さてさて、東大寺にて
こんな案内看板が目に飛び込んできたのよ
通常非公開の「戒壇院千手堂」の特別公開
私「特別」とか「限定」と言う言葉に弱いのよ!!
つい「特別」とか「限定」ときくと、飛びついて、たいしていらないものでも、買っちゃう傾向にあるのよ!!
特別公開…ってことは、このチャンスにみておかないと…死ぬまで二度と拝めないかも知れない
ご本尊の厨子入千手観音菩薩像
四天王像・鑑真和上像
「特別」という言葉に躍らされる私…
入堂料、別途600円しちゃうんだけども
なんでも千手堂東隣にある戒壇堂が、保存修理及び耐震化工事のため、2022
年7月1日から約3年間の予定で拝観停止となり、それに代わり公開されることになっているとか…戒壇堂の中にお祀りされている天平時代の傑作・四天王立像は東大寺ミュージアムに仮住まいされているようで
東大寺ミュージアムのチケットは大仏殿とのセット券ですでに買ってあるので、後のお楽しみ…
さてさて、二月堂から一気に大仏殿を挟んで反対側にある
「戒壇院千手堂」へと、徒歩でとほとほと
奈良の代名詞、鹿(しか)を眺めながら…ついでに、足元の鹿の糞に注意しながら
いやあ、シカはかわいいよね!!たしかに!!
おお、親子連れ…
悪いことをすると、お母さんにしかられますよ!これからの人生、しっかりと生きていくんだぞ!と親目線!
もう、あんまりかわいいので…あんまりかわいいので…あんまりかわいいので…おじいちゃんが孫にお菓子を買い与える感覚で、「しかせんべい」を買っちゃいました…
「しかせんべい」を買った途端…穏やかだったシカの眼光がぎらつく…
いや、一匹じゃない…数頭が私を追いかけてくる!!
もう、殺気立った感じ…
若い時、もし女の子たちが、この鹿たちのように、私を追いかけてきたとしても、快感には思わないだろう…
もう、殺気立っているのよ!!
「しかせんべい」を一枚、あげたから満足って感じじゃないのよ…
私の上着をも、かじる!かじる!!
私の上着は、どうみても「しかせんべい」にみえないのに…
逃げる私…追いかけてくるシカ…ああ、こんなふうには、女の子にも追いかけられたくない…
「しかせんべい」をデニムのポケットに入れても奴らは、それを知っている…
奴らは私の下半身を狙い打ち!!
シカの興奮ぶりがヤバすぎる!!ヤバすぎる!!
下半身を狙われてる私
デニムから割れかけた「しかせんべい」を取り出す
このシカ…もう、ドラッグでもやっているかのように…
目がいっちゃってる!!
「カネの切れ目が縁の切れ目」
「鹿せんべいの切れ目が縁の切れ目」
私のもっていた鹿せんべいを、全部食い尽くすと、シカは去っていきました!!
恐るべき…シカ…
さて、歩いて…歩いて…いや、シカに追いかけられた時は、小走りして…
「戒壇院千手堂」へと
さて、堂内はここも撮影禁止…
私が感じたままに感想をば…
鎌倉時代のものなのに…厨子の色が鮮やかすぎる!!とまず驚いたのですが、これは1998年の火災で損傷してしまったらしく、現在の彩色画は復元でござんした…
千手観音菩薩は金ぴかでした…なんか豪華で、江戸時代くらいのものかと思えば、これも鎌倉時代
奈良を中心に活躍した仏師集団・善派の作とされ、千手堂建立と同時期に制作されたとか…
堂内右奥には、東大寺に日本初の戒壇を設けた、唐の高僧・鑑真和上坐像も…
と、ここで、ふと気づく…
ないのである…デニムのポケットに入れておいた大仏殿とのセット券で購入した東大寺ミュージアムの入場チケットが
慌ててカバンの中にないか、ごそごそと…財布の中にもみつからない…それどころか、お堂の中で慌ててカバンをごそごそしだしたものだから、堂内のスタッフのおじさんからは、まるで不審者をみるかのような視線が私に送られている
やはり…ない…わざわざ取り出しにくい財布にしまわず…デニムのポケットに入れた…はっきりとした記憶が…
ここで、記憶が繋がった…犯人は私に襲い掛かった
こいつらだ…しつこく私の下半身を狙ったこいつらだ…
慌てていたため、デニムのポケットにしかせんべいと東大寺ミュージアムの入場チケットを一緒にいれてしまっていたのだ…
ああ、どこで落としてしまったのか…
ひょっとしたら、このシカに食べられてしまったのかも…
ああ、千手観音菩薩様、
私は不審者ではありません!カバンの中から、けん銃やナイフを取り出したりしません!!
東大寺ミュージアムの入場チケットがないのです…
また600円払うことになっちゃうのです…
ただ、ただ、懇願するように…手を合わせて、お堂をあとにする…
ひょっとしたら、落ちていないかと…気に掛けて足元を見ながら引き返していたら
大仏殿の正面あたり…「しかせんべい」が、ちょうど、なくなって、シカと分かれたところに、な、なんとその半券が落ちていたのです…
ここは大仏殿の目の前…
おそらく、「奈良の大仏」さまが、誰かに拾われぬよう、シカに食べられるよう、見守っていてくれたに違いない…
そして「戒壇院千手堂」の千手観音菩薩さまの千もある手の中の一つを差し伸べて、私に、そこに落ちているよと、そっと教えてくれていたに違いない…
「奈良の大仏」さま…そして、「戒壇院千手堂」の千手観音菩薩さま…
素晴らしいパワーの持ち主であります…
みなさんも、ぜひ手を合わせに、東大寺の「大仏殿」と「戒壇院千手堂」へ参拝しに…おでかけくださいませ…笑
いいことあるかもよ!!
私は、な、なんと…失くしていた…落としてしまっていた半券が戻ってきましたからね…
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