織田信孝が自害したとされる美浜町にある安養院に行く…

源義朝公は平治の乱で平家と戦って破れ
本拠地である坂東に落ち延びる途中


東海道を下ってきた源義朝が…
この地で長田忠致のもとに身を寄せるが…

長田忠致は平家からの恩賞目当てに
入浴中の義朝を襲い…斬る！！



この野間の地で入浴中に討たれてしまいました…




そんな源義朝公が眠る





源氏ゆかりのお寺
野間大坊…

正式名称は…

鶴林山大御堂寺







この野間大坊には源義朝公の他にも
源平にゆかりの人物が祀られております…
それは、平清盛の継母、池禅尼

池禅尼は源頼朝の助命をして命を救った人物らしいことから
頼朝は父義朝とともに供養塔を建立したとか…








さらには、源義朝の第一の郎党
鎌田政清の供養塔も










もう…まわりは
源平にゆかりの人物の供養塔が源義朝の墓の周りに建立されているのですが…





その中に混じって

源平時代とは…なんの関わりもないんだけど…


まるで、平治の乱を義朝公とともに戦い
そして敗れ
一緒に落ち延びる道中をともにしたかのように…
源義朝公の廟の隣には…


織田信長の三男、織田信孝のお墓


…が
その敷地内に
まるで
源義朝公の第二の郎党のように…




ひっそりと佇んでいるんですよ…















織田信孝は信長死後の政権争い…
これは、映画「清須会議」でみたかな…


その後

羽柴秀吉が柴田勝家を攻めた賤ヶ岳の戦いの際に、織田信孝は羽柴秀吉に対して挙兵…
しかし、羽柴秀吉側についていた兄・織田信雄によって、織田信孝の居城、岐阜城を包囲され
頼みの柴田勝家も北ノ庄城で自害すると…降伏…


織田信孝は野間大坊に送られて、織田信雄によってその地で自害・切腹させられたとのこと…

なんでも
織田信孝は切腹の際、
腹をかき切って腸をつかみ出して、床の間にかかっていた梅の掛け軸に投げつけたとか…





その場所が…
野間大坊から１００メートルも離れていない場所にあるお寺



もともとは野間大坊の一院であったとされる



安養院








お正月らしさで
にぎわっていた野間大坊…
鶴林山大御堂寺とは…うってかわって




１月２日と…
初詣客で賑わいそうなのに
このお寺は
織田信孝の無念が表出されてるがごとく
ひっそりとしていました…



























「むかしより主をうつみの野間なればむくいを待てや羽柴筑前」


の辞世の句を残し、無念のうちに自害したとされる織田信孝


（羽柴筑前とは秀吉のこと…）








本堂前には推定樹齢６５０年のソテツ



…ってことは
織田信孝も…このソテツを眺めながら

自害直前に
…何かしら感じていたに違いない…



…と悠久の歴史のロマンに想いを馳せながら…









本堂にて合掌！











「むかしより主をうつみの野間なればむくいを待てや羽柴筑前」


？？？


この句の中の…織田信孝の…秀吉への恨み…は…置いといて…





「内海」を「討つ身」と掛けている…洒落心ある…この句のすばらしさ…






さらには


長田忠致に裏切られた源義朝とかけている…洒落心ある…この句のすばらしさ



亡くなる前の辞世の句…



この句を詠んだのは
自害する直前だったと思われるのに…この心の平静さ…驚！！！




ましてや…



切腹の際、
腹をかき切って「腸」をつかみ出して、投げつけた？？？らしい…



私なりに…
この秀吉を恨む気持ちを除かせていただいて…


その他の…この

織田信孝に見習って



「ひでぇ（ひどい）めにあっても…よし！！」



略して

「ひで…よし」（秀吉…笑）


…と思って…


私も…
どんなひどい目にあっても…
どえらい目に遭わされても
常に…心の平静さを保ち…




これからの人生


「絶好…腸！！」


…でいきたいものだ！！…笑



それなりに
オチも決まって…


チャンチャン！！！