新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021年末…得三で「上田正樹 R&B BAND この熱い魂はあの頃のまま Tour 2021」…第1部

2023-05-14 06:40:24 | ライブ

2021年…12月
この年みるラストライブの〆は…

今池、得三…にて

何かとクマのよう、ここにに頻繁に出没した私…

新型コロナウイルスに振り回されてクマった!クマったとか言いながら

2021年、最後に得三に出没したのが

「上田正樹 R&B BAND この熱い魂はあの頃のまま Tour 2021」


上田正樹さん
そして有山じゅんじさん


思い返せば
私の高校生時代に
衝撃を受けたのが
名盤「ぼちぼちいこか」

「大阪へ出て来てから」
「梅田からナンバまで」

そして、名曲中の名曲「とったらあかん」

この頃
大好きだったローリングストーンズがブルースに影響を受けてるってことを知って
ロバートジョンソンとかマディ・ウォーターズとか
訳の分からない英語で歌ってるのを聴いて
正直何もわかってないのに
これが「ブルース」なんや!
めちゃかっこいいやん!
と背伸びして聴いていた音楽のフレーズ


即ちブルースの曲調でありながら、そのブルースを
めちゃ分かりやすい日本語で歌っていたのが
憂歌団であり
この上田正樹さん、有山じゅんじさんだったんだな…
もうハマった!ハマった!!

そんな日本語で歌われるブルースに
衝撃を受けてから…ウン十年…


私にとって
上田正樹さんと有山じゅんじさんは
神様のようなもの
なのよ…


そんな神様をこのコロナ禍の2021年でも年末に得三で拝める…


「来年は、少なくとも今年よりいい年になりますように」って拝まなきゃ!拝まなきゃ!!


ということで
年末の大掃除…
この日はお休みにして…



行ってきました
得三


バンドメンバーは

上田正樹さん
有山じゅんじさんに
コーラス、ボーカルはYoshie.Nさん
キーボードに堺敦生さん
ベースは樋沢達彦さん
ドラムにKenny Mosleyさんの5人編成


ではでは
2021年12月末に行われた


「上田正樹 R&B BAND この熱い魂はあの頃のまま Tour 2021」
のライブレポ
をば

まずは、元気いっぱいファンキーな曲から

「Soul Power」


ソウルフルに歌い上げる
ときおりシャウトも挟みながら
ホント、ファンキーでカッコいい

英語で歌い始め、歌詞の2番は、日本語で

ファンキーなご機嫌なリズムに乗りながら歌い…

後半の間奏では、早速メンバー紹介

世界に誇るピアニスト…右手と左手…全く違う動きで驚きとまず紹介するは堺敦生さん…紹介は、日本語の後、英語でも添えて

50年くらい一緒に過ごしてます…彼が僕の全財産と紹介するのは、有山じゅんじさん!

日本で唯一人自分のグルーブをもっている…もっとも尊敬するベーシストと樋沢達彦さん

樋沢達彦さんは、それに応えるようにベースのソロを演奏し

続いてはドラムソロ

アメリカのコロラド出身、日本に来て長い、本当の意味でのソウル・ブラザーズと紹介するはKenny Mosleyさん

続いては、美しい伸びやかな高らかな歌声、圧巻の唄声、声の伸びが素晴らしすぎる、そんな歌声で魅了するYoshie.Nさん

それをみながら

横須賀出身の次世代の…次世代の…次世代のR&Bシンガーと、Yoshie.Nさんを紹介する上田正樹さん

それにしても
のっけから
ファンキーに
ソウルフルに歌う上田正樹さん
えっ??70歳はすでに超えてるの???
なんてふうには、ステージみてると
全然思えない…
もうアツイ!アツイ!!
元気!元気!!
甘くてハスキーな唯一無二の上田正樹さんの唄声が
響き渡る

もう、いきなり素晴らしすぎるほどのグルーブ感

 

ドラムのロールから始まる

「Soul to Soul 」

いやあ、ソウルってかっこええなあ
上田正樹さん、かっこええなあって心から思える曲
ミディアムテンポの曲調の中に
壮大さも感じられる

唄は囁いていたかと思えばシャウトする
まさに上田正樹ワールド全開のソウルフルナンバー
そこに絶妙に絡むYoshie.Nさんのハモリ…伸びやかなYoshie.Nさんの唄声


5人で作り上げられる
グルーブ感は最高!!

 

歌い終えて上田正樹さん

「R&Bは凄く大好きです…みんなに教えたい…歌はこれです…ソウル!、 Wilson Pickett、B.B.KING、Rufus Thomasなどの曲、それをやりたい…以上です…」

と言葉にして

「Wilson Pickett、もっともR&Bでシャウトのできる外国人でした」と

 

続いては、Wilson Pickettの曲

「In the Midnight Hour」

確実な安定したリズムを刻むKenny Mosleyさんのドラムと樋沢達彦さんのベース

それにのって、ファンキーに上田正樹さんがシャウトするソウルフルなノリノリなナンバー

間奏では、彩る堺敦生さんが鍵盤を奏でる響きが…もうタマラナイ!!

その後には、自然な流れで樋沢達彦さんのベース

サビはYoshie.Nさんや有山じゅんじさんがハモる中、上田正樹さんのシャウトがめちゃかっこよくて…

「これがWilson Pickettの歌です!これを伝承していきたい!」と語りながら、曲の後半に行くにしたがって盛り上がるグルーブ感…

そしてシャウトする上田正樹さんがタマラナイ!

 

続いては、B.B.KINGの曲、

「B.B.KINGの「B.B.KING&Sons Live」というアルバムの中に、僕の声が入っている…以上、報告終わります」

と言いながらも、さらにB.B.KINGと一緒にやった曲の想い出を語り

「彼も亡くなってしまった…追悼の意味もこめて」と

 

B.B.KINGの

「Feiing Fine」

上田正樹さんが歌い、それに被さるようにハモリを聴かせるYoshie.Nさんの高らかで伸びやかな、それでいてソウルフルな歌声

間奏では思いきり堺敦生さんのピアノがフューチャーされて、その後に続く魅了されるほどの旋律を奏でる有山じゅんじさん

曲の後半に行くにしたがって,高々にシャウトし、畳みかけるような上田正樹さんのボーカル!

 

歌い終えて上田正樹さん、次の曲へと

 

「素晴らしいシンガー、Rufus Thomas、大阪にこんな感じのおじいちゃんがいっぱいいます…素晴らしいフォーマルなおじいちゃんのスタイルで、上は縮みかかったシャツで下はステテコ、腹巻もしている…そんな大阪のおじいちゃんに似てるRufus Thomasのナンバーを」と

 

「Do the Funky Penguin」

ファンキーで元気いっぱい…72歳なんて絶対に思えない!思えない!!

ソウルフルに歌う!歌う!!…実にパワフルに!!

間奏は、上田正樹さんのパワフルさに負けないように、跳ねるように弾むように堺敦生さんの指先が鍵盤の上で踊る!躍る!!

その後に続くブルースフィーリング満載の有山さんの奏でる旋律!!

演奏を終え、ディスコ的にやりたかったと上田正樹さん

「形と違って、気持ちが大事やねん!でも、気持ち一発だけでよく人生をいきてこれたな」と笑いながら

 

「Lets it Shine On」(陽よ、昇れ)

有山じゅんじさんと上田正樹さんが絶妙なバランスで、一緒に歌い出す…

で2番は、Yoshie.Nさんが実にソウルフルに…

この歌を聴いていると自然に、元気が出てくる私のお気に入りの歌

間奏は堺敦生さん鍵盤が彩り。有山さんの歩むような郷愁感溢れるエレキの響き…

サビは3人でハコいっぱいに伝わる絶妙なハモリ

 

来年は「ぼちぼちいこかpart2」を作ろうかとか言いながら、50年も作ってないけど…と笑わせる

「ぼちぼちいこか」を知ってる人?知らない人??と客席に声を掛けて、一言

「あんまり知らん方がええかもしれん」…笑

 

「買い物にでも行きまへんか」

上田正樹さんと有山じゅんじさんが交互に歌う

有山さんの粘り気のあるボーカルが、これまた心地よい

堺敦生さんのキーボードで奏でる旋律が
ジャージーで
雰囲気をめちゃ醸し出していいんだよね…

そしてサビのYoshie.Nさんのコーラス、ハモリがまた心地よくて


♪買い物にでも行きまへんか~


この歌のサビは強烈で
何度私の人生の中で…
口ずさんだことか…

だって

♪Come on 買いもん Come on 買いもん~ですよ!!

昨年から話題席巻の「コロナ、くるな」と同じような韻の響き???で
つい歌っちゃいたくなる!!


上田正樹さんがシャウト!シャウト!!アツイ!アツイ!!!
サビはメンバーみんなで


♪Come on 買いもん Come on 買いもん~

 

「どんどんいこか」と声を掛けてる上田正樹さんの横で

「いつのまにか年の瀬で、早いな…」と縁側でお茶をすすってるご年輩の方のようなことを口にしてる有山さん…

それを受けて上田正樹さん

「このくらいの歳になると…ある人が言ってた…「一杯、茶を飲んだら年が過ぎる」って…まだ、その域には達していません!!」…笑

 

「あこがれの北新地」


上田正樹さん、有山じゅんじさんのダブルボーカルで「ぼちぼちいこか」に染められて…なんという贅沢な時間
有山さんのギターソロが高校生だった当時を彷彿させて…なんともイイ感じ
勉強放ったらかしで…一日中聴いていた高校生のよーな気分で
耳を傾けながら


間奏はジャージーな
堺敦生さんの奏でる旋律が
贅沢さをより醸し出す…

サビは、有山さん、Yoshie.Nさんのダブルハモリ…


♪あー あこがれの あー あこがれの 北新地~

グルーブ感と言ったら
それはそれは最高でして

なんだか
ここ得三が北新地に思えてきた…
ホステスのおねーちゃんはいないけど…

でも私にとって
この演奏がホステスのオネーチャンのようなものですけど…

今のこのご時世
ホステスのオネーチャンと濃厚接触したら…
ひょっとしたら大変なことにもなりかねませんしね…

歌は「カンセン」せーへんやろ!!…笑…「カンセイ(歓声)」は起きるけど…

「ええかんじでしょう」と上田正樹さん

「若干、これを知ってる年代の人がいてることが凄く嬉しい…なんでかというと何各国か旅して行ってるけど、だいたい週末、遊んでいるのはこれくらいの世代…若い子はお金をもっていない…もう1回、そういう国にしたい」と語り、さらに

ホントは休まんでもよかったけど、この年代、心筋梗塞とか不整脈とかでるみたいなことが起きてもいけないので、インターミッションをとることを告げ

「本当はここにいるはずの人ブルースハープの妹尾隆一郎、ずっと一緒にやろう!やろう!って言ってたのに、世界で3本の指に入るブルースハープの一人者…今日は年末やから、でも得三の扉からは入ってきいへん!換気扇から入ってくる…笑…換気扇から妹尾隆一郎がここに入ってきます」と

突然
機関車の汽笛の音が聞こえ
その後に聴こえてくるのは
妹尾隆一郎さんのブルースハープ
その音色がしっとりと郷愁感を漂わせながらb
この「得三」のハコを包み込む…
スローなバラード


「500マイル」



上田正樹さんが歌う

歌詞の1番は英語で…2番は日本語で…歌う上田正樹さん
その歌声は、「得三」のハコに満ち満ちていく感じで
「得三 」の床に壁に…そして私の心に沁みる!沁みる!!


2番以降のサビは
有山じゅんじさん、Yoshie.Nさんも一緒に歌う


間奏の泣きの有山じゅんじさんのギターがタマラナイ…
実に感動的!!


ホント鳥肌ものの演奏で…
気分もウンと若返って
もう感動に感動に包まれて


曲のラストは
妹尾隆一郎さん のブルースハープが響き渡って
それが心に沁みて沁みて
至福の時だったのでした!

 

思えば「得三」まで「500マイル」の道のり???笑…

いや電車で乗り継いできただけだけど
きて、本当によかったな…と

もう第一部で満足感いっぱいだけど…

 

休憩挟んで第2部へと…続く…