すぎて…広すぎて…北東の外れにある平城宮跡遺構展示館には、ほとんど人がいなかったんですが…
もっといない…誰もいなかったのが
平城宮跡遺構展示館のすぐ近くにある
平城宮跡推定宮内省
今回は、ここの紹介をば
かつてこの地に設けられていたと推定される「宮内省」の建物が、ここに復元されているんだな…
平城では、二官八省と呼ばれる役所がありまして
今と同じ仕組み、律令制における中央行政組織でありまして
二官というのは神祇官と太政官
その太政官の下に左弁官の中務、式部、治部・民部の4省と、右弁官の兵部 、刑部、大蔵、宮内の八省があって
その中の「宮内省」がここにあったと推測され、このように建物が復原されている訳
「推定宮内省」とあるので、絶対ここにあった…と言い切れるものではないけど、たぶん、ここにあったんじゃないかな…といった感じなんでしょう
発掘調査の結果、奈良時代の間にも何度も建て替えられている事がわかっていて、これらの建物は奈良時代後半の「宮内省」を再現したものらしい…
宮内省は現在の宮内庁と同様、天皇家の身の回りに関わる業務を行う役所であったよう…
築地塀…どうやらこの塀で「宮内省」を囲っていたよう…ここでは、全部囲われず、一部の塀が復原されてる
この築地塀の門をくぐって、敷地内へ
「すいてい(推定)宮内省」が「すいている宮内省」じゃないかと思えるくらい誰もいない…
敷地内には檜皮葺の脇殿や倉庫などの建物が復原されていまして
一部、中が覗けるようになってまして
内部にかつての役人の執務で用いられたと推定されている椅子・机・書類を置いた棚厨子などが再現されておいてありました
役所の仕事についての解説パネル
机は正倉院宝物(多足机)を参考に復原されたとのこと
役所の道具の解説パネル
ここは、ぜひとも当時の雰囲気をより醸し出す「役所にお勤めの人々」の等身大人形が欲しかった…
まあ、イラストはあったけど…
奥の方の建物は倉庫なのか…扉はしまっておりました
この建物、(南殿だと思われる…2つ連なっていました)は、日陰になってて、風が吹き抜けて、実に気持ちいい
風通しがめちゃよいのよ!!
さて、この宮内省の中心的建物であると思われる
「正殿」については復原されておらず、礎石のみが置かれていました…
いやあ、礎石だけ残っていて建物がないだけに、風が通って気持ちがいい…
ホント、風通しがよいのよ!風通しがよいのよ!風通しがよいのよ!
それに比べたら、今の政治家のみなさんの「風通し」の悪いこと…
新興宗教との関連性、オリンピック関連の後だしじゃんけん的に露わになった、お金にまつわるキタナイ話…国民の反対を押し切ってやっちゃう国葬に莫大な税金を投入…
もう、政治をこの青空のこの礎石の上に腰かけて、国会とかやったら…さすがに、居眠りする国会議員はいなくなると思うよ…
真夏は熱中症の危険性があるから、水分補給だけは忘れずにして…真冬は、防寒をしっかりしてもらって…
ここでやれば、国民の苦しみがよくわかるはず???
ホント、日本の政治はよくない…よくない…よ宮内(くない)
はい、お後がよろしいようで…
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